《改行表示》 4.《ネタバレ》 いやもう、キリアン・マーフィー渾身のおネエぶりにただただ脱帽。終盤へ向かうにつれだんだんメイクの腕が上がって?、ゴージャス美人に仕上がってんの。この完成度の高さよ。 キリアン扮するキトゥンはナイーブでとても優しい。このタイプの人にありがちな迫害にも遭いますが、いつも健気に明るい。痛々しいほどに。ただ、全体の筆致は軽くさくさくと展開し、キトゥンにしても幼なじみの友人たちとはずっと良い関係だし実父とも和解できたりするのですよね。ラストの妙な明るさは不思議なくらい。 喜劇と言うにはつらく、でも悲劇という言葉もキトゥン自身が否定しそうな、ちょっとどこに観方を置いたらいいのかわかんなくなるような不思議な感触のお話でした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-03 23:26:06) |
3.キリアン・マーフィーを観ると思い出す作品。私の中では彼の代表作です。彼の印象が強過ぎてストーリーにインパクトが残ってませんが。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-11-23 23:02:45) |
《改行表示》 2.見てるうちにキトゥンがだんだん綺麗に見えてきてしまった。登場人物みんな心に深い傷を負ってるけど前向きに生きてるっていうようなエンディングで、後味はまあ悪くないですね。感情移入はできなかったですけどね。。。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-11 18:54:38) |
1.《ネタバレ》 なんだか不思議な感覚が残る映画だった。決してつまらないわけではないのに、どうも主人公と物語に同調できなかった。「愛」ただひとつそれだけ求めて生きている主人公キトゥン。彼が主体性無く木の葉みたいにひらりんゆらりんと生きている姿はなかなか悲しい。このさみしんぼちゃんの人生背景には、差別と北アイルランド紛争の悲しい歴史が敷かれている。それでも目標めがけて突っ走るでもなく、自分を慕う幼なじみや父もちゃんと存在したりで、冷たさ、厳しさ、温かさの感触が宙ぶらりんな印象。でも、あのごつい輪郭でゲイを演じたキリアン・マーフィは一見の価値あり。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-18 17:20:09) |