4.《ネタバレ》 最新作が公開される関係で、期待値ゼロでやむを得ず鑑賞。 どんなに酷い作品が待っているのかと思ったら、意外と普通に見られるレベルといえるかもしれない(もっとも高い評価はできないが)。 クルマについては詳しくないので、アクションの凄さのレベルがよく分からないが、ボケッと眺めていればそれなりに飽きずに楽しむことができた。 ラストのレースも意外ときちんと仕上がっているのではないか。 ヘンテコな日本・東京が描かれるのは、突っ込む方が野暮といえるかもしれない。 カーアクション作品や犯罪モノなので、必ずしもリアルな東京を描かれる必要はない。 むしろ、「ウワバキ」などの謎のやり取りや「学ラン姿のアメリカ人」を楽しむことができるので、ヘンテコさが一つの売りともいえるのではないか。 リアルで精緻な東京が描かれたら、それはそれで面白みが減ると思われる。 ストーリーは「トップガン」や「ベストキッド」の流れを汲むような“基本”に忠実となっている。 『友情や恋愛を絡ませながら、友人の死や挫折を経験して、それを乗り越えてライバルを倒す』という王道路線が描かれている。 しかし、友情、恋愛、挫折の乗り越え方もいずれも中途半端という印象。 メインがカーアクションとはいえ、もうちょっと工夫しないと良作にはなりようもない。 “GAIJIN”も有名なので単語だけ使ってみましたというレベル。 あまりこれに関わりすぎると、メインが疎(おろそ)かになるので、バランスが難しいが、やはり何か物足りない仕上りだ。 外人としての孤独や疎外感を描きながら、“クルマ”を通しての外人と日本人との交流・融合といった視点を付加してみると、もっと評価できる作品に仕上がったように思われる。 これでは、あえて東京を舞台にする必要があったのかいうほどのレベルだ。 鑑賞前は北川景子がそれなりに重い役柄を演じているとずっと思っていたが、まさかここまで空気だったとは思わなかった。 これも収穫といえば収穫だろうか。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-11 00:48:45) (良:2票) |
3.「ワイルド・スピード」シリーズは、大味で荒削りなアクション映画シリーズだが、もはやそういう安直な荒々しさが「味」になっており、結構好きである。 ただし、このパート3だけは、何故だか日本が舞台で、主要キャラクターも殆ど登場せず、シリーズの時系列からも唯一脱線していたため、完全な“番外編”としてスルーしていた。
実際、“番外編”というのはまさにその通りで、映画としての「路線」そのものが明らかに他のシリーズ作品とは異なっている。 言うなれば、想定外にオーソドックスな“ベストキッド”的映画に仕上がっていると思う。
問題児の主人公が、殆ど意味不明に日本の高校へ“強制転校”させられ、異文化社会での孤立感もそこそに、転校初日に早速“ドリフト”に邂逅する。 そこで何故か、流れ者のハンに見初められ、ドリフト技術を仕込まれていく。
正直、この映画だけ観れば、ストーリー展開のあらゆる部分に脈略がなく、入り込める余地は無いと思う。 しかし、他のシリーズ作品観た上で今作の鑑賞に至ると、一つのドラマ性が見えてくる。 無論それは、シリーズのレギュラーキャラクターであるハンの存在だ。
ヴィン・ディーゼルのチームの一員として世界各地であらゆる修羅場を乗り越えてきたハンが、何故に日本に流れ着き、ヤクザ相手の危険な仕事に手を染め、不意に出会ったアメリカ人高校生に対して運転技術を仕込もうと思ったのか。
結局、その言動の理由は明確にされぬまま、彼は悲劇的な末路を辿るわけだが、シリーズのファンとしては、やはりこの“番外編”のストーリーは気になるところだ。 そして、ラストのヴィン・ディーゼルの“弔いカメオ出演”は、意外にじんわりする。
追記。 主人公役のショーン・ブラック。どこかで聞いた名前だと思ったら、「スリング・ブレイド」の少年役かあ。昔は可愛かったのに、大きくなったというか、老けたなあ……。 【鉄腕麗人】さん [地上波(吹替)] 5点(2013-07-08 23:54:59) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 東京が舞台で出演者が違うということで、正直敬遠していた作品でした。でももうすぐ最新作(EURO MISSION)が公開されるし、結構お気に入りのシリーズになったということもあって、鑑賞してみることに。見終わった感想は、あれ?意外と面白いじゃないか、でした。レースシーンは迫力満点だし、もはや日本の伝統文化といってもいいドリフトは芸術そのもので、とにかく視覚的に大いに楽しめた。で、個人的に一番びっくりしたのは、渋谷でのカーアクション!日本の渋谷でこんなシーンが撮影できるなんて、すっげぇー!と驚嘆しまくりでしたよ。でも後で調べたらあれって、別の所で撮影して合成したんだそうです。それでも違和感なく見れたのはその技術の水準の高さ故だし、まったく問題ないでしょう。ただこの作品の気になった点は、せっかく東京が舞台なのに、重要な役割の出演者がほぼ生粋の日本人でないところですかね。せめてヒロインかハンの役どころは日本人にしてほしかったです。あ!ハンで思い出したけどこのハン役の人、別の役柄で同シリーズのMAXとMEGA・MAXに出演してますよね。どうでもいいけどwww |
1.怪しい日本人がワラワラでてくるので全体的に変。それほど間違った日本の描き方してないけど変。1、2はそれなりに話は作りこんでたものの今回のストーリーは無理やりでどうでもいい内容。日本で収益上げようという魂胆見え見えのアホ映画でした。でもそれなりにレースシーンは迫力あります。ドリフト好きなら必見ですね 【ライトニングボルト】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-01-06 18:01:24) (笑:1票) |