6.〝ジッシィズッスパッルタッ!〟と咆哮し立てつけの悪いドアでも蹴破りたい気分にさせられるほど高揚感があり、とにかくスタイリッシュでスピーディでパワフル・・・ですが、これは映画(実写)なのでしょうか?ともすればハワイ出身の巨漢力士の突き押しでも食らうかの如く、その勢いに一気に土俵下へすっ飛ばされてしまいそうなのですが、土俵際でふんばってしっかり観てみると…これが案外パッとしていません。全く知らないのですが本作の原作はコミックらしいですね。そのためなのか色彩や質感、戦場での圧倒的な戦闘シーンなどのCG全開の映像は美しく見えるものの、これは〝カリカチュア的な〟というよりも漫画そのものであり、画面を切り取ってコマにおさめて吹き出しにセリフを入れても十分に成立するように見えます。例えば、ペルシアの大軍を象徴する〝日の光をも覆い隠してしまう大量の矢〟のシーン。雨あられどころか空に幕がかかるのかっ?!と聞いただけでもゾクゾクしてしまうこの場面はもっと壮絶なシーンにできたと思うのですが、意外なまでにあっさり処理されています。レオニダスの流れるような戦闘シーンはともかくとして、その他のほとんどの面、ほとんどのシーンにおいて私には非映画的に思えます。 ただ、大ヒットしたようですからおそらく後続作品も生み出されるでしょう。もちろん漫画を読むだけでは味わえない興奮を体感させてくれますし熱気ムンムンですので、こういうのも〝あり〟なのですが、映画というより新形態の映像作品という感じがします。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-06-15 18:29:08) (良:2票) |
5.天候に恵まれなかった映画 【シン】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-05-09 22:58:48) (笑:1票) |
4.脳味噌まで筋肉で出来ているような映画でした。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-04-19 06:40:47) (良:1票) |
3.R-15指定だったけどスタイリッシュな映し方のグロだったので全然平気。映像が綺麗。空の色とか筋肉の陰影とかすごかった。 歴史ものというよりほんとに戦いを美しくかっこよく映しただけの映画なので好きな人は好きだろうけど奥深いストーリーを求める人には不向きかも…私は嫌いではなかったので見れましたが二度はいい。ナレーションもかっこつけた小説みたいな語り口で導入部結構眠かった。あと戦うシーンもスローモーションと早送りの混ぜたようなのを駆使しててそれが結構何度も使われるので飽きるっちゃ飽きる。最後の締めはそこそこよかった。暇な時借りるにはいいかも。 【のえるあい】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-15 19:39:04) (良:1票) |
2.レオニダスが死ぬとこまではそこそこ面白かった。エンターテインメントなんだから史実とかリアルどうこうじゃなくて、勢いが大事。だから忍者みたいのも出てきちゃうし、サイやゾウもまるで異界のモンスターのように描いちゃうし、クセルクセスもこの世に君臨する神のように描いちゃう。そういった部分は「そんなわけねー」などと無粋にツッコむことなく普通に飲み込めるんですが、ザック・スナイダーという人は映像センスはあるのに、「自由と平和にために今こそ立ち上がるのだー!」的な最近のアメリカ映画の最もクサい部分を最後に持ってくることには抵抗は無いんですかね?/レオニダスが「自由と平和を守る」ために戦ってるというのはそれまでの内容で充分伝わるんだから、あんなつまらない締めはいらないんですよ。自分としては死屍累々の中でレオニダスも力尽きて、カメラが遠ざかっていくところまでで止めてくれた方が余韻があっていい。 |
1.斬新な映像を楽しみにしていたのに、見たことあるような映像ばっかりでがっかり。スパルタ戦士の精鋭達はただマッチョマンを300人集めただけで、クセルクセス一人の存在感に負けてるし、キャラの掘り下げも足りないのでスパルタ側に感情移入出来ずにスパルタ戦士が負けようが勝とうがどうでもいいような薄っぺらい映画になってる。シン・シティはかなり好きだが、この映画は微妙。もっとストーリーに力入れるべき。これはさすがに内容なさすぎ。 スパルタっぽく厳しく評価。 ディス・イズ・スパルタァー! 【映画大好きっ子】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-06-29 16:51:01) (良:1票) |