11.なかなかストレート過ぎる題材ではあるのだけど、面白かった。 キャプラ監督の正義を訴える真面目な部分と温かい優しい部分が作品から感じましたね。
政治家のバックに付く大企業の力、マスコミを操作するという所は今も変わらないかな。 テイラーの指示でラジオ、新聞を手当たり次第に操作をしていく一連のスピード感、お見事。 今でさえ自分を含む一般の視聴者は、知らず知らずのうちにマスコミに印象操作をされているのでしょうから。
議会でのシーンも圧巻でした。舞台も論戦も展開も良く練られてますし、熱いです。 キャプラ作品は、強引な展開になろうが、何故か許容させられます。監督の真摯であり温かい視点があるからだと思います。万歳です。
日本リメイクするならスミス役は松岡修造様が適任ですね。 【サーファローザ】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-05-05 09:02:45) |
10.ジェームズ・スチュアートの熱演ぶり、すごい。フランク・キャプラの映画はまだあんまり見てないけど心に響くのばっかり、アメリカの良心といわれる由縁がよーくよーくわかります。内容はストレート、後半の演説シーンも展開から仕方ないんだけど目が離せないの。でも今から70年近く前に作られたのに関わらず汚職があったり議会妨害があったりと政治の世界っていつまでも変わんないんだなぁというのを見てて実感しました。彼みたいな人が日本に一人でも二人でもいれば何か変わると思うんだけどなぁ、、、あ、これも理想か。 |
9.ちょっと恥ずかしいぐらいにストレートな内容。大好き。 【なますて】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-04 14:28:39) |
8.作品の出来が素晴らしい事は言わずもがなですが、この映画が真珠湾攻撃前、戦前日本で最後に公開されたアメリカ映画だったって事に自分は興味を惹かれます。もちろんどれくらいの規模で公開されたのかなど知る由もないけれど、当時既に軍部の統制下にあった映画興行界、言論の自由すら制限されていた閉塞期、この極めて楽天的でヒューマニズム溢れる「議会制民主主義万歳」映画を観たヒトは、一体どんな感想を持ったんすかねえ・・・?ジェームズ・スチュアートや議長役の方の温かい表情を観たら、鬼畜米英なんて感情どこかへ吹き飛んじゃうような気がします。もし俺なら、何を信じたらいいのか混乱したまま戦地へと赴いて、そのまま戦死したかもしれないなあって考えたり。これほど貴重な一本の映画など、もはや何の影響も及ぼさないほど時代はめまぐるしく動いていたんですよね・・・。ラスト、しゃがれ声のヒロイン、ジーン・アーサーの台詞は「いよっ、スミス、日本一!」って掛け声にも聞こえてきます。場内満場一斉拍手、パチパチパチ~! 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(字幕)] 9点(2006-11-19 11:13:01) (良:2票) |
7.念願がかないやっと鑑賞できた。どうであれ想像はしていたものの、この直球ど真ん中を今まで知らなかったことに焦りすら感じた。 |
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6.フランク・キャプラが作るのだから、アンハッピーエンドはありえない、と解っていても、つい夢中になり過ぎてその事を忘れ、終盤では、自分の心臓の音が聞こえそうなほど心拍数が上がってドキドキバクバクと物凄く興奮していた。そしてラストはやっぱり最高。僕はやっぱりキャプラさんの映画が大好きッス!九点! 【ボビー】さん 9点(2004-08-06 15:53:19) |
5.・・・・・・この作品のレビューは難しい。なぜかというと、観た後何だかモヤモヤした、アンビバレントな気持ちになってしまったから。確かにジェームス・スチュワート演じるスミスのひたむきな姿には感動した。ただ、彼の、アメリカの民主主義や「失われた大義」に対するあまりに無邪気で「信仰」に近いような信念に対して、「ひく」というより、恐怖に近い感情が沸き起こってしまったのも事実なのだ。21世紀に入り、様々なものを見聞きしてしまった自分は、例えば「イラクを独裁者から開放して、民主主義を授けよう」という気持ちからブッシュを支持した人々の中にスミス氏のような「まっすぐ」な善人がいなかったか?というような事を考えずにはおれない。
ただ、だからといってこの作品を「アメリカ的欺瞞」と一蹴するのもためらわれてしまう。この作品は、政治的な題材を扱ってはいるものの、そこにあるのは普遍的な人間の姿であり、普遍的なメッセージであり、人間を肯定しようとするキャプラの姿勢が現れている。それに対して斜に構えてニヒリスティックな態度を取るのは、とても淋しい事だと思ってしまうのだ。
それに何よりもまず、この作品は優れたエンタテインメントであるという事を認めないわけにはいかない。クライマックスのスミス氏がクラリッサの助けを借りて陰謀に立ち向かう姿は政治的云々より「闘う男のドラマ」として素晴らしいし、スミス氏を信じた地元の少年達の健気な姿には涙を禁じえなかった。そしてキャプラ作品に顕著なチャーミングな人物(本作では議長役の俳優が素晴らしかったと個人的に思う)も楽しませてくれる。
で、「結局どっちやねん、エエんか悪いんか、はっきりせい!」と自分でも思うのだけれど、一方で「いや、そんな簡単に白黒つけなくても良いんじゃないの?」という気持ちもあったりして、観た後「もやもや」は広がるばかりなのでした。もしこれを読んでいる人にまで「もやもや」が感染してしまったらごめんなさい。でも人生、割り切れる事だけでなく、曖昧なままで捉えなくちゃいけないときもあるし、かといって時には割り切んなくちゃあ前に進めないこともあるし、なかなか難しいもんです。 【ぐるぐる】さん 9点(2004-07-21 20:43:37) (良:1票) |
4.観た後に心が晴れ晴れとする映画でした。 この映画の主人公、スミスのような確たる信念と、誠実さと純粋さがあれば、それは時に暗く、汚れた現実にも打ち勝つものなんだ、ということを自分はいつまでも信じていたい、と思いました。この映画を観て元気が出ました。 |
3.ジェイムズ・スチュアートはいつもこういう役を貰ってホントに得してるなー、って感じ。でも自分はこういう良い人好きだから、彼の出てる映画は大好き。後味いいし。最後にペインが「私なんか生きている価値が無い」って言ったとこがスミスの情熱が優ったシーンとして印象的。 【kett】さん 9点(2003-04-11 23:22:16) (良:1票) |
2.良かった。アメリカ、アメリカ、自由の国アメリカ。アメリカの古き良きヒューマニズムの映画でした。 【Tomo】さん 9点(2002-02-24 18:40:20) |
1.アメリカがアメリカ映画がすごいのは、こんな映画をエンターティメントとして製作するからである。民主主義の素晴らしさ。正しいことが報われる可能性のある社会。キャプラの理想主義だけでなくこんな映画を製作した人々に感動させられます。日本では、政治家を良民とするドラマは創れません。民主主義が成熟していないのか議会制政治が間違って制度輸入されたからなのでしょうか。 【あきちゃん】さん 9点(2001-06-06 01:03:44) (良:1票) |