9.《ネタバレ》 これがスパルタじゃボケぇ!ってな具合に男祭り開始ですな。
AmazonPrimeにて再鑑賞、やっぱり男祭りでしたわ、漢祭りか? 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-11 21:10:22) (笑:3票) |
8.シネコンの中でも一番キャパが小さいスクリーンで鑑賞。狭い空間のせいもあったでしょうが、張り詰めた空気を感じました。多くの観客が、物語に引き込まれていたと思います。事実、非常に堪能しました。絶望的に不利な状況。その中で鬼神のごとき強さを見せるスパルタの戦士。戦闘シーンの見事さは特筆に価します。システマチックな集団戦にはリアリティがあり、個の闘いにおける華やかさは、格闘技マンガを読んでいる感覚に近い。あるいはシューティングゲームをプレイしているよう。手や首はバンバン飛びますし、血しぶき出まくり。しかし、壮絶な殺し合いの描写に目を背けたくなるような事はありません。絶妙なセピアの色合いが、痛ましさを緩和していました。言葉は適切ではないかもしれませんが、面白い。不謹慎かもしれませんが、楽しい。それが率直な感想です。ただ、こういう注釈を付けざるをえないところが、本作の弱点だとも思います。何故素直に「面白い」「楽しい」と言えないのか。それは、物語の体裁が紛れもなく戦争映画だから。コメディ以外で、楽しい戦争映画というのは、やはり無理がある。痛みが伝わらないから、薄っぺらく感じます。なまじ史実に基づいているから尚更です。娯楽に特化した弊害がここにある。ただし戦闘シーンが出色の出来映えであるのは間違いありません。ですから題材を変えれば相当イケるはず。三浦健太郎の傑作漫画『ベルセルク』をこの手法で是非とも実写化していただきたい。 【目隠シスト】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-25 18:08:06) (良:2票) |
7.《ネタバレ》 伝説的でもあるスパルタでの男子の鍛え方の掟と言うのが冒頭で説明されていますが,折角ならスパルタ人の起源の伝説(蒔いた竜の歯から生まれた戦士)から始めればよかったのに。それにしても最初のペルシャの特使にしてもクセルクセスにしても随分大きな連中を集めたものです(CGで細工なのか)。裏切り者のために間道が知られた時点で退路を絶たれる前にギリシャ軍は撤退を開始するのだけれど,スパルタは殿軍を引き受けて全滅しそれを称える碑が後に現地に立てられたと言うヘロドトスの「歴史」の中の短い記述だけから自由に膨らませた作品ですから,まあイランとかには不満たっぷりでしょうが作ったほうが勝ちですね。しかし,トロイでもそうですが当時のギリシャには弓矢は卑怯な飛び道具と見る考えが一般的だったようです。まだ鐙(あぶみ)が発明されていないので馬に乗って戦うことが一方的に有利でなかった時代考証は良く出来ています。でも見ていて疲れる映画です。 【たいほう】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-13 15:34:14) (良:2票) |
6.《ネタバレ》 スパルタやテルモピュレーの戦い等の史実は詳しく知らずに鑑賞。冒頭スパルタで男子がいかに徹底して訓練され「戦士」に育っていくか、との説明的描写から始まるが、これが最後まで生きている。精悍なレオニダス王、美しくも賢い王妃、見事に腹筋が割れたスパルタ戦士達、その重さまで伝わってくる動物たち、妖艶なペルシャ王(声はダースベイダーみたいでイメージギャップあり)、見事な殺陣と、血しぶきがストップモーションで飛び散る戦場シーンなど、圧倒的に美しい映像にグロさもスポイルされ、2時間のあいだ作品世界に酔いしれることができた。特にレオニダス王役の「目ぢから」は迫真の一言。この監督は「目」の演技を特に重視していることが伝わってくる。もちろん創作部分も多いであろうが、腐敗した聖職者と悪徳政治家が結託して国を陥れるという構図は近代まで普遍のパターンであったろう。気になったのは、スパルタ軍が「自由」「正義」「法による秩序」を旗印に戦っていたこと。その魂が今のアメリカに受け継がれていると言わんばかりに感じたのは私だけではなかっただろう。全編を通してのテーマの一つは「物語」だ。勇敢なスパルタ王と300人の戦士の戦いを一人の生き残り戦士が必死に伝え、やがてギリシャ全土に語り継がれるにいたる。そして「物語」は(むろん伝える側に都合よく脚色されていくものだが)歴史となり数千年の時を隔てた今、我々の眼前に鮮やかな映像を結んでくれる。世界史上壮絶な戦いは他にも無数にあっだろうが、当然ながら語り継がれなければ残らないのだ。ペルシャ王が「スパルタを歴史から抹殺する!」と恫喝したのも故あってのこと。大切な事は「歴史を残す」こと、言い換えれば「よりよく生き、その証を残すこと」なのだ。レオニダス王の執念の叫びが聞こえてくるかのようだった。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-06-13 13:47:47) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 歴史や背景に関する知識はゼロで鑑賞したが、知識があまり必要な作品ではなさそうだ。史実と異なるかもしれないが、そういうことはあまり気にならない。 史実をきちんと描く必要のある映画もあるが、作品を通して“何を描くか”“何を伝えたいか”ということが大事だ。『職業:戦士』という言葉が心に残るほど“スパルタ”の精神が上手く描かれている。無駄に死ぬよりも、何かのために戦って死ぬために彼らは自らを鍛え上げている。国のため、愛するもののため、仲間のため、自由のために、戦場で死ぬことこそ、名誉であり誇りであるという精神は見事であり、どことなく“侍魂”にも通じるところがある。 また、ザック・スナイダーの恐ろしいほどのセンスの良さも光る作品に仕上がっている。素人でもプロでも、この仕事を真似できるものはいないといえる。彼だからこそ出来る映像表現ともいえそうだ。 素晴らしいグラフィックだけではなく、見応えのあるバトルも見事である。 しかし、バトルにはやや飽きてしまったところもあった。 サイやゾウ、爆弾魔術師軍団、停戦交渉ありと、手を替え品を替えたバトルが展開されているものの、基本的にはワンパターンというところがある。 レオニダスを苦しめた中ボス級の強敵が一人いたものの、こういった特異なキャラクターをもっと出すとさらに面白くなったかもしれない。 また、隊長の息子をドラマもなく単に無駄死にさせたことはもったいないところだ。 父親や王を護って死ぬというようなドラマや、楽勝のための慢心さが生んだ心の隙というような展開でもよく、何か物足りない展開だった。 圧倒的なグラフィックで、ただただぶった切るシーンで圧倒するというのも分かるが、バトルの中にもう少し“ドラマ”が必要だったのではないか。 男の映画ではあるが、王妃を通して女の戦いもきちんと描かれている。 スパルタは男だけではなく、女も強いということを描きたかったのだろう。 しかし、こちらも完全にはオチておらず、裏切り者の政治家を刺し殺すくらいならば、交渉する必要があったのかとは思うが、彼らスパルタ人の愚直さを表しているのかもしれない。 自分のためというよりも、自分を犠牲にして何かを守るために戦うスパルタ人の気質を表しているようにも感じる。 素晴らしいビジュアルや才能であるが、バトル等においてドラマが不在だったことがマイナスと感じられた作品だ。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-19 22:30:48) (良:1票) |
4.とにかく肉さえあればそれでええという焼肉映画。 【ゆうろう】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2008-11-03 04:15:19) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 マッスルマッスル! 〈追加〉さすがに「マッスルマッスル!」だけではレビューとしてどうかと思い、もう少し追加しておきます。本作品は古代ギリシアの歴史家ヘロドトスの「歴史」に記載されているペルシア戦争のテルモピュライの戦いが舞台となっています。どうやら「歴史」によると、テルモピュライの戦いでは祭りのためスパルタが300人しか出兵できず、内通者がペルシア軍に迂回路を教えたためにギリシア軍は背後を突かれ、レオニダスは他の諸都市の兵を先に逃亡させた後、自ら300人のスパルタ兵を率いてペルシャ軍を迎え撃ったということだそうです。そしてこの映画はこの大まかなプロットを軸に「男だらけの筋肉祭り」を展開するわけです。化け物じみた兵隊やピアスまみれのペルシア王など突っ込み所満載なものが多々登場しますが、見ている間はそんなものは全く気になりません。そして最後はテルモピュライの戦いから1年後、スパルタを中心とするギリシア軍が大勝したプラタイアの戦い開始のシーンで締めくくられます。テンポや映像も良く、全体的に結構好きな感じの映画なのですが、農作業などに大量の奴隷を使役していたギリシア諸国がやたらとアメリカ的自由を主張しているところがどうにもこうにも気になってしょうがありません。でもまあ、戦いのシーンは何度も見返してしまうほど良かったです。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-12-06 01:00:53) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 この映画に期待したのは、ストーリーなど置いておいて兎に角「戦闘シーン」である。そして、最初の戦闘だけであるが、やっと手に汗握るアクション映画に出会えた。盾を上手く使っての戦法であるが、無論個人の能力が優れているのであろうが、それがチームになった場合の攻撃は本当に説得力がある。一番のお気に入りは弓矢の雨を盾で受けるシーン。残念なのは、忍者もどきや”ゴブリン”の登場によって中途半端なファンタジーになってしまった点。幾ら神話だろうが、入れていいものと悪いものの区別はある筈。主役の豹のような動き・肉体を含めた役作りは見事としか言い様が無い、多少は筋肉をCG処理しているのだろうか。ふと思ったのは、日本には盾の文化が殆ど無いということ、動きの鈍い鎧武者ではこの盾を持った裸のにーちゃんに勝てないだろうなあ。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-08 09:24:17) (良:1票) |
1.敵の親分のヨガファイヤーが見たい 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-18 05:27:24) (笑:1票) |