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サラバンド

[サラバンド]
SARABAND
2003年スウェーデン上映時間:112分
平均点:6.29 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
ドラマ音楽もの
新規登録(2007-03-26)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2013-09-06)【イニシャルK】さん
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監督イングマール・ベルイマン
キャストエルランド・ヨセフソン(男優)
リブ・ウルマン(女優)
脚本イングマール・ベルイマン
作曲ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
ヨハネス・ブラームス
衣装インガー・ペルソン
字幕翻訳石田泰子
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【口コミ・感想】

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1.《ネタバレ》 ベルイマンはこの『サラバンド』より20年も前に『ファニーとアレクサンデル』という遺作を送り出している。映画で出来ることは全てやったと映画界から引退し、テレビと演劇をその後の活躍の場に選ぶ。それよりももっと前からベルイマンは映画よりもテレビに興味を持っていた。芸術をより多くの人たちのものとしたいと考える彼にとって映画が大衆性を損ないつつある中で、より大衆性の強いテレビというメディアに可能性を求めたのかもしれない。
しかし彼は映画に帰ってきた。年齢からしてもおそらく本当の遺作となるだろうことを覚悟したうえで、彼は最後の最後に映画を選んだのだ(そして本当に遺作となった)。しかもスウェーデン国内で社会現象まで起こした“テレビ”ドラマ『ある結婚の風景』の続編を“映画”で。さらに最新のデジタルハイビジョンで。
何故、映画に戻ってきたのかは知らない。メディアとしての可能性が映画にあると考えたのか、ただ映画が好きだったのか。とにかく映画に帰ってきたことに素直に感謝し喜びたい。

この作品が描くのはベルイマンが描き続けてきた「家族」であり「愛」である。親と子の関係が映画の中に3つあります。物語のメインとなる親子は、親の子に対する独りよがりな愛でもって子を不幸にする。この親の父、つまり『ある結婚の風景』の主人公でもあった親とその子(つまり先の親子の親)は本心から憎みあっている。そのはずなのにあることが起こって父は夜も眠れずに震えて泣きじゃくる。体が反応する。子を愛していると。それらを見たリブ・ウルマンが病気の子供を訪ねる。親は子を、子は親を本能的に愛している。夫婦の間にあるものとは全く異質にして絶対的なもの。どちらの愛も時には喜びをもたらし時には辛さをもたらす。ベルイマンの哲学でありこの世の心理。
『ファニーとアレクサンデル』はたしかにベルイマンの集大成であったと今尚思う。
一方で『サラバンド』はベルイマンの思想的・哲学的集大成なんだと思う。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-04 15:19:25)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 6.29点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
5114.29%
6228.57%
7228.57%
800.00%
9114.29%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 5.50点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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