10.《ネタバレ》 若大将シリーズすべて見終わって、シリーズのファンが多いというホイチョイ・プロダクションの本作を見てみる。確かにスキーを題材にしているのは「アルプスの若大将」の影響が大きいのだろうし、田中邦衛の役名が田沼雄一をもじったような役名だったり、チョイ役で中真千子が出演していたりして製作スタッフが本当に「若大将」シリーズのファンが多いんだなあということが分かる。しかし映画自体は今見るとものすごく時代を感じる代物になっていて、いかにもバブル景気の時代のヒット作という感じ。冒頭のスキーシーンが冗長に感じられるのを筆頭に、いかにスキーシーンをカッコよく撮るかに重点がおかれており、物語としてはあまり面白くないし、主題歌と挿入歌を担当するユーミンの曲も「恋人がサンタクロース」とか好きなんだけど、少しくどく感じてしまった。まあ全体的に見てフジテレビの映画らしい映画といえばそうで、この当時からフジテレビの映画はあまり今と変わり映えしないなあという印象が残った。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-03-20 02:03:23) (良:2票) |
9.この映画のタイトルを聞くと、どうしても以前の会社の上司だった人のことを思い出す。 営業部長だった彼はまさに「堅物」と言える無口な40歳の男だった。 ろくに面白いことも言わない人だったが、上司と部下の間の場繋ぎの話の中で「何の映画が好きですか?」と質問したところ、やや間があって「私をスキーに連れてって」と答えた。 意外な返答に思わず吹き出してしまったが、毎年この映画を観てスキーに行くといういつになく饒舌な彼の様がとても印象的だった。
この作品に対するいろいろなレビューを読んでみても、この映画が理屈ではなく当時の「時代」に愛された作品であることがよく分かる。 この映画を観て、スキーにのめり込んでいった人は沢山いるだろうし、原田知世と三上博史の恋模様に憧れて結ばれた人たちも沢山いることだろう。
映画を観るにあたって作品の完成度の高さというものは非常に重要視されるポイントであろう。 しかし、それ以上に重要なことは、その映画が鑑賞者にとってどれほど愛すべき映画であるかどうかということだと思う。
僕自身はこの時代に生まれてはいるが、登場人物たちのように20代を謳歌した世代ではないので、決してこの映画を愛すことはできない。 ストーリーは極めてチープだし、キャスト陣の演技も揃って初々しいというか古くさいと思わざるを得ない。
ただ、そんなことはこの映画を愛する人にとっては極めてどうでもいいことだ。 【鉄腕麗人】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-22 14:22:25) (良:2票) |
8.《ネタバレ》 スゴイ…… まさに「バブル期」につくられたある種濃い~~一本 相当こそばゆい というか こっぱずかしいシーンの連続で正直観るに耐えん(苦笑) しかし!そのつらさを中和してくれるのが 原田知世のかわいさ! 当時20歳くらいか?相当カワイイ+小顔だねぇ もう冷静に観るとかなりムチャ …あの夜の山の中で追いつくとか 絶対あり得ない …だけど 良くも悪くも(流行りや世相を記録しているという観点からも)当時の日本を切り取った一本ですねぇ ユーミンの歌も含みで ノスタルジックな気分を味わいたいときにゼヒ☆ 【Kaname】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-03-20 10:26:16) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 雪山で出会って惚れてお別れてしてきたあの子が 実は同じ会社の秘書課に勤めていらっしゃった とか? よくもそんな いけしゃあしゃあと安易な設定思いつくよな というかセコイ手使うよな ‥ 東京ってそんなに狭い街なのか?マッチ箱ほどの世界なんだろか? でも、まあいいや 許して賜う 80年代のことだから。 ところで叶美香の名前を見つけた でも一体どこに出ていたん? ナンちゃんを探せのコーナーじゃないけど 必死こいて探した でも見つけきれなかったよん。 しかし、そんなことより田中邦衛さん、 危なかったね あの発表会失敗してたらきっと左遷ですやん ひょっとしたらば 富良野とか。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-02-20 22:51:50) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 普段行かないTSUTAYAでDVD発見して再見。これまで10回ぐらいは観てると思うけど、最後に観てからは10年以上経っていました。 公開時、私は矢野くんたちより2コほど下の年齢だったのですが、この映画がきっかけで、私もスキーを始めました。そしてその後10数年にわたり、私を冬になるとスキーのことしか考えない人間にしたのも、この映画です。 無線の免許も取ったし、スタッドレスタイヤも買ったし、板はロシで靴はラング。焼額や横手山にも行ったし。真似できるところはすべて真似した、バイブルのような映画でした。 大勢で泊まりで行くと楽しいですよね。ただ、あんなカッコイイ女の子はいなかったし、ペンション借り切ってパーティするのは真似できなかったなあ。 あのころに比べてゲレンデは様変わりしました。リフトの行列はなくなり、そしてスノーボードが席巻しています。御世話になった民宿はいくつかつぶれてしまい、道路の渋滞もなくなりました。このままスキーは廃れていくのかと思うと本当に寂しいです。 ※今回気付いた、細かい点 雪質が悪い! 諸々あって撮影は3~4月だったということで仕方ないが、エッジングで粉雪から雪煙が上がり、太陽でキラキラ輝く、という日なら見栄えが全然違ったと思う。 年末の焼額の出発の日、退社時はあんなに急いでいたのに出発前、暢気にタイヤ交換してますが、急ぐならタイヤぐらい事前に付けとくのが普通?(道具も事前に積んどくべきだが、これからスキーに行くんだ!という高揚感を演出してるんでしょうね。) 年末の会社のツアー(志賀)、優は恭世の車で来たようですが、前回はバスだったのに今回は車? 会社のツアーだったら普通バスでは? バレンタインの志賀、恭世は誘ってあげないの?(彼氏ができたのか?) 【ベッカー】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-03-19 09:37:29) (良:1票) |
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5.《ネタバレ》 はぁ~スキーなんてここ何年も行ってねぇよぉ~、と、これ見るまでは特になんとも思わなかったんですが、見た後になんだか無性に行きたくなりました。今はスキーというよりボード主流なのかもしれませんがね。普通の恋愛映画ならどうってこと無いんですが、全編通して殆どが白銀の世界が舞台ってのが現実を忘れさせてくれると思いますし、何より前半の、何とかして恋人をくっつけようと奮闘する仲間達の描写もなかなか面白かったです。それに後半、SALLOTを届けるために滑走禁止になっているコースを延々滑っていく場面も、白銀の山々の間に沈む夕日が異様に綺麗だったりと見所も満載です。あとは挿入歌の中にChoo Choo TRAINが入ってれば良かったかな~なんて思いましたが(笑)それから、賭けの10万円、ほんとに払ったんですかね?<追記>日が経つにつれて段々と心に残るものが多くなってきたので点数アップ。 |
4.あのころのスキーブームは本当にすごかった!!リフト待ち時間の長さは、現在のガラガラ状況のゲレンデからは想像できません。 それとスキーの上手い野郎はやたらモテていました。 下手だった当時の悔しさから、その後だいぶたってからバッジテスト1級取得しました。 映画自体はどうということは無いのですが、現在もスキーを趣味とする私の原点とも言える(スキーブーム)を象徴する映画と言うことで。 まあ、青春の1本ですか。 【ぴよ】さん 7点(2004-02-22 22:40:15) (良:1票) |
3.確か浪人時代に劇場で見て、華やかな世界に憧れを抱き、無事に大学合格。それからスキーをしまくった。原田知世には出会えなかったが、それなりに楽しかった思い出が。<2015/12再見>今見ると、原田知世の可愛さは色褪せる事なく永遠なのだが、それ以外はどうって事ない内容で、適当に仕事するシーンと、スキー・雪の映像と、車が走るだけのシーンにユーミン音楽。こんな映画でも楽しめた若かりし自分を思い出すと、いろいろと懐かしくて逆に時間経過の恐ろしさ・辛さも感じるな。バブルと言ってもネットもケータイもない地味で非効率な世界だし、今の方が便利で豊かだし、東京の夜景も当時の方が暗いけど、あの頃には時代の明るさはあったのかなと。単に、自分に未来があっただけなのかもしれないが。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2004-01-13 04:53:36) (良:1票) |
2.今41歳ですが、14年前スキーバスの中で観てから、ずっとこの世界を引きずって生きてます。女房にバカにされながらも、サロットのステッカーを自作して車に貼ってました。アマ無線免許も取りました。今でも最低年2回、夏冬に観てます。「恋人はサンタクロース」をバックに微笑む知世ちゃんは、まるで雪の妖精のように可憐です。珠玉の青春恋愛映画です。 |
1.21世紀になって初めて見たのですが、結構面白く見れました。実は原田知世のベストムービーでは?「時をかける少女」の頃はこんな奴いねーというようなぶっ飛んだ役柄で感情移入などできなかったのですが、この映画では彼女の生活感の無さ(?)がイイ具合に役柄にマッチしており、側にいて欲しくなるキャラで好感が持てました。ストーリーはともかく、テンポの良い展開で楽しめますね。主題歌もGOODです。爆走するセリカはかっこいいが、公道ではまずいんじゃない。 【斬 鉄剣】さん 8点(2003-02-19 15:38:09) (良:1票) |