4.《ネタバレ》 スパルタやテルモピュレーの戦い等の史実は詳しく知らずに鑑賞。冒頭スパルタで男子がいかに徹底して訓練され「戦士」に育っていくか、との説明的描写から始まるが、これが最後まで生きている。精悍なレオニダス王、美しくも賢い王妃、見事に腹筋が割れたスパルタ戦士達、その重さまで伝わってくる動物たち、妖艶なペルシャ王(声はダースベイダーみたいでイメージギャップあり)、見事な殺陣と、血しぶきがストップモーションで飛び散る戦場シーンなど、圧倒的に美しい映像にグロさもスポイルされ、2時間のあいだ作品世界に酔いしれることができた。特にレオニダス王役の「目ぢから」は迫真の一言。この監督は「目」の演技を特に重視していることが伝わってくる。もちろん創作部分も多いであろうが、腐敗した聖職者と悪徳政治家が結託して国を陥れるという構図は近代まで普遍のパターンであったろう。気になったのは、スパルタ軍が「自由」「正義」「法による秩序」を旗印に戦っていたこと。その魂が今のアメリカに受け継がれていると言わんばかりに感じたのは私だけではなかっただろう。全編を通してのテーマの一つは「物語」だ。勇敢なスパルタ王と300人の戦士の戦いを一人の生き残り戦士が必死に伝え、やがてギリシャ全土に語り継がれるにいたる。そして「物語」は(むろん伝える側に都合よく脚色されていくものだが)歴史となり数千年の時を隔てた今、我々の眼前に鮮やかな映像を結んでくれる。世界史上壮絶な戦いは他にも無数にあっだろうが、当然ながら語り継がれなければ残らないのだ。ペルシャ王が「スパルタを歴史から抹殺する!」と恫喝したのも故あってのこと。大切な事は「歴史を残す」こと、言い換えれば「よりよく生き、その証を残すこと」なのだ。レオニダス王の執念の叫びが聞こえてくるかのようだった。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-13 13:47:47) (良:2票) |
3.《ネタバレ》 約7年ぶり2度目観賞、続編公開のための復習。古代ギリシャ、岩山の狭い谷間でわずか300のスパルタ軍が、この世のものとは思えない怪物たちを伴った100万(実際には21万らしい)のペルシャ軍と激突。戦闘シーンに静止画やスローモーションを多用したスタイリッシュな歴史大作・アクション。決して服従しないスパルタ魂を見せつけられました。ぜひ映画館で観てもらいたい作品です、良作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-12 20:14:57) |
2. 史実としてどうなのかよくわかりませんが、楽しめました。精鋭でも数には勝てないのは残念ですね。 【海牛大夫】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-10 15:05:57) |
1.《ネタバレ》 戦闘シーン凄かったです。血しぶきがビュンビュン飛んでるし、腕とか足とか、首まで飛んで、おまけにサイとか象まで出てきて、何が何だか判らなくなってしまった。話は紀元前に実際に起こったテルモピュレーの戦いとかいう争いなんですけど、ロード・オブ・ザ・リングばりに変なキャラが出てきて何だか凄いことになっちゃってます。ま~私なりに楽しめましたけど。 【みんてん】さん [試写会(字幕)] 7点(2007-05-29 00:34:52) |