1.ネタバレ しかしまあ、挑発的で意地の悪い作品ですね。「美容整形」を取り上げ、「絶対の愛」とは何かを問いかける極めてありがちなテーマの作品なのですが、キムギドクはそこにホラー・サスペンス・ブラックユーモアの要素を交え、その卓越した映像センスで仕上げることにより「並じゃない」映画を作り上げています。
本当にキムギドクのセンスは凄いですね。特にお面のシーンなんかは本当に巧いなと思いましたね。一歩間違えれば「トンデモ映画」になってしまうところですが・・・・・。
この作品に出てくる男女は徹底的に滑稽に描かれています。これは「姿形で愛を得ようとするなんて滑稽なことだ」ということなのか、はたまた「愛を捜し求めること、さらには愛自体が実は滑稽なものだ」ということなのか・・・・いろいろと考えさせられます。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-06 12:15:57) |