14.《ネタバレ》 ラストで言われなくても、何でもコピーマシンが出てきた時に「騙された」と悟りました。あんなマシーンを手に入れたら、セコい復讐など忘れてお金とかたくさんコピーしちゃう。それでも復讐したいなら、自分をコピーするより敵をコピーして生活めちゃくちゃにした方が良くないですか? こんなSFネタを堂々と繰り出して、マジシャン同士のスケール小さなお話に終始。阿呆らしすぎ。こんなのが堂々と公開されるのなら「セロは実は宇宙人なのだ!」みたいな話を真面目に作った映画を見た方が面白そう。 アンディ・サーキスはゲイリー・シニーズとどこか似てる気がした。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 2点(2009-07-01 17:54:25) (笑:2票) |
13.《ネタバレ》 おもしろいと思う、個人的にはハマッた作品。「SF要素がリアリティがない」とか「マジックのタネが読める」とかは本質ではない(だから、その点は観衆に読みやすく意図的に作ったのだろう)、主人公2人がどのようにして自身を複数化していったのか、そのある意味で異常な過程の中でどんな感情や心の痛みがあったか、まさにラストシーンの2人の会話にテーマが集約されていたと感じた。脚本はさすが!と感じた。伏線もどんでん返しも緩やかに仕上げており、奇をてらう感がないのも良かったと思う。メメント以降の作品にはキレがなく、「バットマン・ビキンズ」では、単なるメジャー監督に成り下がったかとガッカリしていたが、ノーラン監督カムバックの印象を受けた。フィンチャーたちにも頑張ってほしい。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-03-08 01:51:41) (良:2票) |
12.x-menとバットマンの戦いの方が面白いと思います。 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-06-11 02:42:43) (笑:2票) |
11.《ネタバレ》 作品としては佳作だと思った。
コンセプトは良いと思った。奇術師にとってタネは命そのものであることはよく伝わった。アンジャーとボーデンの命を 削る攻防は狂気に見えたが、なんでお互いに足を引っ張ることしか考え無いのかなぁと。対立のきっかけにもなったボー デンがアンジャーの妻を紐で縛る時に、なんで二重結びに変更したのか理由が語られていないのがとにかく最後まで気に なった。映像ではアンジャーの妻も結びかえに了承してるような演出だった。ボーデンが「わからない」と答える理由が 全く意味がわからない。ここがずっと引っかかった。ボーデンのプロ意識なんてもので予定外の事をされて妻を殺された ら誰だって怒り狂うでしょ。当時なら復讐するのもわかる。
また時系列をかなりの頻度入れ替えて、敢えてわかりづらくしてるのは良くないかな。 そうそう詳しくは書かないが、奇術考案者のカッターも一体どうしたかったのかよくわからなかった。
アンジャーはボーデンを殺人犯に陥れたわけですが、最終的にはもうひとりのボーデンが子どもと共に平穏を手に入れる のは気分が良くなかった。それくらいボーデンは酷い男だと思うぞ。まぁただ男諸君に好評なように20歳(21?)のスカー レット・ヨハンソンはとても色気ムンムンでした。その一方でテスラの装置はワクワクしなかった。「なんか違う」って 感じで空回りしてる。
総評として、命のかけ方が双方気に入らない。またボーデンの妻への愛情がなんとも気味悪くて受け入れられない。 無垢な子どもがダシに使われてるようでやっぱり気分悪い。 【hibari_21st】さん [インターネット(吹替)] 5点(2021-05-17 15:15:33) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 ドロドロとした人間関係をベースに物語は進み、中盤までは引き込まれるように見ていたのですが、、、どうにもオチが弱い。 さらに最後に最後に銃ってのもちょっと安易だったな、、、ってのが最初の印象。 この映画の本当の面白さは伏線で、「死ぬ鳩」「娘に動物園」「マジックのために日常生活を犠牲」「本当の日と嘘の日」などなど、 2回目を見れば、あーーなるほどと思わせてくれるが、これら伏線に気が付きにくく映画の良さが伝わりにくいのかもしれない。 最後に「観客には分からない、騙されていたいのだ」というナレーション。これって視聴者への皮肉なのかもしれない。 【Keytus】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-07-15 22:11:17) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 アンジャーとボーデンという二人の手品師が不幸な出来事から不和となり、お互いに敵愾心を燃やして、妨害や盗みをして相手に打ち勝とうとする物語。主に瞬間移動術について争う。 最後のおちにはがっかりさせられたが、手品好きには面白い作品だった。時間軸をばらして再構築して見せる手腕は洗練されており、ねたの興味で、最後まで期待感、緊張感が持続した。おちの伏線はあちこちに張り巡らされており、再見すれば綿密に練られた脚本ということが分かるだろう。 映画はいくらでも編集が利くので、手品は画面切替なしで見せないと真実味が出ない。それが判っていながら拘泥しないのは、監督に手品に対する愛情が所為だろう。役者の技術も素人の域を出ない。 籠の鳥消失術は一世を風靡した手品で、実際に鳥を圧死させていたが、後に改良された。これは映画の通り。中国の老奇術師チャン・リン・スーが登場するが、実在の人物で、弾丸受け止め術で命を落としたことで有名だ。実際は中国人に扮したアメリカ人で、テスラ・コイルが発明された頃にはまだ二十代の若者だった。この改変の意図は不明。 テスラ・コイルは現在でも不明な部分があり、似非科学でよく言及される。だから採用したのだろうが、“人間消失”ならともかくも、”人間複製”は許容値を超える。まして、複製人間を殺すなどは言語同断である。殺す理由は皆無で、二人で協力して瞬間移動術を演じればよい。もっともその前に、普通の人ならせっせと金貨などを複製すると思うが。双子おちは安意過ぎる。すぐにばれてしまう。エジソンの手下が登場する。テスラはエジソンの元で働いていたが、金銭と直流・交流議論で関係がこじれた。エジソンはテスラ潰しの為に誹謗中傷や非人道的行為をくり返して攻撃している。テスラの実験屋敷の警戒が厳重なのもその為で、最後は爆発したようになっていたが、エジソンの手下の仕業だった可能性がある。 目立たないが、アンジャーからボーデンに乗り換えた女もひどい。 尚、イギリスの裁判では、裁判官や検事、弁護士はかつらを正装として着用する。古来、虱対策で短髪にしていたことに由来する。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-02 02:13:19) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 展開はすごく面白かった。お互いの視点の移り変わりや、過去と現在の行き来。それぞれの人物の描き方で、惹きこまれていった。最後のトリックはなんなのか?冒頭で「死んだ」アンジャーがいかにしてプレステージを演じるか、一つも見落とすまいと120分注視していた。だが、最後の最後に大どんでん返しが起こった。これがマジックか。なるほど、タネは知らないほうがいい。 【透き通るBlue】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-11-17 00:24:57) (笑:1票) |
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7.映画を観る時は「出来るだけ予備知識なしで」を信条にしているけど、「ジャンル」は押さえとかなくてはならないことを痛感。 途中までは正統派のライバルドラマで、私は結構、こういうの好きなのである。 最初に一方がパフォーマンス中に命を落とし、もう一方に嫌疑がかかるところから始まって時間を遡る。普通に「これは2人の確執がそこに至るまでのドラマを見せ、最後にマジックのネタバレをして本当に彼が殺したのかを見せるんだろう。」と思う。 まあ、その想像は一応、当たってはいるんだけど…テスラとか出てきてありゃりゃな展開に面食らってしまった。流石のケイン、陰険そうなベイル、悪くないんだけどねぇ。 SFとかファンタジーと思ってみるとそれなりなのか?でもコピーを繰り返すと粗悪品になっちゃうんだぞ(Byマモー in ルパンⅢ世)。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-06-05 16:50:57) (笑:1票) |
6.《ネタバレ》 かなりおもしろかったんで、ここでの評価が低すぎてびっくりしました。すべての仕掛けにひっかかりまくった私はアホでしょうか?いやいやアホでよかったのです、楽しめたんだから。 【SAS30】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-02-18 14:10:31) (良:1票) |
5.イヤ、観る前からわかっていたんです。観たわたしが悪かった;でもあのオチは、、、最近の映画ってどうしてこうもつまらないことをああも派手に飾り立てられるのでしょうか。 【kaneko】さん [映画館(字幕)] 3点(2007-06-29 12:53:33) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 この映画はぜひ前情報無しで見てもらいたい。 なのでこの映画をまだ見ていない人はここを読むのを今すぐ止めるように。 マジシャン対マジシャンの戦い。復讐してはやり返し、やり返される。それがどんどんエスカレートして…。手品が好きかどうかで評価は大きく分かれそうだ。手品好きで適度に難しいストーリーについてこれる人は間違いなく楽しめる。 適度に難しい、とは書いたけれどそこまで難解でもないのでぜひ観てもらいたい映画。 手品に興味がない、考えないといけない映画が嫌い、登場人物が覚えられず誰が誰なのかいつも区別がつかなくなる、アクションものしか見ない、そんな人にはきっとこの映画は合わない。 【虎王】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-06-18 16:16:02) (良:1票) |
3.「奇術」に取り付かれた二人のマジシャンの“騙し合い”を、クリストファー・ノーランお得意のダークなミステリアスの中で雰囲気よく描いている。 “騙し合い”という言葉がかわいく思える程、繰り広げられるのは、「謎」と「秘密」にとりつかれた男たちの「狂気」までに発展していく。
クリスチャン・ベイルは相変わらず見るからに怪しいし、ヒュー・ジャックマンは“脱ヒーロー俳優”路線を着々と進めていると思う。そこにマイケル・ケインの渋みと、スカーレット・ヨハンソンの華やぎが加わって、キャスト陣もとても充実している。
こういう映画は、とりあえずラストを迎えるまではあれこれ考えずに「素直に騙されるべき」というのが、もっとも“幸福な方法”だと思うので、二人のマジシャンの文字通り狂ったような騙し合いを堪能することはできた。 ただ、中盤から終盤にかけてなんとなく“オチ”を感じ取れてしまったことは否めない。 そして、映画の雰囲気自体は良質なので誤魔化せてはいるが、よくよく考えれば、あまりに強引過ぎる展開であることも無視できないだろう。
映画の中でも散々語られているが、やはりマジックの“タネあかし”は、するべきではないということかもしれない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-06-09 19:42:20) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 エンターテイメントとは先が気になる状況をいかに演出し続けているかの程度であると定義づけている自分としては、魅惑的な設定により大変娯楽性の高い映画になっているとは思います。 叙述トリックを売りにした原作の映画化ということでクリストファー・ノーランは適任であり、見事な手腕を発揮しているとは思います。
・・・と、そういった優れた部分は多々あるのですが、内容は頂けない。 かねてより読み物への評価は読了するのに読者の努力を過分に要するからか、はたまた個人の想像世界に委ねられる媒体だからでしょうか、評価の甘いものが目立つように思っていました。 読書体験として有意義なものであっても、二時間前後で不確定多数を想定された興行である映画では、その構造や全体像を明快にしなければなりません。映画化によって原作そのものが持つ内容の甘さも指摘されたのではないでしょうか。
ライバル二人の攻防の成り行きを漠然と見守る内容に終始しますし(観客に展開を予測させる描写がなく、故に驚きへ繋がらない)、ゲテモノ・ガジェットは物語る上での装置として使用すべきであって、オチ的な使い道をしてはならない(傑作「ファイト・クラブ」を観て学習して下さい)。
とは言いつつも、ムードや語り口は素敵なので甘めの評価。 【カラバ侯爵】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-06-09 14:59:21) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 これは「反則」「禁じ手」の嵐の様な映画だ。まずベールが結局「双子」と言う落ちは やってはならない「禁じ手」だ。これじゃ結局ただの詐欺だ。ジャックマンそっくりの 人間が都合よく見つかるのも御都合主義の極みだし、電球がやっと実用化された時代に 「物質伝送・複製機」が発明されるなどと言うのも馬鹿馬鹿しい限りだ。 主演の二人も結局私怨の晴らしあいの喧嘩でどちらにも共感できない。キャストは豪華だし、映像の雰囲気は良いが、まじめに見ていると最後に腹が立つ映画だ。この脚本はお客をなめている。 【ハナちゃん】さん [DVD(吹替)] 4点(2007-04-24 02:37:05) (良:1票) |