《改行表示》 7.《ネタバレ》 良く言えば丁寧な作り。悪く言うと丁寧なだけの作品。 『恋愛が上手くいかなかった二人の女性。傷心旅行を兼ね家を2週間交換。その2週間のうちに新しい出会いがあり、恋をする。』 たったこれだけのことを延々2時間以上。このスローテンポでいくのであれば、もっとドラマ性を持たせて欲しい。コメディ調で楽しくしたいのであれば、もっとテンポ良く、メリハリを利かせてほしい。この作品は、キャストの知名度、魅力、演技力におんぶにだっこ。それを巷では『手抜き』って言うんじゃないの? キャメロン・ディアスもケイト・ウィンスレットも好き。だから見たといってもいい作品です。結果は期待はずれ。 出てくる人達は皆良い人。好感が持てる人達ばかり。逆を言えば、その好感度だけで2時間を押し切ろうとしている風にも見えます。 好きなシーンは結構あります。アマンダがグレアムの家を初めて訪ねるエピソード。娘達との交流。アイリスがロスにやってきたジャスパーを追い返すシーン。この辺は結構好き。素直に良かったと思えます。それぞれの人物の魅力が最大限に描かれている良いシーンです。 やっぱストーリーのつまらなさでしょうね。 根本的な解決がされないまま迎えるラスト。雰囲気だけで盛り上がるハッピーエンド。この作品に相応しい、中途半端な終わり方です。 全然関係ありませんが、ラブコメを敬遠される方って、『食わず嫌いな人』が多いと思っています。そんなラブコメと疎遠な方には、逆にウケるかもしれないですね。ラブコメ好きな方は目が肥えていらっしゃるので、今更この作品じゃ盛り上がれないんじゃないかなー。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-06-16 11:20:14) (良:2票) |
《改行表示》 6.《ネタバレ》 ・・・普通じゃないですか?ここでの高評価が仇になったのか、私には期待倒れ。おとぎばなしに出てくるような可愛いイギリスの田舎の家も、ゴージャスなロスの業界人邸宅も悪くはないですが、気の利いたセリフ一つ出てくるわけでなく「旅先での未知の男性との恋」なんてミエミエのストーリーが展開されるのでは135分が泣けてきます。 こういう陳腐な話でも強引に観客を引っ張っていきたいんだったらもっとラブコメとして唸らせてくれるようなエスプリの利いたセリフを散りばめてやらないと(いくら昔の古き善き名作映画へのオマージュを散りばめたところでそれが万人に受けるってわけじゃないし)。 結局二大女優にジュード・ロウという華やかな視覚に訴えたってやっぱりつまらないものはつまらないってことですね。がっかりしました。 この映画を見て唯一よかったと思ったのはアーサー役で出ていたイーライ・ウォラックの健在振りを知ることができたくらいですかね。ウェスタンのラテン系悪党のイメージが強かったけどこんな役もこなす役者さんだったなんて、恥ずかしながら初めて知りました。キャ!ちょっと嬉しかったです。 【ぞふぃ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-15 17:07:46) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 ナンシー・マイヤーズって、ほんとに想像力が貧困なんだなあということを改めて実感しました。せっかく大物女優2人を揃えたのだから、両ヒロインの人格設定やたどる道筋をきちんと対比させれば、いくらでも深みが出てきそうなのに、両方とも工夫なく同じように予定調和的にラストに向かっているだけ。また、ジャック・ブラックをラブコメに出させるという偉業を成し遂げていながら、その使い方を全然分かっていないため、持ち味がごく一部しか発揮されていません。結局、カップルをわざわざ2組出す意味がないのです。脚本で面白いと思ったのは、電話が交錯するシーンくらいでしょうか。各俳優の強力な存在感により、一応作品としては成立しているので、この点数。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-03-25 02:02:38) (良:2票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 なんとも良い話なんだけど、やっぱり欧米とは恋愛感も文化も違うので、共感が難しいです。 明るい映画で気軽に見る分には良いです。 しかし、やっぱり背景とか人となりとか、奥行きが欲しいです。物語として美しくないんだよなぁ。 なんとなく短絡すぎて動物っぽいんだよなぁ。。。 【Keytus】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-07-19 00:01:23) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 ◇ストーリーは悪くないけど、設定に無理(現実感がない)があり、映画の世界に入り込めず。◇ストーリーでは、アーサーとのやりとりやアイリスの元彼との決着は◎、アマンダとグラハムの娘たちとの交流も○。結局イギリスとアメリカでどうするのよ?を明示しないくせに、ハッピーエンド風の終わり方は×。◇設定については、失恋する前から貸家サイトに登録していたのかなーとか、アマンダが豪邸所有は分かるけどアイリスも持ち家なの?とか、知らない人にいきなり家を貸すって、契約ってどうなってるんだろうとか、雑念が邪魔して集中できず。残念。 【ハクリキコ】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-31 10:02:49) (良:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 役者陣は非常に頑張っているが脚本がそれに見合う内容では無いというのが正直な感想です。映画ネタをふんだんに盛り込んだり、アイリスがジゴロの元彼に気持ちを爆発させたり、脚本家の祝賀会のシーン、など部分部分では面白いとは思うのです。しかしやっぱり二つの恋愛話を等価に2時間15分の中で纏め切るというのは難しいことだったのか、恋愛話自体は凄く凡庸です。 それでもジャック・ブラックのらしくない男前の演技は面白かったし、ケイト・ウィンスレットの恋愛に不器用な感じはキュートで非常に楽しめました。まあぶっちゃけるとこっちのペアの話だけで個人的にはよかったです。キャメロン・ディアスとジュード・ロウのペアはどーも感情移入し難い。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-07-03 14:54:31) (良:1票) |
《改行表示》 1.《ネタバレ》 仕事中心で生きてきた女性が、40歳前後という「中年」をドーンと意識する年齢になって 「恋愛は結果が出ない」という状況で、環境を代えて 片方は「老人」、片方は「子ども」という「20代~40代までのイケイケコミュニティー♪」を離れた存在と出合って「人間性」を取り戻し 「本当の幸せ」に出会う・・という「伝統的・女性版中年クライシスもの」であります。 キャメロン・ディアスもケイト・ウィンスレッドもジュード・ロウもしっかり「中年」してます。 崖っぷちしてます。 キャメロンは「年齢を気にせず、はしゃぐ!」という行為で、ケイトは「常識的な枯れ方」で、この微妙な年代の女性を演じています。 「ダイアン・キートンの座」をキャメロン・ディアスが手に入れる第一歩かもしれない。 【グレース】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-14 16:57:12) (良:1票) |