19.原作は以前読みました。今も原作が中途半端なままになってるし(連載が長期中断なのかな?)なので映画のほうも中途半端なのは仕方がないところ。原作に対してそれほど思い入れはないけど、気になった点をいくつかあげてみると・・・。BGMに現代ポップス流されても、正直心地よくないです。監督が写真家だけあって相当画にこだわったのか映像美だけはよかった。ストーリー部分では、主役のきよ葉がおいらんまで昇り詰めていく様子をごっそりとはぶいているのでそこが多少物足りなかったかな。あと原作で描かれていた人間関係のいやらし~い部分なんかも映画では表現しきれなかったのでは。木村佳乃がアンナ相手に大見得を切るシーンもアマチュア劇団の舞台じゃないんだからなあ・・・。そういう演出なんだろうけど大声出せばいいってもんでもないと思う。惣次郎役の成宮はあそこでもう少しいやらしい笑い方してもよかったんじゃないかな。あの笑顔がさわやかすぎる。ラストについてはもう何も言うことなし・・・(笑) トータル的に「これはひどい!」みたいな不満はないけど称讚もしないかな、という作品。遊郭ならではの特殊な用語も出てくるし、原作未読だとそういう聞きなれないキーワードや前半の人間関係も把握しづらかったかも。とりあえず、豪華絢爛な遊郭の雰囲気は味わえますということで、5点。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-05-13 01:28:00) |
18.コントラストが強いだけで、映像美というほど美しくも感じないしこの映画に関しては、監督のこだわった撮り方のせいで役者がどれも大根に見えてしまうという気さえする。気分が悪いほどの薄っぺらさに正直驚いてしまいました。 【civi】さん [地上波(邦画)] 0点(2008-05-12 22:54:54) (良:1票) |
17.映画そのものに全く品が無い。写真家が映画監督をするとどうしてもシナリオより映像美とか美術に凝り過ぎて足元をすくわれる気がするなあ・・・。この世界が動画じゃなく写真ならいいんだけど。音楽も違う。中身を語るまでもなく残念な作品。映画なんだからもっと普通でいいんだけどなー、花魁の世界を描くだけで十分不思議なんだから。 |
16.一言で言って、奇を衒い過ぎ。狙いもあるのだろうが、音楽がかなりミスマッチ。女優陣の魅力が引き出されていない。金魚や花魁が美しいという美的センスが私には理解できない。駄作。 【クロ】さん [地上波(邦画)] 2点(2008-05-12 10:32:14) |
15.最初はいい感じだったんですけどね、椎名林檎の歌がぶわ~って始まって。おお~と。でも話しは読めるし、後半は退屈した。役者は頑張ってたけど・・もうちょっとかな。見所は花魁たちやその舞台裏・・?まあ見所ってまでもないか、あれぐらいありがちだし。それに劇中歌、あまりあってなかったですね。意外性とか花魁にロックとか洋楽でセンスいいわ私、て気だったんだろうけど、寧ろ音楽に呑まれてる感。この音楽聴くとあの映画を思い出す、みたいなそうゆう連動性というか音楽が内包する映画の世界ってのが全然感じられない。監督が悪いのか音楽が悪いのか。まあどうでもいい。別にどうでもいい映画。 【Mari】さん [地上波(邦画)] 4点(2008-05-12 08:50:34) |
14.映像・音楽・内容とてもすばらしかった! 映像なんてひとつ、ひとつが全部ポストカードとかに 使えそうな感じ。 とってもよかったんだけど土屋アンナの演技に-1。 なんか惜しいんだよねぇ~ 【momo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2008-03-07 15:22:49) |
13.鮮やかすぎて音楽も激しすぎて、肝心な内容はあまり記憶に残らない。漫画はみてないけど、ただの物語として観たら良かったのか?アンナのような顔の人が昔にいるわけないので現実感もないし。想像できないし。でも新しい視点として捉えたらそれなりに楽しめるのかも。 【Michael.K】さん [地上波(邦画)] 4点(2008-02-24 15:10:07) |
12.安野モヨコの漫画の映画化だから、見た。 驚くほど、漫画との違和感がない。あの淫靡さとけばけばしさをよく表現している。良いのはそこまで。話は90%漫画の通り。従って、「漫画をもう一度読んだな」程度の印象である。レベルが同じなら、最初に作られた物の方に価値がある。 土屋アンナの顔は、どうしても好きになれん。大根であるのは仕方ないにしても。 【佐吉】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-02-06 00:59:52) |
11.新人監督としてはずいぶんがんばってるんじゃないだろうか。しかし、逆に破綻なさすぎるというか、自分に期待されていることに真面目に応えようという仕事をしている感じが面白くない。蜷川実花が撮ったらこういう風になるんだろうねえという予想の範囲内というか…。 内容の弱さは原作のものだと思うし、主人公のキャラの薄っぺらさも原作のまんまだと思った。だから土屋アンナが思ったよりよくないのは、彼女の演技力だけではないと思う。菅野美穂、木村佳乃、夏木マリたちの迫力は素晴らしかっただけに残念だった。 【とと】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 5点(2008-01-31 20:41:47) |
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10.土屋アンナはビジュアル的には合ってたが、、、悪くはないが、良いともいえない感じでしょうか。イヤラシイ感じもそんなに受けなかったし、映像の赤と黒のバランスが良く、綺麗でした。 【bluestar】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-30 22:55:31) |
9.どうしてもソフィア・コッポラの「マリーアントワネット」と比較してしまう。どちらも色をふんだんに使っていて二人とも女性の写真家だからかな。評価としては「さくらん」のほうが圧倒的に面白い。自分が日本人ということを差し引いても「さくらん」に軍配が上がる。あちらはなんていうかソフィア・コッポラの綺麗な色彩感覚を存分に感じることは出来るんだが、いかんせんそれだけで終わってる。娯楽性が無い。一方、こちらもまた鮮やかな色彩。蜷川実花の感性と役者達の入魂の演技が凝縮してる。「写真家の撮る映画」に不安はあったけど、蜷川実花には観客を楽しませる感性も感じる。娯楽性を伴なっている。映画はやはりそうでなきゃ。観客を無視した表現なんて許せん。話は変わるけど、演技をしていない時の土屋アンナには興味や好感を持てないが、役者として演技をしている土屋アンナには惹きつけられてしまう。一本筋の通った役がよく似合う。 【マリモ125cc】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-13 07:37:18) |
8.食わず嫌いで敬遠してたんだけど、見てみたらやっぱり予想通りの内容でした。 とりあえず主演が下品でいまいちなんだけど、脇を固める女優がそこそこ良いので見られなくはなかった。 所々ぐっと来るシーンもあったけど、全体を通してみると駄目っぽい。 2人の秘めた愛にもっと重点を置いてくれたら、ラストはちょっと感動的だったのかも知れない。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-23 15:18:03) |
7.切ない要素はいっぱいあるのに、いまいち心が痛まない。感情表現が足りない気がする。魅かれる過程とかきよ葉の切なさが伝わってこない。最後のオチも読めてしまったし、飛躍的な結末が残念。
あと、主人公が破天荒と品のなさを食い違えてしまっている演技でした。木村さんや菅野さんの演技に主人公が完璧に負けてしまっていたと思う。設定の中で木村さんと人気を争うってことになってるけど、そうは見えないんだよね。 【うらわっこ】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-08-16 22:03:19) |
6.いろいろ頑張ってるんだろうけど、なんか中身が無い映画。身体を張った演技といわれてもねえ…。 【ParaP】さん [映画館(邦画)] 4点(2007-07-30 01:41:29) |
5.この映画、感想を簡単にいうのなら「よい意味でイメージどおり、悪い意味で意外性がない」でしょうか。蜷川実花の映像、椎名林檎の音楽、土屋アンナの演技、すべてうまく調和されていて、でも「観る前から思っていたとおり」なんですね。原作の物語を多少アレンジして時間内に収めているのはうまいと思います。それから土屋アンナは綺麗なのですが、やはり演技力に定評のある菅野美穂や木村佳乃と並ぶと「演じる」上での女優としてのオーラは負けてしまい、見劣りするように感じます。二人のほうが演技に凄みも華もあるというか(まあこれはキャリアの差もあるし仕方ないのですが)。個人的に好きなシーンは菅野ちゃん演じる粧ひのおいらん道中シーン。怜悧さと妖艶さを見事に現していて、見ていて鳥肌がたちました。それから土屋アンナ演じるきよ葉が惣次郎を想い川縁で泣くところ。きよ葉の切なさややるせなさなど、いろんな感情が伝わってきました。このシーンのアンナの泣き顔はとても良かったです。 【うさぎどん】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-07-29 23:56:56) |
4.ちょっと、やらしすぎるのでは。結末がものすごく納得いかないので-1点です。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-03-18 00:21:23) |
3.「新しいは古い、古いは新しい」そんな事を思いながら見てました。予想していたより遥かに古臭いです。鈴木清順と五社秀雄をブレンドして思いっきり薄めたような印象。目新しさと言えば役者と音楽くらいのもので、演出や編集は、もっともっとぶっ飛んでしまっていいんじゃない?と思いました。本来、もっと鮮烈な色になったであろう要素が、沈んだトーンの中に埋没しているように見えてしまうのは、何がいけなかったのでしょう? 赤の色調の中にまた赤を乗せて、全体が赤になってしまうと際立たせなければならない要素が弱くなってしまう、でも写真家な監督ならそれは充分に理解している筈ですし・・・うーん。ライティングにメリハリがなかったかなぁ。美術や衣裳、結髪のスタッフがきっちり仕事をしているのが目に見えて、それは古い伝統の世界をちゃんと生かしてるなぁって、そういう点では感心したのですが。フレームを四角く切り取って、その中心に華を持ってくるような描き方にはハッとさせられる一瞬があって、全編このセンスで押し通してくれたなら、物語自体はベタでもいいくらいに思ったのですが、どうも全体の薄味感はいかんともし難いのでした。土屋アンナを起用したのなら、もっともっとぶち壊せたでしょうに。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-03-17 21:08:09) |
2.軽く酒に酔った雛祭りの深夜、ふらりと立ち寄った映画館で、“色”と“艶”に包まれる。 圧倒的な“感覚”に元々の“酔い”は益々広がり、吸い込まれていった。
遊郭の女たちのパワーとモロさ、そしてどうしようもない切なさが、極彩色の映像美の中でめくるめく。 もちろんそこは、華やかさの反面くるおしいほどに「不条理」だが、何かそれ以上に本質的な“美しさ”を感じた。 どうやったって“生き抜く”ということの美しさ、想いを通すことの美しさ、女の根本にある絶対的な美しさ、そういうあらゆる「美」がビジュアルのそれ以上に伝わってきた。
映画初監督となった写真家・蜷川実花の“創造性”は「本物」だ。すでに「完成」されている安野モヨコの原作を、映像作品としてさらに「完成」させてみせたチカラに文句のつけようはない。 さらにそこに、音楽の椎名林檎、主演の土屋アンナが加わり、交わり、今や“ジャパニーズ・ガールパワー”の先頭をぐいぐいと走る才能による物凄い映画が誕生したのだと思う。
雛祭り。まさに“女の祭り”、その夜にこれほどふさわしい映画はなかっただろう。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-03-04 11:30:18) (良:1票) |
1.原作既読。難しそうな題材ながらそれなりにまとめてあって好印象。サイケデリックな色調と美術は花魁の世界にハマっていた。土屋アンナは見た目が原作のイメージかなり近いが喋るとアレだった。軽くなりがちだったが石橋蓮司、夏木マリが作品をシメていたかな。全体的に雰囲気は良かったですね。椎名林檎の曲は今まで聴いた事ありませんでしたが、この作品にとても合っていた様に思います。まぁ音楽で誤魔化している気もしますけども。そういえばレイティングがPG12ですがR15は必要かと。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 6点(2007-02-28 21:27:22) |