《改行表示》 6.《ネタバレ》 以前「君に読む物語」を観た時に「純愛ド直球ラブ・ファンタジー」と 書いたが、この映画も、そんな印象。リアルであるかどうかは、問題ではない。 森の地名や静流の病名などを明らかにしない事は、意図的な配慮だろう。 自分の心の中で「ただ一度のキスと思えるほどのキスをしているのか?」 「ただ一度の恋と言えるほどの恋をしているのか?」…と問い直せばいい。 まあ、ファンタジーとは言え、病院まで背負って走ったら、 揺さぶられて病状悪化するだろうな…なんて事も思うけども。 「絶対いい女になってみせる」いや、すでに充分過ぎるほど可愛らしい!。 それ以上、何処を変えようと?。「胸だって、お尻だって…」いや、 だから、そんな必要ないでしょ?!今のままで君は充分…などと考えていると、 むしろストーリーに入っていけない。 「恋」ゆえに静流が薬の服用を意図的に止めたのかは、ハッキリ言及されない。 「命がけの恋」を設定したいのは分かるが、この場合の(服用で左右される)成長は 身体であり精神ではない。本当の「恋」なら身体的変化は、問題にならないのだが。 ミユキを目指す事を止める、服用は続ける、写真の能力開花、実績、個展、 精神的に成長、瀬川くんとNYで再会、「お尻も胸も小さいけど、こんな私だけど…」 二人は幸せに暮らしました…じゃ、ダメ?。 【じょるる】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-11-22 03:00:25) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 このストーリーにリアリティは無い。あんな美人二人の間にいながら、しかも同棲(彼女は下宿と言っとりました)しながら、何事もなく卒業まで過ごすなんてありえない。あんなに爛漫に「好きな人が好きな人を、好きになりたい」とか言える人も現実にはいないだろう。でも、最後までしんみりと観てしまったのは役者たちの魅力です。めがねを取ったらハッとするほど美人って、大昔から使い古されたネタを堂々とやってくれて、それを可愛いと思ってしまった自分の負けです。彼女の死には自分も相当に落胆しました。ストーリーは4点。宮崎あおいに+1点。黒木メイサと上原美佐の水着に+1点。メガネを取った宮崎あおいに、大サービスでさらに+1点。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-18 02:28:49) (良:1票) |
4.大体の恋愛映画って、男か女どちらかが妙にイラっと来ることが多い中、この映画は男女ともあくがなく、自然でとても良かった。良かったけど、あの病気はないでしょう。ウソ臭すぎる。それまで、せっかく映画に引き込まれていたのに、一気に現実に戻され冷めた感じになっちゃった。それと邦画にありがちな、”死んで涙”ってのもあまり好きじゃない。ハッピーエンドにしてよと。という事で、大体の邦画の恋愛ものは低評価になりがちなんだけど、これは、大学生活の話はすごくほのぼの見れ楽しめたのでこの点数です。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-03-03 01:13:30) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 とても美しい映画でした。美しい森、それを切り取ったすばらしい写真。両主役も魅力的です。宮崎あおいはかわいかったし、演出も巧みでした。最初と最後を比べるとほんとに成長したみたいでした。玉木宏も好感がもてる演技でした。ただ最後、穴ばかりの嘘なんかつかずに、せめて生前に会ってほしかった。あれでは誠人には絶望と後悔しか残らないと思います。鑑賞後、涙も出ず、重い気持ちになりました。 【エスカルゴ】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-08-01 15:32:01) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 いやね、普段だったらこんな莫迦げた内容の恋愛映画は切り捨てちゃうんだけど、まぁとにかく宮崎あおいちゃんの可愛いこと!眼鏡をとった瞬間なんて、思わず「カワイイ…」と呟いてしまうほどで、もうそれだけで7点献上です。ストーリーはリアリティの欠片もないベタ設定で、人が死ねば泣けるだろうという日本映画の悪い面が出ている。また、主役二人以外のキャラクターの描き込みがほとんどないため、友人たちなんて何のために出てきたのかよく分からないくらい。突っ込みどころをあげたらキリがなく、大学生にもなって同棲している女の子に手を出さないなんて、どんだけ純情なんだよ!とか、病気の友達をおぶって病院に連れて行こうとするバカ学生らが大使館やら外資系なんかに勤めらるわけないだろ!とか、身ひとつでNYに行って、そんな簡単にスタジオに就職できたり、個展を開けるほど世の中甘くないよ!などと、ありえね~展開の連続には眩暈がするが、あおいちゃんのプロモとしてはマジ最高デス! 【フライボーイ】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-07-27 00:19:11) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 どんな形であれ、やはり“別れ”というものは、哀しくて、切ない。 奇しくも二週連続で、たまらなく切なくなる“別れ”を描いた映画を観た。 互いに心の中に悩みやコンプレックスを持つ二人が、出会い、惹かれ合い、寄り添う。 ただひとつの恋、ただひとつのキスに、自らの人生のすべてを、そして、“少女”から“女性”へ駆け抜けるように「成長」するヒロインを演じる宮崎あおいは、文字通り可憐で美しい。 対して、主人公を演じる玉木宏は、自らの美貌ももちろんだが、とても良い意味で相手役の女優の魅力を際立たせることができる俳優だと思う。今作でも、宮崎あおいの魅力を最大限に引き立てると共に、コンプレックスを抱えるナイーブで心優しい青年を好演していた。 同原作者(市川拓司)の秀作「いま、会いにゆきます」ほどストーリーにインパクトはないが、二人の姿を描く何気ないワンシーンに心が和み、微笑が生まれる。次第に心から二人の幸せを願いたくなる。 それ故に、殊更に物語の顛末の切なさは膨らむ。 主人公たちの悲しみは、深く果てしないだろう。でも、彼らは決して不幸ではない。 “別れ”とそれによる“哀しみ”がどうやったって避けられないものなら、せめて哀しみの後に微笑むことができる人生を送りたい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-11-11 18:13:43) (良:1票) |