5.ソフィア・コッポラの映画はまあまあ面白いんだけど、決定的な何かが欠けている。『ロスト・イン・トランスレーション』で「日本」との接点をまったく描かなかったように、今作では「男」をまったく描いていない。頼りないルイ16世やら愛人を囲うルイ15世やらプレイボーイの北欧の貴族やら・・・。彼らは、マリーの孤独を際だたせるためだけに存在しているキャラで、それは『ロスト・・』での「日本」の役割とまったく同じだ。ぼくが気に入らないのは、ソフィア自身、それを確信犯でやっているっぽいところ。「日本のことなんてわからないけど、何か?」「男なんてわからないけど、何か?」という開き直った態度の上に彼女の映画は成り立っている。こんなガーリーで自己中な哲学はインディーでやってるぶんには新鮮で楽しいけど、もうそろそろ飽きてきました。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-05 14:50:57) (良:2票) |
4.フランス政府からヴェルサイユ宮殿での撮影を許可され、一種の「お墨付き」を貰った形になりながらも、フランス国民からは総スカンを食らったという、正にマリー・アントワネットの人生を地で行くアメリカ製フランス宮廷映画は、「ヴァージン・スーサイズ」風のポップな少女趣味と、「ロスト・イン・トランスレーション」風の浅い異国情緒をミックスさせた、全くソフィア・コッポラらしい仕上がり。しかも本物の宮殿や壮麗なセット、絢爛な衣装等をインディーズ風の発色の悪い手持ちカメラで撮影するという、「宝の持ち腐れ」も甚だしい演出。時代感と現代的なポップ感の融合も中途半端。また、彼女の心の変遷が全く伝わってこない脚本も、何が言いたかったのかさっぱり解りません。朝の「儀式」のリピートの最後は、つい頭の中で“It's showtime, folks!”と叫んでしまいました…。もうこの人は映画を作るのは止めて、女性誌の編集者にでもなった方が良いんじゃないの、4点献上。 【sayzin】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-02-03 00:04:46) (良:2票) |
3.キルスティン・ダンストはうまいと思うが、あの容姿がマリーアントワネットにふさわしいとは思えない。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-09-07 08:13:27) (良:1票) |
2.機内鑑賞。ソフィア・コッポラらしさも、周知のマリー・アントワネットの人生の前では白々しかった。こういう主人公に対しての新しいアプローチをすることはとても難しいことなのだろうと思った。 それと、キルティン・ダンストには荷の多すぎる役に思えた。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-03-31 03:36:06) (良:1票) |
1.綺麗なドレスや美味しいお菓子や素敵なインテリアだけでは、ちっともおもしろくないということは良く分かった。 制作に日本の会社が名前を連ねてるなら、いっそbased on『ベルばら』でやったほうが良かったのに。キルスティン・ダンストは可愛かった。 【豆治】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-01-21 00:02:32) (良:1票) |