5.僕はこのような高校時代をすごし損ねたタイプの男だったので、今になって疑似体験できて、しかもタイムリープしまくりでなんども体験できて、心地よかったです。 映画って、いわゆるタイムリープなんですね。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-09-06 22:10:48) (良:2票) |
4.グイグイ引き込まれてラストまで中だるみも無く一気に楽しめました。とても理想的なリメイクではないでしょうか。
個人的に素晴らしいと思うのは、この映画の「世界観」の充実ぶり。平たく言えば背景が素晴らしいと思います。 背景の1枚1枚が、この魅力的な物語をさらに充実させ、単なる「背景」では終わらず「世界観」と「物語」を形作っています。
冒頭で出てくる坂道の商店街などはその最たるもの。地形(ちょっと危険すぎないか?)はもちろん、機会仕掛けの時計や通行人、空を飛んでいるヘリなど、一つ一つが意味を持ってストーリーを物語っています。 アニメーションは実写と違い、真っ白な紙をスタート地点としているからこそ、ここまで意味を持たせられるんでしょうかね。いい加減な実写作品よりも遥かにロケーションを重視しているように思います。
背景の素晴らしさは挙げればキリがないほどあるんですが、もう一つ思ったのは、それらの背景を、何度も何度も繰り返し見せているということ。 タイムリープしているのはマコトだけではなく、背景も一緒に複数の時間を繰り返している。 そして、リープするごとにその背景に、微妙な「差」が現れているんですね。 前回そこにいた人が、今回はいなくなっていたり(小津安二郎的演出!)。全く違う時間帯(とくに夕方が素晴らしい)の、光の具合が変わっていたり。同じ時間であったとしてもリープするごとに違うアングルで描写していたり。 そして先に挙げた「坂道の商店街」は、前半で描写された要素が、後半になると全く違う意味を持ってストーリーを語り始めます。こういうのを巧い伏線と言うんでしょうね。
ここまで背景にこだわっていても、背景そのものが主役になることなく、キャラや物語を引き立てる役割を果たしているということも凄い。いやーお見事です。
Y字路の「ここから」という道路標識はかなり露骨すぎて、そこはやり過ぎだとは思いましたけどね。 ここ数年の映画で、ここまで繊細に「世界観」を描ききった映画も、そう無いんじゃないでしょうか。 傑作!! 【ゆうろう】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-04-24 01:07:56) (良:1票) |
3.この映画に完璧って言葉はなんか似合わないが、 しかし完璧だと思う。
登場人物、全員が一生懸命で、愛しくて。 これらの人物を実写で、役者さんが演じていたら どこかウソっぽく見えてしまい ここまで共感できなかった。 この世界観はアニメだからこそ表現できたんだろう。
ぼくはこの映画を見て教えられたことがたくさん有る。 それを言ってしまえばネタバレになるから言わないけど、 どれも、当たり前のことで、優しい言葉だ。 多くの人がこの映画を見てその言葉たちを知ってほしい。
【デイ・トリッパー】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-12-14 22:03:34) (良:1票) |
2.こういう質の高いアニメが日本にある事を誇らしく思います。主人公の明るい躍動感と静かな夏の日の風景が印象的。大人になって観ると切ないですね~笑ったりウルウルしたり思いっ切り感情移入しちゃった…。取り戻せない過去を自覚する事で人間は成長するのかな。未来に何の不安も抱いてなかった時代が懐かしい。また何年か経って観賞したい作品です。 【Tweety】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-12-26 18:56:59) (良:1票) |
1.主人公の喜び、悲しみがよく描かれていたと思う。主人公の喜びとは、仲の良い友人らとなんとなくつるむことであり、悲しみとは、このなんとなく感じる幸せが近いうち終わってしまうということになんとなく気づいていることだと思う。 【SOS】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-09-13 14:23:35) (良:1票) |