7.脳天突き刺す楽しさ。 ファッション好きにはたまらない。 よくぞ我々の為にコレを作ってくれたものだ。
素晴らしくハイセンス。 しかも全部給料つぎ込む勢いならば ギリギリでオフィスレディーに届く範囲のスタイルを提供してくれる。 まるで映画のファッション雑誌。 同じストーリーでいいから、毎年毎季節リメークしてほしい。 ハイセンスなスタイルで働く日常の女性軍を見ることは、 パリコレのステージのモデル達を見るよりもはるかに楽しい。
ストーリーはつっこみどころ満載だが、そこに捕らわれて説明過剰になることもなく 勢いがあって、むしろ潔良い。 オープニングで、美女達が朝起きて颯爽と下着を着け服を着て靴を履き化粧をして町へ繰り出す姿。 日常の美しい女の緊張感。 これほど輝くものなのか。 これほど爽快なものなのか。
デビル(メリル)は後半になればなるほどノッてくる。 最初は101デビルの香がしたが、ラストには完全な別人格のデビルの完成を得ていた。 見事。
【夢の中】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-15 14:24:12) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 原作のオチがいまいちなところは、社内の人事抗争を絡めて上手くカバーしていた。ミランダの悪魔っぷりが、より鮮明に表現されていたと思う。ニューヨークやパリの美しい風景と華やかな業界の雰囲気に、ゴージャスなファッションが洪水のようになだれ込み、ややベタなBGMでテンポアップすれば、それだけで腹八分目くらいにはなる。一番の見所はメリルのすっぴん顔か。常識や善悪を超越したミランダの「悪魔」ぶりは最高にいかしている。ミランダは実はいい人なのか。いやいや、あれは本当に本能のままに振舞っているだけで、部下を鍛えようとか、そういう好意的な意図は皆無と思いたい。その方が断然面白いからね。最後の紹介状も、彼女としてはただ単に、思っていることを書いただけであろう。そして「あなたと私は似ている」からこそ、お互いに認め合いつつ、違う道を歩む。実に爽快なラストであった。よく考えると「ウォール街」の女性版ですな。仕事にファッションと、いかにも大人の女性向けのようではあるが、男子学生やニート君たちにもお薦めかもしれない。やはり人間いろいろとやってみないと、本当の自分というのはわからないのではないか、と本作を観て思う。しかし劇場に男一人で来ているのは私一人であった。そりゃそうか。アンのセリフにも登場したが、イケメンライターのモデルはジェイ・マキナニーっぽい。本作の成功に比べると、「再会の街」は悲惨なデキであった。彼は今何をやっているのだろうか。本作は華やかで爽快で、ストーリー、演出ともに優れた心温まる快作である。しかしもう少しエグいところがあっても良かったかな。That’s all! 【わいえす】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-12-20 13:33:45) (良:1票) |
5.世紀の名作!とは言わないけど、今の自分がとても共感できる内容でした。 働く(戦う)女性の今って感じの内容です。女同士の戦いって紹介されているけれど、アンハサウェイがメリルストリープに挑み、成長していくって話かな。 仕事に夢中になりすぎて、恋人と上手く行かなくなったりとかリアルだよねぇ。日本でもアメリカでも、そんなに変わらないんですかね。お友達も恋人も、アンディがのめりこんでいくのがステキなファッション♪おしゃれにめざめたOLな私、ではなく、凄まじく仕事の出来る上司との息を抜けない緊張感の中での仕事だってことに、理解してくれないんですね。 前半の冴えないアンディの青いセーターに対するミランダの「その青は私達がここで選らんだ色」だというセリフ、後半のアンディがミランダを擁護して言う「彼女が男性だったなら、人々は有能な人だというでしょう」というセリフがとてもよかったです。仕事に対する誇りと、上司に対する尊敬と理解ですね。 ラストシーンで、アンディがピンヒールをはいて歩いていくところもいいです。 あー、アンディの恋人と、ちょっかい出してくる人のどちらも素敵でないところだけ減点 【なつこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-11-26 22:55:17) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 あんね、前半はほんまに良かったんよ。ああゆう煌びやかなファッションの世界と、それと相反する業界の人間関係と、そこに愚痴りながらも一生懸命頑張る主人公と、カリスマ性100パーセントのメリル演じるミランダと、最先端をいくコーディネイトがすんごい素敵やったから。見てるときにね、レビューの事とか考えてたりして(笑)これは高得点がつけられるゾ、てな事をサ。けどね、あのラストはどう考えても小星は許されへんねん。だってさ、なんてゆうかまずあの黒人の友達さ、主人公に向かってあんたみたいな人知らねぇとかゆうか?!普通‥。そんなにアンディは悪い子なんか??この映画はさ、恋に仕事に頑張るアンディの応援映画やと思ってたわけよ。せやのにな、友達からは暴言はかれて恋人からも理解してもらえず、それでも頑張るんやって思ってたら、まさかの展開、アンディ恋人に謝ってしもたやん。謝ったって事は自分がしてきた事が間違いやったって認めたからやん。・・・えっ?そうなん??ほな今までなんやったん?!って感じやん。あんなに頑張ってたのにさ。あんな男ごときに‥!しかも結局もといた世界に戻るんやったら、酔ったぐらいで他の男とヤんなっつーの!! 【小星】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-11-24 19:32:38) (笑:1票) |
3.いやあ、もう何て言えば良いのかなあ?とにかくかっこ良い。何がって?もうオープニングのKTタンストールの歌う「Suddenly I See」に乗って女性達が着替えて出てくる所からして、凄くかっこ良い。そのまんま大きなスクリーンへと眼が釘付けのまま最後まで思い切り楽しむことが出来ました。悪魔のような女のメリル・ストリープ演じるクソ上司ぶりがたまりません。本来ならストレスたまっても何も不思議がない筈なのに、何だ?この爽快感は?そんな嫌な上司ミランダの登場するシーンの緊張感はまるでサスペンス映画でも観ているかのような緊迫感に包まれ、そして、そんな上司の下でああだこうだと色々命令されながらもそれでも必死になって頑張るアン・ハサウェイ演じるアンドレアをついつい応援したくなります。そのぐらい感情移入してしまった。この二人の女と女の戦い、女性としての強さと哀しさ、弱さみたいなものが見事に描かれていて、びっくりしました。ここまで面白い作品だとは正直、観るまでは思ってませんでした。美しいアメリカはニューヨークの街並みとフランスはパリの街並みと素晴らしい音楽と華麗なるファションの数々、それだけでもかなり観る価値があると思えるぐらいのこの美しさ、単なるファション業界のドラマではない楽しさというものがこの作品の中にはあるような気がします。終わり方もとても清々しくて本当に気持ちが良い。久しぶりにアメリカ映画を観て気持ちが良いそんな感じがする本当に素晴らしい作品です。完全に予想を大きく上回る作品でした。少なくとも私にとっては今の所、2006年映画館で観た外国映画の中では一番気持ちの良い映画です。それにしてもメリル・ストリープの上手さは凄いとしか言いようがないぐらいの上手さだし、アン・ハサウェイも物凄い可愛いし、それと観終わった後、サントラ欲しくなる人、多いんじゃないかなあ! 【青観】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-21 22:27:19) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 メリル・ストリープは声が好き!!なんか落ち着いてて品があっていいなぁ~ アン・ハサウェイはマジでかわいい!! ランウェイの会社・パリのパーティ・出演する衣装全てがキラキラしてて時間を忘れる。 個人的には冒頭のみんながその日着る服を選ぶとこがなんかおもろくて好き! そいでフランス版ランウェイの編集長は由美かおる(現在)に激似。 【ERINA】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-11-19 14:53:03) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 「プラダを着た悪魔」っていうより「プラダを羽織った白雪姫の悪い魔法使い」っていうイメージでしたね、御大貫禄メリル女史は。ワンシーンのみ、ノーメイクで堂々と素顔をさらした勇気には感服。日本だとこの役は、三田佳子あたりがやればベストか。最先端ブランドモードや小物類で精一杯新しく装ってはいるものの、中身はなんだか古臭い女同士の争いでした。もっとアタマ使った、ドロドロネチネチ口撃合戦が繰り広げられるのかと思いきや、大人気ない小手先理不尽嫌がらせばかりでその点では失望。悪魔→結局はいいひとってオチも大女優メリルを起用する以上しょうがないのかな?自分は男だからかもしれないけど、この手の変身ものの元祖「麗しのサブリナ」でも、オードリーは変身前の方が断然魅力的だと思ったものですが、この映画のアン・ハサウェイも同様でしたね。安いパーカーとか無造作に着てるシーンとかのが何気にカワイイし。おそらくタイアップやらブランド大好き女性誌記事での大プッシュ的取りあげ等、公開前かなり話題になるような気がするんでそこそこヒットはするでしょ。でもこれ観る限りじゃ20年位前の「ワーキングガール」の頃から、アメリカ女性の意識ってあまり変わっていないような気が・・・。鑑賞後の後味はいいので一点プラス! 【放浪紳士チャーリー】さん [試写会(字幕)] 6点(2006-09-23 16:01:31) (良:1票) |