9.とにかく表現がグロい。舞台でやるならまだ見られるのかもしれないが、これを映画としてリアルな映像で表現することに意味を感じません。その他の演出を見ても、なんだか中途半端。人物の行動に疑問を多く感じるのは、原作云々よりも見せ方が下手なんでしょう。誰一人善人がいない徹底した救いのなさで、よくまあこんなもんを3時間弱の尺を使って作ったもんだ。延々と憎しみの言葉を聴かされても堪らんのだよ。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 0点(2006-06-14 19:16:46) (良:2票) |
8.ててて、手から枝がーーーーーーーー!!!おかーーーーさーーーーん!!!! (泣) 【マミゴスチン】さん 6点(2005-03-14 05:21:55) (笑:2票) |
7.オープニング、甲冑を着た兵士達がザックザック行進してきたと思ったらバイクや車が出てきて「?」。『宇宙戦艦ヤマト』の適役に出てきそうなマントを翻す黒尽くめの軍服を始め、衣装・セット・情景の美しさや時々挿入されるコラージュ画が素晴らしい。結構シビアな場面なのにズンチャッ、ズンチャッ♪と楽しい音楽が鳴るギャップも嫌いじゃなかったりする。現代なんだか古代なんだか、異次元世界にポ~ンといとも簡単に放り込まれてしまい、最後まで画面に釘付けでした。登場人物も多めでテンポの良いストーリー運びなのに、置いてけぼりを食う事無く見られたのが自分でもびっくりでした。お話は暗くて重いどんよりなどっちもどっちの復讐劇で最後も爽快感はない(本当は「タイタスかんばれ!超がんばれ!」って思いそうなのを敢えて我慢してたw)んだけど、観賞後に充実感の残る映画でした。 【リン】さん 9点(2005-02-01 06:10:42) (良:1票) |
6.夜の1時過ぎに見始めた。真っ暗な部屋の中でTV画面の中で起こることだけが圧倒的な存在感を放っていた。時代性を超越した斬新な時代考証や美術、大仰で愚かで残酷極まりない血で血を洗う復讐劇、アンソニー・ホプキンスの血を吐くような凄まじい演技。ともすれば滑稽でやりすぎな自作自演劇になりかねない物語を、ここまで見ごたえのある大河ドラマに仕上げた監督の手腕。演劇畑で養われたその力量。口を開けたまま、瞳孔が開く程に2時間半見入った。完全に怪しい人になっていた。気付くと明け方だった。精神的な震えが止まらなかった。あああ凄いもんみちゃったなー、と。ズタズタの陰惨凄惨シザーハンズ姿にされた娘の画が頭から離れないまま、鬱状態で出勤した。沈んだまま仕事をした。結局あの映像は1週間頭から離れなかった。大好きだけど、2度観る勇気の湧かない作品。どうやら一般的に「表層的な煽情性しかない」とこき下ろす意見が多いようですが(それもよく分かります。確かに過剰なまでのヴィジュアル先行作品ですしね)、私にとってはこの作品は内臓の奥、骨の髄まで染み入り侵すほどの衝撃作でした。 【ひのと】さん 9点(2004-01-24 14:26:05) (良:1票) |
5.すごいの一言、美術、衣装、映像、雰囲気どれも完璧に作られており、映画の中の世界に入り込んだら、すぐに抜け出す事ができないような作品です。ただ物語としてはすべてタイタスの蒔いた種、自業自得、因果応報な感じでした。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-11-08 23:57:49) (良:1票) |
4.ジュリー・テイモアの監督作品ということで期待して観に行ったんだけど、観終わってとにかく疲れた。グロいシーンをやたら甘美な雰囲気の映像にしてるのがその要因かと。今まで観たことのないタイプの映画ではあったけど、もう一度観たいとは思わない。それにしても……、杖で地面に名前を書くのはもっと早く気づくだろ!!(苦笑) 【ムーディーマニア】さん 5点(2003-02-20 00:27:04) (良:1票) |
3.舞台「ライオン・キング」の(あの動物の動き!!)演出をやった人の監督作って事で期待して観た。やはり原作/他作品を知らないとこの監督が「タイタス・アンドロニカス」をどのように料理したのかがわからんと思う。シェイクスピアなら「オセロ」など四大悲劇の方が有名だけど、昔オリバー・パーカーって人が撮ったマトリックスのローレンス・フィッシュバーンがオセロ演じてるヤツで、「ナンじゃこりゃ!芝居がちっともリアルじゃねーじゃん!!」とうなだれてたら、後から舞台劇を忠実に再現(台詞も場面も)したと知って衝撃を受けた事があった。つまり見慣れている人ならばフムフムと、演じる俳優の力量を比べる・・・といった楽しみもできるワケですね。シェイクスピア作品の映画化という時点で映画としてクセがあります。観客を選びます。ディカプリオのロミオは許せてもこの「タイカス」は許せない人は多い。 【シュールなサンタ】さん 5点(2003-02-09 10:37:35) (良:1票) |
2.この映画くらい賛否の分れる作品もあまりないのではないでしょうか。私はCSで途中から観たので、(タイタスがローマに凱旋して、タモラがローマ皇后になる所から)、あまり大見得切っては言えませんが、非常に面白い、いい映画だと思います。もちろん好みは人それぞれ分かれるので、誰にも奨められる作品じゃないかも知れない。そしてこの作品に対するいろんな批判、不平も聞いたけれど、なんだかそういう諸々の問題も包含してしまうくらい、この作品は力のある、いい映画だと言いきってしまっていい程の魅力があると思う。アメリカでも(少なくとも最初は)不評で、悪趣味だとかいろいろ言われたらしいが、けっして懲りずに、もう一度いい企画を持って映画を撮ってほしい(この映画の女性監督に)。 【ベリンモン】さん 9点(2002-07-06 00:36:48) (良:1票) |
1.古代かと思うと現代で、どこで何が起こっているのかも分からず、こういうのは苦手です。シェークスビアの原作を元にしたシュールな映画という印象しか残らず、これはB級映画でしょう。 |