6.人々の日常が淡々と、穏やかな映像美のなか交錯してゆく。フランスの片田舎のあふれんばかりの陽光と木々の緑。しっとりした邸宅。わんぱくな男の子と金髪縦ロールの女の子。挿入される音楽はなし。時折蜂の羽音がぷん、と耳をつく。うらうらと暖かい陽射しのなかでなんと心地よい音だろう。懐かしくて美しくてみんなの午睡にいっしょに引き込まれそうな心地よい退屈。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-09-01 00:15:33) |
《改行表示》 5.どのシーンを切り取っても絵のように美しい、というか印象派の絵をそのまま映画にしたような感じです。 静かで穏やかで優しくて、見ると癒されるといったような気もします。 息子一家や娘と賑やかに過ごしたあと、老画家が一人自分の手を見つめながら同時に老いを見つめるあたりは切なくて涙が出てしまいます。この老画家のかもし出す雰囲気がまた素晴らしく、言葉ではなく映像が雄弁に語るというのがよ~く分かりました。味わい深い 作品です。 【キリコ】さん 8点(2004-10-19 20:30:16) (良:1票) |
4.魔法のように美しいカメラワークと老いた父親の寂しさが胸にこたえる。 【mimi】さん 8点(2003-11-08 21:41:25) |
3.今は亡き淀川先生が絶賛されていましたっけ。私もベスト1とは言わないまでも好きな作品です。特別重大事件がおきるワケでもなく、ただ淡々と流れていく老紳士の田舎での暮らしぶりが眠りに落ちていく時のように心地良かったです。年とって観たらまた違った味わいがあるのでしょうね。 【コウ】さん 8点(2003-03-16 02:33:43) |
2.田舎の家の風景が素晴らしい。しっとりとしたやさしさが伝わってくる作品だ。 【Tomo】さん 8点(2002-02-24 19:10:09) |
1.パリ郊外。樹木の葉が黄色く色づくある日曜日。年とった画家が住む邸宅の内外の佇まい。そこへ実直な息子夫婦が孫を連れてやってくる・・・。物静かな佇まいの中にしみじみと語られる、さりげない会話に人生が滲み出る。このフランス映画独自の世界は何ものにも代えがたい貴重なもの。そしてワンカット・ワンカットが老画家の印象派絵画そのものの美しさ。 【ドラえもん】さん 8点(2000-11-26 21:58:25) |