4.《ネタバレ》 これがアメリカで大ヒットですか。うーん、せいぜい小学生高学年くらいまでしか鑑賞に耐えないのではないでしょうか。博物館の展示物が動き出すというアイデアは良いのだが、それによって巻き起こる騒動がなんとも尻つぼみでつまらない。単に石版を取り返して日の出前に元にもどると言うだけではね。 しかも後半に行くにつれて話を転がすために、フィクションな設定にさらに無理をさせすぎている。フィクションであってもその中で一定のリアリティを保つべきなのに。 ひねくれ大人の自分として一番違和感を感じたのが、ラスト、人類全体の歴史遺産が皆アメリカ的ポップミュージックにノリノリで踊っているところ。 きっと製作者も鑑賞してるアメリカ人も気付いていないかも知れないのだが、こう言うところになんというかアメリカ人のおらが世界の中心だという脳天気さ、自分たちの文化は無条件で受け入れられ、スタンダードになりうる筈だという思いこみ、他の文化歴史に対する無邪気なる無神経さを感じてしまうのです。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-12-10 21:32:15) (良:2票) |
3.博物館の展示物が、夜になると動き出して大騒ぎ・・・。子供向けのワクワクアドベンチャー映画で、印象としては「ジュマンジ」とほぼ同じ。面白くなかったわけではありませんが、話そのものは薄っぺらい内容で、映像技術を自慢したいだけの映画のように感じました。 歴史的背景や人物の逸話等を生かした大人向けの脚本に仕立ててくれれば、もっと楽しめたかなと思います。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-11 15:39:47) (良:1票) |
2.博物館の展示物が夜になると動き出したら楽しいね、という発想も現代の映像技術では難なくクリアできちゃうのですね。先人たちは苦労しながら特撮をやっていたのになあ。ぜいたくに慣れちゃってありがたみが少なくてなんか寂しい。なめらかに動くティラノザウルスの標本を観ながらそんなことを思ってしまった。 でも、”技術”はあくまで作品にとって黒子の役割だと思うんだ。大事なのは脚本で、私は、どんなお話を聞かせてくれるのかなと映画を観るときにはいつでもそこんとこを楽しみにしている客なのだが、本作は設定以上の話の広がりを持たせられなくてやや退屈でした。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 5点(2016-07-29 00:00:48) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 この映画は先行ロードショウで見ました。これを目的に映画館に行ったわけではなく、ポイントがたまったので見に行ったのです。評価は、やはり普通であるといったところです。ただ、最後まで眠ることなく見ることは出来ました。私は、24が好きなので、ジャックバウアーの恋人が出ており(ちょっとファンなのです)、それが元妻(ex-wife)であり、主人公が元夫です。この関係がなにかあっさりしており、アメリカ社会ではこのような状況が日常茶飯事なのかなあと思ってみていました。また、去年初めてニューヨークに行ってきましたが、この博物館は行っていませんでした。(メトロポリタンミュージアム、とMOMA(近代美術館)に行きました。)この映画を見て、次にニューヨークに行ったらその博物館を見たいかといわれたら、それほどでもないというのが正直な感想です。メトロポリタンミュージアムに行ったときは、「殺しのドレス」の最初の方の場面が見事によみがえり、感動しました。(この映画とは関係ありませんが。)また、内容的には、子供とだめなお父さんとのやりとりというのが中心なのでしょうが、あまりしっくり描けていません。一番魅力的だったのが、インディアンの女性です。もう少し彼女を中心に物語を練ったら、面白くなったのではないかと思います。この映画は、博物館を見て、「もし真夜中に動き出したらきっと面白いに違いない」というアイデアだけで作られた映画のように思えます。 【matan】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-03-10 23:54:27) (良:1票) |