6.《ネタバレ》 さらりと見られる青春ストーリー。スポーツ。友情。恩師。ライバル。淡い恋愛。家族愛。青春映画に必要な要素はあますところなくほぼ網羅。そしてセオリー通りの展開。だからこその良さがあり、だからこその物足りなさも感じる作品です。 原田巧役、弟の青波役の子役はあまり演技がうまいとは思えなかったです。でも二人のビジュアルは最高だし、巧のクールなキャラは好き。巧の『孤独な野球』の背景にぴったり。で、周囲の友人達、これが良かった。豪ちゃん、寺の息子、すし屋の息子。脇役ながら結構な出番数で、個性もばっちし。それでいて自然体な演技なので感心します。更には岸谷五朗や萩原聖人などのベテラン俳優陣を父親、監督役に据えたことで、映画のクオリティが一段上がっているように感じます。 キャスティングは◎。ストーリーは△といったところでしょうか。 ストーリーに関しては、原作が小説や漫画の場合の製作の難しさを露呈する結果になったように思えます。 『どこを取捨選択するのか』は、原作者が映画製作に加わるとより難しくなるのかもしれません。個人的にはチームやバッテリーの練習シーン、ライバル校以外の他チームとの遠征試合などを盛り込んでほしかった気がします。少年漫画の影響で、『無名の天才ピッチャーの投球で会場がどよめく』というお決まりのシーンがどうしても見たくなっちゃうのです。本作には残念ながらありませんでしたね。 同級生の繭なんかは後半全然出てきません。巧ともからまなくなります。だったら淡い恋愛要素なんてまとめて削除してその分を野球にまわせば良いと思うのですが、そばに原作者がいるとなかなかそうもいかないのかもしれません。 こーゆー映画によくあるスローモーションがほとんどなかったのは大変良い。子役達の野球シーンも、素人目に見ても全く違和感なく感心です。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-07-11 15:05:05) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 子供たちが素晴らしく特に捕手の子は演技も笑顔もダントツに輝いていた。対戦相手は得てしてステロタイプに悪役として描きがちだがそれがなかった。それから病弱な弟を最後に死なせなかったのも評価できるポイント。残念な点を挙げるとすれば母親の天海祐希がやたらとクドいのと主役の林遣都は主役としての存在感はあるが演技面で今ひとつと感じたこと。見る前はあまり期待してなかったが直球勝負なストーリーは意外に心地よかった。 【時計仕掛けの俺んち】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-11-24 03:47:23) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 原作未読。主人公は僅か小6~中1なのに色々、背負いこみ過ぎで可哀そうだけど天才だからしょうがないのか・・・。しかし今作にしろ「メジャー」(野球アニメ)にしろ天才が出てくる方が盛り上がるし泣けますね・・・。みんな、いい子ばかりで爽やかな映画でした。(せいは君が死なんでホッとした~)。 【より】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-24 21:20:26) (良:1票) |
3.なかなか良かった。この作品はスポコン物ではなくて、野球を通じて結びつく人間関係を描いている。天才ピッチャー“巧”とその球を受けるキャッチャー“豪”との関係が中心にあるものの、家族間での孤立や友情など、実に上手く描かれていると思う。展開にやや強引な部分も見られたが、そこは時間との関係が有るかと思うので目をつむることにしよう。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-20 10:56:53) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 青春っていいなぁって素直に思えた作品。腐女子なので、たくみとごうちゃんのずぶ濡れいちゃいちゃシーンに萌えてしまったであります! 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(吹替)] 7点(2007-08-20 20:58:29) (笑:1票) |
1.小学生~中学生くらいで登場人物たちと同年代の子供たちにはとても楽しめる映画ではないかと思います。主役二人もぴたっと役にはまっていて良かったですよ。『ぼくらの七日間戦争』ばりに大人たちが悪役風情なのはおもしろかったです。野球を「心を伝えるスポーツ」と表現していたのは野球をほとんどしらない自分としては新鮮でした。たしかにバッテリーはおたがいを信頼していないと成立しませんもの。はっとさせられました。 主演の林遣都は大津市在住の高校生でこれが初映画のようですがスッと正中線の通った立ち姿に白いユニフォームがとても似合っていました。演技力もなかなかで原田巧の個性をうまく表現していたと思うので次回作でどう変わるか楽しみです。 【トト】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-03-20 01:21:05) (良:1票) |