9.《ネタバレ》 ザ・蛇足! 普通に処刑で終わりでよかったのに・・・。あのシーンのせいでそれまでの雰囲気がぶっとんでとんでも映画になっちゃいましたね。まあ最後アラン・リックマンが裸になって主人公となんちゃらかんちゃらし始めなかっただけ良しとします。(乱交を始める集団になぜかおばちゃんしかいない点については厳重に抗議します。) 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-05 16:09:28) (笑:2票) |
8.《ネタバレ》 自分の行ないがばれないために、そして恐怖によって嫌な臭いを出さないために、 主人公はつぎつぎと女を撲殺していく方法を選びます。 なんでこんなに評価が低いのか首を傾げてしまいます。 最近見た作品ではベストでした。 ナレーションは冗舌。最初はちょっと多すぎる。ここまで言わなくてもわかると思ったのですが、だんだんと計算されたものじゃないかと思うようになりました。 つまりこうまで多いと逆に沈黙部分が異様な意味を持って浮き上がって、強烈な印象を与えてきました。 テーマは「自分の存在意義」ということでしょう。 自分はなぜ生まれてきたのか。 自分なんかこの世にいなくたってかまわないんじゃないのか。 なんの役にたってるんだ?と一度でも悩んだことのある人は必見です。 ネタバレになるでしょうが、 最後の犠牲者・・・彼女は・・他の女達とは違い、無理やり撲殺されたんじゃなく、 彼女みずから犯人に共感して、進んで身を投げ出したんじゃないかと思えるところもありました。 彼女も主人公ほどではないにしろ、嗅覚や勘にすぐれ、 また、僧院にいれられ、好きでもない人と無理やり結婚させられるという・・・ まさに「自分喪失の運命を辿るという予感」に悩んでいたゆえに。 これは主人公とある意味同じ悩みだったと感じました。 彼女を本当に必要としてくれる人間は、彼だけだったのです。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-03-12 18:35:28) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 あの急転直下摩訶不思議な処刑場のシーンになるまでは、絶対嗅覚シリアルキラーの変態人生物語だと思っていた。 違うんだ・・。 つまり彼は本当のところ人外の者(作中では天使だと言われていた)だったのですね。そう考えると、彼が去ると災いがふりかかるという座敷童的な現象や、体臭が全く無いこと、子供たちだけは彼の特殊性に気付いていた、というエピソードもすとん、と落ちるのです。 彼は愛を与えにやってきた天使。彼を糾弾していた最右翼のA・リックマンすら心溶かされてしまった。天の者にとっては死は単に生まれる前に戻るということでしょうから、人間規範での罪悪感など無いのです。 愛のかけらも無い生まれ場所へと戻り、自ら撒いた愛に包まれながらこの世を去った。食すという行為は愛の究極型といいますし。 まさか猟奇的な殺人行為が愛の話になるとは。こりゃもう常人では考えつかないトンデモな原作&脚本。 けれど、打ち捨てられた死体が妙に美しく撮られていたり、ローラが最後に見せる表情が全く怯えの無いものであったりと、伏線はたくさん張られていたような気もします。 美術は本当に見事で、18世紀のフランスの風俗そのもの。(いや知らないので多分だけど)話もびっくりだけど、眼でも楽しめる一品であります。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-09-16 23:48:16) (良:1票) |
6.《ネタバレ》 まあ確かにグロい表現が多いので万人には勧められないが、予想外に面白い話だった。臭い・匂いを映像で表現する演出が秀逸。人生の目的が自分の天分を全うすることだとしたら、主人公はその僥倖を得た勝者とも言える。罪悪感なんて全く感じることなく、動物が本能のまま獲物を狩るように、目的のために淡々と人を殺していくグルヌイユ。ナレーションがまた妙に淡々としているのが主人公に欠けた人間性を象徴しているようで面白かった。たぶん、罪悪感や倫理観以前に、突き抜けた天才には本人にしか分からない至上命題のようなものがあって、それに気が付いた瞬間からもうその宿命から逃れようがないのかも知れない。つまり、いい年こいて自分探しだの生きがいだのウダウダと優柔不断なことを言っていられるのは凡人の証拠(笑) 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-25 22:13:28) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 最初に囚われていたので、最後の殺人は未遂に終わり捕まると思っていた。ところが、あっさり殺害は成功し目的のパフュームが完成してしまう。たんたんと進むストーリー。最後の処刑シーンで、香をふりまくと人々が全裸になり乱交シーンになる。なんだーこれはって感じ。しかも最後は食べられてしまう。所詮、映画で人の嗅覚まで魅了するのは無理があり、これほどに究極のパフュームだと主張するも、観てる方としては引きまくった。冒頭の出産シーンから、やけにグロくて汚くて不快感があったけど、それと対比するいい臭いは実際はしないので、不快な気持ち悪さだけが残った。 【むーみん】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-14 14:19:50) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 サスペンスというよりはダークなファンタジーかと。嗅覚をつかって鑑賞した映画は始めてだ。ほんとにスクリーンから匂いが発せられているようだった。香りを表現するための、芸術ともいえる美しくも醜悪な画面作りには大満足。そして香水、究極の香り、香りの消失などを表現しきった音楽には脱帽だ。台詞の少ないグルヌイユの心情を表す手助けにもなっていたと思う。音楽に負けず主演のベン・ウィショーも非常に良い。驚愕の才能を持ちながら、人としての感性にかけ、それでいてどこまでもピュアなシリアル・キラーを独特の存在感で怪演している。ストーリーは非常に新鮮に魅力的に感じた。究極の香りが起こす奇跡、グルヌイユが最初に殺した少女を思って涙するシーン、そしてグルヌイユ自身が消えてしまうというラストも良かった。あの死刑台の広場でのシーンは説得力があった。演技、音楽、脚本、演出、そして香りと色々な要素を楽しむ事ができた。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-01-17 23:23:03) (良:1票) |
3.脚本が良い意味でぶっ飛んでる。ラストは全く予想出来なかった。難しい「匂い」の表現を上手く作り出していたと思う。こんなに映っている物の匂いを嗅いでみたいと思った作品は他に無いや。美術も素晴らしくリアリティがあったな~。僕はいいものを観たという印象があるが、人には勧めることが出来ない強烈な偏愛映画。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-01-16 16:05:16) (良:1票) |
2.ありえねえ。でもあの乱交シーンが、その説得力を醸し出している。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-04-24 01:24:07) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 あんなとこで
あんな生まれ方して
殺されかけて…
ニオイのオニになっちゃった
もしも自分にニオイがあったら(嗅ぎ過ぎて)“ニオイ・フェチ”にはならんかったでしょうな(笑)
唖然としたラストとと気持ち悪さと(ホフマンが)香水嗅いだときに出て来た幻想の柴咲コウ似のおねぇちゃんなどなど+-ぐちゃぐちゃブレンドして5点
追加:包丁人味平のカレー戦争編(鼻田香作)を思い出した… ん~ん、ブラックカレー… 【栗頭豆蔵】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-03-09 19:53:33) (笑:1票) |