キューポラのある街の投票された口コミです。

キューポラのある街

[キューポラノアルマチ]
1962年上映時間:100分
平均点:6.24 / 10(Review 45人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-04-08)
ドラマシリーズものモノクロ映画青春もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2025-01-18)【イニシャルK】さん
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監督浦山桐郎
キャスト吉永小百合(女優)石黒ジュン
浜田光夫(男優)塚本克巳
東野英治郎(男優)石黒辰五郎
杉山とく子(女優)石黒トミ
市川好郎(男優)石黒タカユキ
加藤武(男優)野田先生
小沢昭一(男優)鑑別所の教師
殿山泰司(男優)松永親方
菅井きん(女優)美代
北林谷栄(女優)うめ婆さん
浜村純(男優)ヨシエの父
小林昭二(男優)平さん
小泉郁之助(男優)ラーメン屋のおやじ
下元勉(男優)東吾
河上信夫(男優)刑事
岡田可愛(女優)かおりちゃん
吉行和子(女優)工員
杉山元(男優)少年C
原作早船ちよ
脚本今村昌平
浦山桐郎
音楽黛敏郎
撮影姫田真佐久
配給日活
美術中村公彦〔美術〕
編集丹治睦夫
照明岩木保夫
あらすじ
60年代の川口市。鋳物の街にも機械化の波が押し寄せ、ジュン(吉永小百合)の父・辰五郎(東野英治郎)は職を失ってしまう。折りしも赤ん坊が産まれ、ジュンたちは貧困に苦しめられるが・・・。貧しさに負けず希望を持ち続ける市民の生活を描く、日本映画史に残る名作。
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【口コミ・感想】

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7.舞台は鋳物の町で有名な昭和30年代の埼玉県川口市。健気でしっかり者の少女を演じる吉永小百合を中心に添え、貧乏だがしたたかにやりくりする彼女の一家の様子を、生活感溢れる演出で描いてゆく。時にはホロ苦く、時には涙を誘うヒューマンな作風は、監督浦山桐郎の庶民に対する温かい眼差しをも十二分に感じさせてくれた。個人的には、タカユキと朝鮮少年とのペーソス溢れる物語りが忘れられない。伝書鳩を飼育して競い合う(この当時、大規模な鳩小屋があちらこちらにあった)、ほったて小屋を見つけては自分達の秘密基地にする(未整備の荒れ地がまだまだあった)、新聞や牛乳を配達して少しでも家計を助ける…等々、ジーンと胸に染み入るエピソードばかり。ところでこういう映画って、下町に育ち多少なりとも生活苦を体験していないと、ピンと来ないのではないだろうか。私としては、昭和30年代から40年代にかけて都市近郊の下町に育ってきたこともあり、大いに共感を覚えノスタルジーを感じさせてくれた。日本映画史上、確かな位置付けにある名作です。
光りやまねこさん 9点(2004-01-28 13:55:53)(良:3票)
6.この貧しさが肌感覚でわかる世代と、そうでない世代があると思う。
肌感覚でわかる世代としては、「貧しさの惨めさ」を、オブラートに包んでいるなあと思う。当時、本当に貧しいと映画なんて見られなかったし。
みんな嫌いさん [DVD(邦画)] 5点(2008-05-24 09:49:08)(良:2票)
5.映画は時代を映す鏡でもある、ということで、↓そうそう、こんな時代もあ~ったねと♪(byみゆきさん)つい強調したくなる。この映画が作られた昭和37年というとまだ高度成長期前で大方の人が生活に余裕もなく貧しさも当たり前だった頃。
暮らしが大変だからこそ大人も子供も困難も多く頑張らざるを得ないのだけど、それが悲惨とか暗いというのではない。
そういう時代なんだしそういう中でも夢や希望もある。前向きで明るいジュンのようなしっかりものや逞しく頑張る子供たちの姿は時代が一変した今見るといっそう感動的。特に弟のタカユキと彼を「親分」と呼んで付き従う朝鮮人少年とエピソードの数々が生き生きとしてて素晴らしい。今なら北朝鮮へ帰ったあのサンキチや家族には過酷な運命が待っているだろうと分かるが、この当時はそんなことを知るはずもなく希望を持った帰郷だと誰もが信じてたわけで・・・
いろんなエピソードも登場人物の誰もが見事に調和し、前向きに一生懸命生きる素晴らしさを力強く訴えてくる。



キリコさん 9点(2005-01-30 21:42:08)(良:2票)
4.中学校で見せられました。私の義兄Aは普通科に進みたかったが父親の一方的な意見で嫌々商業科へ。義兄Bは子どもの頃新聞配達をしてて「(新聞が厚く重い)元日の朝だけは上り坂の所でお袋が自転車の後ろを押してくれた。この時だけは、親やな、と思たわ。」と話していたが、こんなことはよくあることだったのだ。今見ると、彼女(小百合サン)の決心は、いかにも教科書的な感じが否めないけれど、こういう時代があったことも今の子どもたちに知ってほしいと思う。貧しくても胸を張る姉弟を映すラストシーンのなんと生き生きしていること!いつ見ても自分の甘さを反省させられ、励まされ、一緒に手を振る。
かーすけさん 8点(2004-10-30 17:55:52)(良:2票)
3.「貧乏な環境にある少女が、現実に負けずに明日への希望を抱く」という物語です。この映画の価値は、展開の意外性ではなく、判りやすいストーリーを支える確かな演出です。とにかく、脚本がうまいなあ、と感心し通しでした。物語が、60年代という時代と、川口という舞台と不可分に結びついています。脇役にも余分な人物は一人もいません(唯一の悪役一味ですら、ただ出ただけでは終わりません)。特に印象に残ったのは、姉弟が塀を見上げるシーン。その向こうには、それぞれ別の世界が広がっているのですが、それが彼ら一家の現状――状況しだいでどっちにも転がり得るという不安定性――を象徴しているように思えました。
円盤人さん [映画館(邦画)] 6点(2004-02-08 17:58:56)(良:2票)
2.《ネタバレ》 原作は高校生の時に読みました。シリーズ五巻全部。細かい点は覚えていませんが、労働運動や安保問題に正面から取り組んだ、思想性の高い、しかもかなり面白い小説でした。映画化に当たっては、そのあたりはさすがに弱められています。「ふつうの青春映画」という感じ。当時の風俗がよく出ていますが、最終的に「どんな状況であっても学び続けることはできる」という点に落とすことで、普遍性を獲得しています。これがあることによって、傑作たり得たと思います。ただ、主人公のジュンよりも弟タカユキの方が、魅力的でしたが。加藤武の先生も、出番は少ないがいいですね。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-05 21:43:59)(良:1票)
1.とにかく最高!俺はマジで7年前から毎晩ビデオで観てます。
ベンさん 10点(2001-06-07 13:36:34)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 45人
平均点数 6.24点
012.22%
112.22%
212.22%
312.22%
424.44%
5613.33%
61431.11%
7817.78%
848.89%
9511.11%
1024.44%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review1人
2 ストーリー評価 5.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review1人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人

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