8.後味悪っ!!もう二度と見るか!! 【みかん星人】さん 0点(2001-08-09 07:44:06) (良:1票)(笑:1票) |
《改行表示》 7. いやー…エクソシストを観終わった…。 しかし、もう何度くらい観ただろう? 幼少の頃……震えながら観てた時期から数えても、もう相当な回数だ。 それなのに、未だ新鮮な恐怖を得てるってのは、やっぱりこの映画が「本物」だからなんだろうと思う。 映画の中でメリン神父が言う。 「(彼女の)中に居る悪魔は多数を装っても一人だ。 決して悪魔に騙されてはならない。 会話をするな、必要以上の言葉を交わすな。 奴らは嘘に真実を織り交ぜて、我々を混乱させる。」 多数を装いつつも、実は悪魔は単独……なるほど。 嘘に真実を入れる…まさに詐欺やペテン師の極意だなぁと納得。 そして、この映画は「神秘主義」でありながらも「科学的」な側面を見せる。 ある意味この映画自体が「エクソシストに出てくる悪魔的」とも言える。 混乱させる、惑わせる「本物」であるがゆえに、両極端の視点を決して捨てないのだろう。 作品に、デミアン・カラス神父が居る。 年老いた母親を想い「何とかしてあげたい」との葛藤がある。 そして、精神も疲弊してるせいか信仰にも疑問を持ちだした。 いつも疲れた表情を見せているカラス神父。 そのデミアン・カラスが、ただただ切なく、そして悲しいのは…きっと俺の年齢が彼に近くなったのもあるのかもしれない。 母親の件も…職に対する信仰の件も…うん。 この年齢になって考えてない奴は、きっと居ないだろうから…彼の疲弊が痛いほどに伝わってくる。 そして冒頭から出てくる「シルバーのメダル」がある。 これは、カラス神父も付けていたんだが、紋章はイエスを抱くヨセフの姿だった。 たぶん、これは「父性」を表現してるのかな、と思えた。 悪魔に憑依されたリーガンも、カラス神父も母子家庭というのは同じだから、そこに「作品の根底となるテーマ」が隠れている気がしてならない。 いやー、やっぱりすごい。 年齢を重ねると、作品から受け取れる精神情緒も、日々の生活で得てた情報から新発見がある。 50代で新発見できるってのは、本当に凄い作品だなぁーと思う。 なんにせよ、この作品が如何に凄い「本物」なのか?…その監督に焦点を絞ろう。 そう、本物の中の本物…「ウィリアム・フリードキン」監督。 この「本物」の意味は、本当に「何かに、このオッサン憑依されてたんじゃないか?」って意味。 あの制作時って、現在と国交もまったく違ってたし、倫理概念やコンプラもまったく違ってて「制作したい」と思っても出来る状況、許される状況じゃなかったのに、それを押し通した精神性、執念は、計り知れないほどのクレイジーさ。 例えば、ざっと… 常に少女の部屋の室温を息が白くなるように、と氷点下にするとか、当時はアメリカと国交が無かったイラクで撮影するとか。 俳優に内緒でピアノ線で引きずり倒し大怪我をさせるとか…休憩中の俳優(カラス神父)の傍で実弾を発砲して驚く表情を捉える(撮影後フリードキンは爆笑してたらしいw)とか、更にはラストで…スタッフに隠し撮りをさせた上で、本物の神父に「ちゃんと演技せぇや!」とビンタを食らわせ、動揺して落ち込む姿を捉え苦悶のシーンにするとか、まさに鬼畜のごとき所業。 アンタ、カーちゃんに怒られるで!と言いたいw けどけどけど、これだけ凄い監督でも、ずーっと着いて来てるスタッフは居ないらしい。 そりゃそーだw けど、俺は想うのだ。 確実に「映画を創る世界に狂人はいる」と。 そう、フリードキンにこそ悪魔が憑依していたのではないか?と。 ンなわきゃねーか……多分w 【映画の奴隷】さん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2020-12-23 12:06:20) (良:1票) |
6.私が勝手に想像していたホラーものとは少し違った感じだった。じわ~とくる怖さというか。普段ホラーはほとんど見ないので、勝手にホラーといえばゾンビだったりジェイソンだったり、とある意味無差別殺人鬼っぽいやつだと思っていたが、こういった見せ方もあるんだなあ、と思った。たぶんこれ子供の時見てたらやばいだろうなあ。大人になった今では、ただ怖いだけでなく色々考えさせらる映画でした。 【あしたかこ】さん 8点(2004-09-01 03:21:33) (良:1票) |
《改行表示》 5.2000年の公開当時は「なんで今頃エクソシスト?」と思ったが、あらためてDVDで観直してみて、なんとなく監督の意図がわかった気がする。 冒頭の発掘シーンはフセイン政権前のイラクでの撮影だった。それ自体、今(2004年)の目で観ると非常にシニカルなものだ。ディレクターズカット版の製作当時にはイラク戦争の影もなかったはずだが、同時多発テロ以降のアメリカの覇権主義・武力威圧政策が顕著になっている時期であり、アフガニスタンへの武力攻撃などで多くの民間人が犠牲になった。そしてそれは今もイラクで続いている。 映画のテーマはキリスト教的な宗教観に基づいた「善と悪の対立」である。そして、監督及び原作者の意図は「最終的な善の勝利」であると私は確信している。古くから中東・北アフリカのいわゆるオリエントでは、善と悪の対立を根底に持つ宗教が普遍的だった。ゾロアスター教を出すまでもなく、それらの考え方は生活に根強く影響を与え、ユダヤ教やキリスト教やイスラム教の成立に影響を与えている。 ここで「悪」をどう定義づけるかで、映画の思想も大きく偏向したものになってしまう。具体的な「オサマ・ビン・ラディン」や「タリバン」などというものであるはずがない。まして「911のテロリスト」でもあるわけがない。彼らのやったことが好いはずないし、罪のない民間人を巻き込んだテロは憎むべきものである。しかし、もし映画の中で、それらを「悪」の正体と決めつけてしまった場合、結果的に、アメリカが主導したすべての戦争行為を正当化してしまうことになるのではないか? フリードキンはそんなために映画を再編集したのではあるまい。 それは、監督自身の解説で、「悪と戦うための武器は、小さな十字架と聖水とラテン語の聖書、そして、ことばや心である」という趣旨のことを語っている。決して軍隊による戦争を肯定しているとは思えない。穿った見方をすれば「信仰心をもって小さな爆弾を身にまとい自爆テロを敢行する人間」を肯定するかのように受け取れるかもしれないが、ことばや心を重視するのなら決してそんなことはありえない。 この映画は単なるオカルト映画ではない。善はどうあるべきか、悪と戦うにはどうあるべきか、心の平穏を取り戻すにはどうするべきかを観客に訴えているのではないだろうか。ぜひ、DVDで、一度ストーリーを鑑賞した後、再び監督の解説とともに観ることをおすすめする。 【オオカミ】さん 8点(2004-07-10 23:38:20) (良:1票) |
4.ある女の子とデートで見に行った映画。前の日、深夜バイト明けで行ったからか眠くて眠くて…。ごめん、俺ホラー大嫌いなんだ。。。案の定、自分にとっては見るに耐えない映画でした。。。 【T橋.COM】さん 0点(2004-01-21 23:37:10) (笑:1票) |
3.高校の時、友達がエクソシスト~!とか言って、逆ブリッジで歩いて遊んでいたが、2日後、体中がイテ~とかってもがいてた....。言わんこっちゃない。これもエクソシスト魔力か。 |
2.この映画を観ていつも思うのですが、悪魔に取り憑かれたら、首を一回転しても死なないのでしょうか? 【イマジン】さん 7点(2002-03-08 22:28:14) (良:1票) |
1.昔、兄に拷問のように何度も見せられ、あのフレーズを聞くたびにトラウマ少年になってました。とにかくこのR・ブレア嬢の演技。すんごいんですが、凄すぎて逆に心配になります。グリーンのゲロンパは吐くわ、強烈インパクトのメイクはさせられるわ、最後には首が回るわでもう人間扱いされてません。ディレクターズカットということで全体的に心理的怖さを追求されたようですが、ちらっちら出てくるサブリミナル効果が気になってそれどころじゃありませんでした。とりあえず、リンダ嬢(もう、おばさんかな)にはまっとうな人生を送っていただきたいです。なーむー。 【さかQ】さん 6点(2001-06-26 06:29:26) (良:1票) |