9.さすがはスパイダーマンの完結作。観た人の人生観を変えるような力はないかもしれない、でもふんだんにスイーツを盛り込んだ一流エンターテイメント作品ですね。まぁちょっと都合良すぎかな…それに詰めが甘いのが気になったけど。最後、サンドマンの自己中っぷりは唖然とします。あんだけ暴れといてそりゃないぜ。。。 【ライトニングボルト】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-06 16:09:35) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 初っ端の親友との戦闘シーンは最早アトラクションムービー。ここまでやってくれればもうCGどうこうとは言う気もなくなる。スピード感も相当だし、映画館で見ていれば迫力倍増で存分に楽しめただろうと思う。ストーリーもそれなりにあれこれ入り組ませながらやってる方。アメコミ原作だし、もともとアクション物だしで、そんな深いものを求めるのは筋が違うが、人間の負の感情を餌として食いついてくる地球外生物はそれだけで物語りにアクセントを付けてくれるし、明確で判り易い。まあ便利な存在。研究所がモニターでチェックもせずに実験をするなど有り得ないことをしたり、恋人が見ていると判っている表彰式でキスをしてしまったり、おばさんが突然都合よく訪ねてきたり、あのタイミングで執事が「私は全てを見ていました」などと今更告白したりだの、結構首をかしげる部分も少なくは無い。サンドマンも結局倒せてないし、親友も死ぬ必要なかったような。まあ楽しめたからいいじゃないかと許してしまおう。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-20 18:44:42) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 前作・前々作でのヒロイン(MJ)の振る舞いが非常にキツく、今作でも似たような事をするというのを事前情報で聞いていたため、観るのがとっっても怖かったです。いざ勇気を出して観てみると、意外に…意外に彼女はまともでした。多少キツいですが、今作ではピーターの振る舞いもかーなーりイタいので、どっこいどっこいと言うかなんと言うか。グウェンも心配してたような子じゃなくてよかった。ところで、バーナードが「父上の傷は父上の武器のものでした」と言った事でハリーはピーターの無実を信じますが、死因になった武器が本人のものだったからって、他人がそれを利用して殺してない証明にはならないような……ハリーいい子でした。サンドマンはあれでいいのか? 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-17 00:47:12) (良:1票) |
6.このシリーズは、ここでの評価とは別に、なんだか今までハマリきれてなかってん。まず登場キャラにそんなに魅力を感じひんし、物語もなんだか痛い青春物語やし、CGやアクションは確かにすごいけど。ただそんなにおもしろいとは思わないけど、なんか続きが気になるので、なんか観てしまう、そんな映画やってん。少年ジャンプを惰性で読んでいた感覚に似てる。で、今回もそんなに期待せずに観てしまいました。前半、今までとおんなじで、好きになれないウジウジした青春もの、特に主人公の調子のりぶりには、もうウンザリで。なんで、好きな人がおるのしっててキスしちゃうの?しかもそれを彼女に見せつけといてシレ~っとしてるし、彼女も彼女で自分の夢ばっか。突然の別れをつげるのも不自然で(脅されたっぽいけどそんな風には観えないし)やっぱりやだな~こいつらって感じで。つめこみすぎな展開にも、もう二時間たったかな~って思って時計観ると、まだ1時間しかたってないし。俺、どんだけ、この映画にはまってないねんってちょっと落ち込んだ。ところが、後半のクライマックスは燃えた。まさか、このグダグダの展開にこんなに強引な着地地点を持ってくるとは。どんな困難な物語にも、かならず正しいと思える道がある、とゆう台詞がありますが、その通りだと思ってしまいました。このクライマックスのおかげで、このシリーズの観方が変わりました。主人公も最後好きになちゃってましたわ。最後の最後でよーやくこのシリーズの楽しみ方がわかりました。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-27 03:06:30) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 派手なアクション映画と思って観た日本人の度肝をぬく「キリスト教映画」です。これが理解できる知性があるか、踏み絵のような映画ですね。考えさせられる映画でした。アメリカでは受難節・イースターあたりに公開したのかな・・?でも、ノン・クリスチャンの日本人でも考えさせられる内容の濃い映画でした。お子様向きではないですね。 【グレース】さん [映画館(吹替)] 7点(2007-10-18 16:19:14) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 今回のポイントとしては「許す」だったと思います。 ハリーは父親を殺したのはスパイダーマンだと思い込んでいたが、誤解だったことが分かり仲直りする。 ピーターは叔父さんを殺した真犯人はサンドマンだと知り憎むが、故意ではなく事故だったと分かり罪を許した。 MJはピーターの身勝手な態度に怒り別れるが、最終的にはピーターが謝り元に戻った。 いづれの場合も憎んだ相手を許すことが出来たので良い結果となるが、許せなかったエディの場合はピーターに辱めを受けたため復讐しようとするが、ヴェノムに憑依され身を滅ぼしてしまう結果となる。 許すという簡単なことなのかもしれないが、人の心の奥底は深く、簡単にはいかないことの方が多いと思います。人間関係って難しいですね。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-22 06:28:43) (良:1票) |
3.肩の力を抜いてみれば相当楽しめます。過去2作に比べてさらに派手で漫画っぽくなっています。でも、バットマンのようにマンネリ化しておらず、敵キャラが増えても主人公はあくまでピーターで、友情や愛情の話が中心です。難しい理屈抜きで観るべき映画です。次回作はあるのでしょうか? 【ぽじっこ】さん [映画館(吹替)] 7点(2007-06-01 17:04:51) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 サムライミ監督は、好きな監督で初期のホラーは大好きです。今回のスパイダーマン3は、明らかにこれで最後にしようとする意思を感じました。印象に残った言葉は、I forgive youです。たぶん、この言葉を伝えたかったのでしょう。今の世の中に対して、この言葉が重要であると。ちなみに、この言葉と同じ気持ちを表す日本語があります。それは、「水に流しましょう」という言葉です。ダライラマさんが言っていました。日本は、あれほど激しく戦ったアメリカにやぶれて、日本に来たのに、「水に流しましょう」という態度で今まで発展してきました。このすばらしい態度こそ、世界に伝えなければいけないと思うとおっしゃっていました。同感です。 【matan】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-21 03:09:15) (良:1票) |
《改行表示》 1.サム・ライミという映画監督が描き出したこのスパイダーマンシリーズは、「ヒーロー」が必ずしも“完全無欠”ではなく、主人公のピーター・パーカーをはじめ登場人物たちがそれぞれ“未完成”であるということが、何よりも映画としての価値を高め、量産されるアメコミヒーロー映画の中で頭一つ抜け出した存在位置を確保し得た要因だと思う。 「スパイダーマン」というどこからどう捉えてもヒーロー映画的なタイトルを掲げながら、実のところは、ピーター・パーカーを中心とした成長映画であり、青春映画だったのだ。 そして、サム・ライミのシリーズとしては「完結編」であろう今作は、そういったこれまでの要素にふさわしいキャラクターたちの“葛藤”をとくとくと描いた作品に結した。 “ヒーローであることに対する慢心”、“ヒーローが恋人であることによる嫉妬”、“ヒーローに傷つけられたことに対する憎悪”、それぞれの人物たちが未完成だからこそ起こり得る心の乱れと苦悩。それらはまさに「スパイダーマン」で監督が描きたかった本質だと思う。 とまあ、概ね満足感は高い映画だったが、完結編の性なのかどうにも“詰め込み過ぎ”な印象もあった。 “ハリーとの対決”、“サンドマンとの対決”、“ベノムとの対決”、“MJとの確執”、そして“自分自身との対決”と、何せ今作のスパイダーマンは忙しすぎた。そのせいか、前作までと比べると明らかにテンポの悪さを感じてしまったことは否めない。ピーターが壊れていく様など、もちろん必要な描写ではあるけれど、少々くどかったのではないかと思う。 が、しかし、ヒーロー映画に不可欠な“テンポの良さ”やそれに伴う単純な“爽快感”に負荷を与えてでも、キャラクターたちの描写に力を入れたことこそ、このシリーズがただのヒーロー映画に留まらなかったことの「証拠」であろう。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-13 13:43:27) (良:1票) |