5.欲張ったね-!欲張った分消化不良の箇所を上げたらキリがない。ので指摘する のはヤメにしたら、大満足だった。 ストーリー自体にアメコミ的な荒々しさ(おおざっぱさ?)をあえて取り入れ( あえて残してると思う事にしました)、さらにインパクトを最優先させたキャラクター(しかも全部で4人ときたもんだ)。そしてラストのタッグマッチ! これぞアメコミアクション!!綿密に設計され綻びの一切ないアメコミはアメコミじゃない!…というような監督の作品に対するこだわりが感じられた(良いように捉えすぎ?) 最後に映画館の大スクリーンであの巨大なサンドマン・ベノムを見ることができてよかった!まさに圧倒された。 いつもと評価するベクトルこそ違うが、9点だ!
【アップルマーク】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-07-11 23:50:25) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 悩み、傷つき、慢心になり、果ては復讐心まで自分の内に沸いてくるという、およそ題材的には暗い部分がメインとなる今回のストーリー。でも、スパイダーマンって、主人公そのものが完成された人間ではなく、まだ成長途上の青年であることから、こうした展開もありだろう。ピーター・パーカー自身の戦いとして、ヒーローらしくない素顔をさらしてのバトルが多いのも、そう考えればうなづける。そのバトルも、大画面の効果も充分考えての大迫力もの。特にハリーとの空中戦は、どちらが上でどちらが下か、もう何が何やらの興奮場面が続く続く。想像力を上回る程の視覚的なインパクトがこれでもかと胸ぐらをつかみまくります。大きなテーマとしては、憎しみや妬み、誰もが持っている心の闇の部分とどう向き合うのか、どう克服するのか。ヒーローである前に人間であるという当たり前の事が、これほど痛切に分るのもこのシリーズの大きな魅力。愛すべき隣人とはよく言ったもので、だからこそ人気があるのだろう。ラスト、やっと理解しあえた友人を亡くしてしまう所では涙が出た。ここにも、救うことのできないものがあること。ヒーローが全知全能ではないこと。MJが言った「スパイダーマンにも助けは必要なのよ」の言葉がグッと来る。CGによる視覚面での宣伝が過剰に行われているがドラマの部分も充分に良いです。静かに終るエンディングで、観ているこちらが救われたという感じです。もう一度みたいです。 【映画小僧】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-08 17:20:44) (良:1票) |
3.迫力さいこう!友情あり!恋愛あり! ハリーかっこいい!悪役も味あり! MJのふらふら具合最高! 記憶なくしてるときのハリーかわいい! ピーター、狂いすぎ! かなりわらえました。 つーことで、いうことなしですな。いや~スパイダーマンいいね。ただ、ラストがちょっと尻つぼみな印象ですた。 だから9てん。でね、きになることがひとつ。サンドマン、、ちゃっかり逃げたの? 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-02 23:41:31) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 三作の中で一番好きな作品になりました。 男女の機微も一番良く描けています。 根っからの完璧な善人もいない、また悪人もいない、 人間はちょっとしたことで善になったり悪になったりと微妙に揺れ動く存在という 描写は限りなく深いです。 スターウォーズでは単純すぎてあまりピンとこなかった 「怒りがダークサイドへの堕落につながる」という意味。 ああ。なるほど、こういうことだったのかと初めて納得できました。 サンドマンのCGは、あれ、ものすごい技術なはずです。 是非映画館の大画面で堪能してください。 最後の4人の決戦は大迫力です。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-02 01:00:36) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 とにかく単純明快。登場人物からストーリーまで全てがわかりやすく、子どもから大人までしっかり楽しめる作品になっていると思います。また、この作品に込められたテーマはそういった表面的な分かりやすさとは対照的に非常に深いものを感じます。ピーターの祖母以外、全ての主要な登場人物たちが何かしらの憎悪を胸に抱いています。それは現在の社会、あるいはアメリカへのメッセージのような気がします。やられたらやりかえす、目には目をの復讐心。終わりのない、いたちごっこ。そしてこの中で唯一許しの心を持つ登場人物がピーターの祖母。彼女は「怒りは自分を見失う」と言いますが、まさにその通りのストーリーになっています。一見分かりやすく単純な物語に見えますが、これは宗教的な思考の強い作品だったように思いました。それを踏まえて考えると、憎悪の塊である黒いミュータントはまさにそれの象徴で、教会の鐘の音(許し)だけがあのミュータントを倒すことができました。悲しみや苦しみ、怒りなどの感情を抑えることは非常に困難ではありますが、これを我慢、あるいは受け入れ、乗り越えることが唯一の解決法なのかも知れません。出なければ永遠に争いは終わりません。僕はそういった想いをこの作品から受け取りました。この部分まで考えると、非常にこの作品がどういった目的で撮られたかが観えてきます。スパイダーマンや他のキャラクターたちを写し、反射させることで、隠された意図も見えてきています。この作品の中で、人物を直接見ず、反射している像を見るという演出が非常に多かったのもそう言った思いの現われなのではないかと感じました。この作品にはまだまだそういった隠された演出があるような気がするので、これからもDVDや地上波などで観た時はそういったことを意識しながらこの作品を観たいと思います。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-05-02 00:27:57) (良:1票) |