6.社会派ルメットが実際にあった事件を映画にしたものだが、社会批判を随所に見せながらも犯人VS警察(FBI)の心理戦を軸にすることでなかなかの娯楽作品となっている。ソニーのどうしようもない家族の描写に、環境が犯罪をつくる、ということを伝えたいのかと思ったがそうではないように思う。ソニーは遺書で家族への愛を語っていますから。メディア批判もありますが、それも大きなテーマではなく付随したものにすぎない。きっとルメットは弱者をつくる社会そのものに対する憤りを実際の事件に感じたのだと思う。ソニーはゲイでありサルは無教養。外国に逃げるのにどこがいいかと問われてワイオミングと答えるサル、このシーンがなんとも痛々しい。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-04 19:10:22) (良:2票) |
5.なんか銀行強盗コントみたい。公開当時に見ていれば拳振り上げて興奮できたんだろうか? 「アティーカ!アティーカ!」と言うのは、1971年ニューヨーク州立アッティカ刑務所で暴動が起こり、囚人に多数の死傷者が出た事件。銃を持った警官たちに取り囲まれ、お前たちアティーカと同じ事を俺たちにするのかって意味かと。 ちなみに、ジョンレノンの歌で「Attica State」というのがあります。それから、チャールズダニングは、その後「暴動刑務所アッティカ 」に出演してます。俺はうんちく王か(笑) 【虎尾】さん 6点(2004-01-08 02:17:51) (笑:2票) |
4.子供の頃TV洋画劇場で観て衝撃を覚えた一作。その後何年もたって彼らのモデルである本人たちの映像を見て、あの映画は実話だった事を知りさらに衝撃。事件が起きてから事件が終わるまでの時間しか描いていないのにも関わらず、ソニーが語る会話の端々からソニーのこれまでの人生、生活が徐々に浮き彫りにされてくる。そして銀行の外へ目を向ければその風景には米国の世相、社会情勢がしっかり語られている。俳優陣の演技も衝撃モノ、この当時のアルパチーノは神のような存在感。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-24 22:46:10) (良:1票) |
3.綿密な計画、浮世離れしたハイテク武器、仲間との連携、スマートな身のこなし、邪魔者を削除する冷酷さ、映画でよく見かける犯人像とは対極にある三人です。一人は怖気づいて逃げ、一人はワイオミングを外国と思うお粗末な仲間を持つリーダーのソニー。妻とゲイの愛人との電話から漂う彼の絶望感にうっかり同情してしまいそうになります。行員達や野次馬達の態度に彼は自分の気持ちが理解されていると勘違いしたのでしょうが、空港で彼を一顧だにしない行員達に、苦しさに負けて罪を犯す事は同情される事ではない事を彼は思い知らされ、自分も気づかされます。サルと行員を見送るパチーノの眼差しはパチーノ名シーンの一つで忘れられません。実話がベースでなかったら10点でした。 |
2.ん!面白かった!!こういう雰囲気の映画って好きです。淡々と進む系。ってかアルが若くてカッコイイねぇw素敵です!熱演ぶりも凄かった!!軽い気持ちで観たのに、いつの間にか必死こいて観ちゃいましたよ。オバカな銀行強盗やね~(笑)アルに感情移入してしまったのは、監督の力量&アルの演技力の影響なんだろうなぁ...凄いお二人です。みなさんは、くれぐれもノープランの銀行強盗はやめましょう(笑) 【Ronny】さん 8点(2004-02-28 00:59:30) (笑:1票) |
1.そりゃ泣きたくもなるわなぁ、パチーノさんよ。こんだけ身内が馬鹿ばっかりじゃ・・・悲惨じゃのぉ、哀れじゃのぉ。ジョン・カザールも悲しいのぉ。切なくなるほど間抜けじゃのぉ。・・・嗚呼、神様、どうかこの盆暗どもをお救いください。一時だけでいいんです。・・・ダメですか。 【モートルの玉】さん 9点(2003-08-16 17:15:56) (笑:1票) |