8.いつになっても色々なことに挑戦したい。そう思わせてくれる素晴らしい映画です。人生には死ぬまで終わりなんてないのです。 【akila】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-02-20 03:42:59) |
7.寓話のような現実のドラマ。 心臓やられちゃっても、 バイクが好きで好きで仕方ないニュージーランドのバート爺さんが アメリカのボンヌヴィルスピードレースへ無理矢理押しかけ出場を決意する…ってお話。
いい話だよ、本当に。 私はラスト20分、涙、涙、涙…でした。 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-10 18:24:47) |
6.「夢を追わないやつは野菜と同じだ」
耳も遠くて、前立腺が悪くて、狭心症もちの、そんなジイさんバートだが、何でも笑顔で吹き飛ばす、人生を心から楽しんでいる。 わずかな年金収入で、20年代のオールドバイクに改造に改造を重ね、いつか世界最高速度を出すという夢に向かって、全く老いをいいわけにせず、「心はいつだって18歳だ」
とにかく、そんな彼がたまらなくカッコイイ。
本当に少年のような彼に周りは振り回されるが、最終的にはみんな彼を大好きになる。
改造にかけられる金は僅かなので、日用品をバイクのパーツに代替している、超ハンドメイドバイク。ブレーキもない。
彼の夢であった大塩原を見渡している時の表情に、胸が熱くなった。
映画として特筆すべきところは、全体的な映像の美しさもあるのだが、何よりレース中の画面から伝わってくるスピード感!!凄いです。
この作品を作った監督は、主役の元となった実在の人物バートのドキュメンタリーを制作しており、30年間この映画のアイディアを練っていたらしい。
アンソニー・ホプキンスのキャスティングはとにかく完璧で、本当に素晴らしい演技。誰もが感情移入できると思う。
人生の楽しみ方を忘れかけてしまっている人ほど、この映画の素晴らしさが身に染みるはず。久しぶりの個人的大ヒット映画です。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-07-18 09:31:58) (良:1票) |
5.自分はバイクに乗ってますんで、そんなに期待せず普通に借りて観たところ・・・ 『オヤジさん、アンタ本当に凄ごいヨ…』とポツリ。大感動のドラマでした。 無論、ホプキンスの演技力もあるのですが、やはり「事実は小説より奇なり」でしょう! “夢を追う事を諦めてはイケない”そんなメッセージをしっかりと受け取りました!
あと書籍「バート・マンロー スピードの神に恋した男」を読む事もオススメします。 【xyz1999】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-17 20:17:56) |
4.かっこいい。凄くかっこいい。夢を追い続ける生き様ってやつを魅せてもらいました。道中色んな人に出会うのですが噂どおり皆良い人。殆どの登場人物は出演シーンが少ないのですが出会った人それぞれと交わすちょっとしたドラマがなんだかあたたかい映画でした。展開的にもわりとご都合主義的な感じもあり、それらが合わないって人もいるでしょうが映画の中でぐらいこういう世界を味わいたいではありませんか。後味も最高に清々しい万人に進められる映画ですね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-04 04:41:03) (良:1票) |
3.まず、監督の手腕とアンソニー・ホプキンスの演技力に拍手。実在の人物の人徳をそのまま映画にしても、こうもうまく映像化できないだろう。偽善ではない「せめてこの爺さんだけは夢をかなえさせたい」という良心のかけらを満喫できる逸品ではないだろうか。純粋で無防備な老人を心から応援したり、わずかでも思いやる周囲の人々の配役も絶妙だ。彼らも十分すぎるほどの作品に説得力を持たせてくれているのだ。隣人の家族はもちろんん、モーテルの黒人ゲイ店員、ベトナム戦争に向かう兵士、途中で知り合うインディアンや老婆、レース仲間、競技委員、おまわりさん…。ともすれば「アメリカも捨てたもんじゃない」といいがちだけど、国の問題じゃないことが見れば見るほどわかってくる。特に旅立つ前に経験するバイク野郎たちのエピソードは素晴らしい。後に心優しき人々が登場する方向性を示唆してくれるだけに、とても重要な役割なのだ。実話ものが氾濫する昨今ではあるが、やはり題材選びは重要であることを再認識。この作品は興行的に当たらなかったかもしれないが、題材選びとしてはふさわしいものだと思う。「悪役がいない」と成立しない映画は確かにある。多くはサスペンスやアクション、サクセスストーリーなどだ。しかしこの映画のテーマはそれではない。つい助けたり、優しくしたくなる「夢を追う老人」のストーリーなのだ。アンソニー・ホプキンスは特別なメークはしていない。つまりレクター博士とほとんど同じはずなのに…その老人を演じているのだ。拍手いや脱帽の一言。 【やしき】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-03-14 02:11:46) |
2.実話をもとにした、世界最速を目指すバイク乗りの爺さんが主役の話なんですがカメラワークなど、画がとにかくかっこいい。そして、アンソニーがなんともいい味出しまくりで、周りの皆がいい奴になってしまうのも納得。 ロードムービー的な序盤から、レースの後半まで多彩なキャラクターが登場し、見どころ十二分。ジジイかっこええ。漢だ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-26 16:32:40) |
1.これもやはり、ひとつの人生の応援歌と呼べるものではないだろうか。人間、何か一つの事に一生を賭けるという事など、誰にでもその機会はあっても、なかなか実行に移す事は難しいもの。それも世間の常識を覆すようなものであるならば、尚更である。情熱や経験だけでは達成することなど到底不可能な事。しかし、それを自らの人生の生きている証しとし、目的として、ついに夢を実現させた男の生きざまを描いたのが本作。歯を食いしばり、いかにも頑張っている風には見えない主人公。その颯爽とした立ち居振る舞いの清々しさ。それが持病持ちの老人とならば、尚更際立つ。その気概の持ち主を、A・ホプキンスが自身とダブらせ、孤高の人物に成り切って、実に気持ち良さそうに演じている。軽妙洒脱な面を見せながら、人間味を滲ませていくという、彼の引き出しの多さには、今更ながら敬服する。幾つになっても夢を追い翔る少年のような気持ちを抱き続けられるのは、男の特権であろう。それを身をもって証明してくれているのだ。本作でとりわけ優れているのは、年老いてから旅に出て、様々な人々と出合うことで、一種のカルチャーショックを受けながらも、人の意見には素直に耳を傾け、人情の機微を感じていく彼を、単なる頑固一徹な老人といった画一的な人物としては描いていない点や、周囲の多くの暖かい眼差しが、彼の夢を実現させたという視点を巧みに描出できた事だろう。実話をベースにしているからこそ、一見すると奇想天外なストーリーにも、真実味が帯びてくるのであり、ポンコツ・バイクを引っ提げて、世界の名立たる強豪を相手に出し抜く姿には、もはや喝采を挙げるしかない。近年稀に見る、ロードムービー痛快篇の誕生である。 【ドラえもん】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-07-29 17:11:52) (良:2票) |