5.少年は一度友人のイジメを見て見ぬ振りしている。で、ペイフォワードが注目されTVの前で偉そうな事を言ってしまう自分に自己同一性を感じられなくなって、自己同一性の保持と引き換えに命を捧げてしまう。少年は相手がナイフを持っている事を知っていたわけだから無我夢中ではなく、危険を承知であえて行動に出たんだと思う。我々大人は頭では正しいわかっていても保身のために中々行動できない事が多いのではないだろうか?そういう大人へのメッセージだと思いました。 |
4.《ネタバレ》 脚本に不満を持つのはナンセンスなので、僕はとても嫌いなのだが、この作品のラストだけは納得がいかない。イヤだ。 どこにでもいそうな少年のアイデアによって、 どこにでもいそうな人間達が「善」の循環を果たす。 だからこそ、視聴者側もいいようのない不思議な感情移入を共にしてきたのに、 ラストに無理やり少年を「聖人」に仕立ててしまった。 しかも、少年が勇気を出して「ペイフォワード」したことによる死。 これによって、一体どれだけの視聴者に「善」と「死」の連想を植えつけてしまったかわからない。 本当ならば、リピートで何回も観たい映画なのだが、どうも気がすすまないのは そのせいだろう。本当にもったいない。 結局、僕の中ではラスト10分前で終了、ということでリピート鑑賞決定。 好きなシーンは、麻薬中毒の放浪者が、橋の上の自殺志願者を引きとめるところ。 「救うものが救われる」という世の不思議さを、うまく表現していた大好きなシーン。 せっかく魂を揺さぶるサブストーリーが随所にあったのに、 製作者サイドは「世の中をよくする」ことより「映画をよくする」を選択したようだ。 脚本にここまで不満を持つのは、この映画が最初で最後だと思う。 【ワイティ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-02 01:43:42) (良:1票) |
3.ねずみ講と同じアイディアですね。 【Sleepingビリ-】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-29 21:51:51) (笑:1票) |
2.《ネタバレ》 人から受けた親切をその本人に返すのではなく、あえて その人とは異なる別の人物3人にペイフォワード(次へ渡せ) する。その常識的な発想をくつがえしたアイデアに Σ(゚Д゚;ハッ !!とさせられました。よく小さい頃に学校とかで、 人に親切にしてみよう、1日1善で行こう なんていう言葉教えられて、 いっこうに心に残らなかったけど、この 映画を見た今は、なんだかちょっと自分もやってみようかなって そんな気分にさせらてます。(今だけだと思うけど^^;)。 それも無理ない話だよ、だってハーレイ君みたいなあんな純真な 瞳持った子供が、テレビ画面に向かって ペイフォワードを訴え かけるんだもんね、心動かされない方が難しいかも^^; 俺の一番心に残ってるのは 今は亡き 彼がインタビューで 世界の人達に残した最期の言葉と表情 グッときました。 「だけど日々の暮らしに慣れきってしまった人達は、良くない事も 変えられない。だからあきらめてしまうんだ。あきらめたら負けなんだ。 周りの人達がどういう状況かをもっとよく見る努力が必要なんだ」 「世界は思っているよりクソじゃない」 【アキト】さん 7点(2004-08-17 18:00:52) |
1.凄い豪華な顔ぶれで、個々の演技力は素晴らしい。そして、ペイフォワードという発想も良い。それだけのものが揃っているのに、ケビンとヘレンの恋愛感情は必要だったの?あれがなきゃ駄目な訳?って風。それをあれだけ出しちゃったら、あの発想の素晴らしさってのが薄れてしまうんじゃない?って思いました。 【にゃん♪】さん 7点(2001-02-04 23:16:37) (良:1票) |