《改行表示》 13.十数年ぶりにまたもや巻き込まれてしまった全米一“不運”な男、ジョン・マクレーン。結論、この男、衰え知らず。 いや、正確に言うと、だいぶ衰えてはいる。第一作目の彼などと比べると、老け込んでいることはもはや明らかであり、もう風貌的には初老という印象さえ覚える。 が、その「不完全さ」こそ、ブルース・ウィリスという映画俳優を一躍スターダムに押し上げたジョン・マクレーンというキャラクターに他ならない。 ちょっとおかしな話だが、スマートで血みどろにならないマクレーン刑事など誰も見たくはないのだ。 おまけに今回の敵は、サイバーテロ。全米を揺るがすほどのバリバリのデジタル集団VS全米一のアナログ刑事という構図は、彼のキャラクター性を際立たせると共に、とてもユニークな対比を見せる。 「ダイ・ハード」シリーズでは、マクレーン刑事の奮闘ぶりと同時に、彼をサポートする「相棒」のやりとりも重要なファクターだと思う。今作では青年ハッカーとコンビを組むわけだが、アナログ豪腕刑事とデジタル貧弱オタクの間で生じるギャップの中でのかけあいは、娯楽性に溢れ、絶妙なバランスを生んでいた。 久しぶりに文句なく楽しめるアクション映画を観たという感じがする。 無味乾燥的な映像美の中で、アニメの「ルパン三世」ばりに何でもありのアクションシーンが連続して、息をつかせない。 「ダイ・ハード」といえば、「主人公VSテロリスト」という構図のアクション映画の金字塔的映画なわけだが(まあ正確にはこのシリーズに出てくる敵はテロリストではないのだが)、そのシリーズの最新作にふさわしい優れたアクション映画だったと思う。 そして、その第一作「ダイ・ハード」で大スターにのし上がり、以降20年間にわたってエンターテイメント映画の主人公で体を張り続けているブルース・ウィリスという男は、実のところかなりスゴイ俳優なのではないかと思ったりした。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-14 09:13:42) (良:4票) |
12.最初ははらはらしながら見ていたけど、カンフー女マギーQとの戦いの辺りからダレてきた。目の覚めるようなアクションが目白押しの映画なら飽きないだろうと思っていたのですが、飽きるものですね。「どうせ映画なんだからあり得ないことが次々と起こるものだ」とは言ったものだが、そのあり得なさが自分の許容範囲を超えており、途中からあきれたような感覚になってしまった。自分にはなんともつまらない映画でした。映画館を出た直後は5点かなと思ってましたが、思い出して反芻するたびにつまらなさだけが浮き彫りになってきてしまい、4点。娘役の女優がかわいかった。ブレイクするかな。 【ishikawa】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-07-06 12:47:14) (良:2票) |
11.中学生の妄想レベルと言ってもいいほど酷いストーリーとアクションでした。ジョン・マクレーンの性格が悪い意味で変わってしまっているのが一番残念。そして、イマイチ評価されていないパート3に一番影響を受けているのはどうしたことだろう。個人的にはパート3は結構好きな作品なんです。しかし、製作者たちの「この作品こそが一作目からの正当な続編だ」というような態度はかなり気に入りません。そのくせ、パート3がああいう内容でなければ絶対にできないような作りになっていて、「ほんとにダイハード好きなの?」と疑わざるをえないものでした。ハッカーのマットと、娘のルーシー、この二人のキャラクターだけは好きです。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 3点(2013-02-20 16:13:11) (良:1票) |
《改行表示》 10.世界一 "ついていない男" マクレーンが、サイバーテロと対決するシリーズ第四弾。 ストーリーの流れは「1」を踏襲したような形で、違いはビルの内か外かだけ。 ただ今回は行動範囲が広い分、繋ぎ繋ぎのシーンではやはり無茶と思われる場面も多かった。 吹き出しちゃうシーンもあり、本来ならもっとハラハラドキドキさせて欲しいところなのだが、 もうしょうがないか。「1」の満足感には到底及ばないが、派手な映像満載で、 アクション物としては十分に楽しませてくれる。でも・・・さすがに飽きてきたかな。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-01 06:18:41) (良:1票) |
《改行表示》 9.2より上 3より下 って感じかな。 まあ楽しめました。 【フラミンゴ】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-12-27 12:57:35) (良:1票) |
8.大好きなシリーズなので高得点をつけたかったものの、残念ながらこれはダメでした。ド派手な見せ場の連続なのに手に汗握らないという、アクションものの末期症状とでも言うべき状態となっています。シリーズの定番通りマクレーンは傷つき、満身創痍で敵に挑むものの、どんな強敵を相手にしても負けないだろうという妙な安心感が作品を覆っています。マクレーンが超人化した「2」、駄作と言われる「3」にも、戦いには一定の緊張感が存在していたのですが、本作にはそれが皆無に近い状態となっています。「アンダーワールド」の頃から、レン・ワイズマンは「迫りくる緊張感」や「煽り」というものを不得意としていました。ド派手なアクションを撮る実力はあるのに(どこまでがCGでどこまでがライブなのか見分けがつかないほど見事な腕前)、これを映画における見せ場として機能させることができないのです。そんな彼の作品においては、設定や物語はアクションをやるためのお膳立てにすぎません。よって脚本はかなり雑です。自分の意見を聞いてもらえなかったとヤケになって米国にテロを起こすちっちゃな男が今回の敵なのですが、動機とやってることのスケールがあまりに一致していないため、この人物をリアルに感じることができません。「どうしてここまでのことを?」「6億ドル盗むとなると、とことん追われるからな」と、大それた行動に見合った動機付けをしていた「1」が懐かしくなりました。また、魔法の杖のようにいとも簡単にインフラを操作することも、あまりにリアリティを欠いていました。これでは、この映画は何でもありかいと冷めてしまいます。これまた、プログラマーがセキュリティを解除するための時間稼ぎをしていた「1」が懐かしくなりました。さらに、彼の配下には恐ろしく優秀な部隊がいますが、彼らは一体どういう動機でテロに参加しているのかも不明です。敵の存在もマクレーンの活躍もあまりに都合よく話が進んでしまうため、見ている側は特に何も感じることのない2時間を経験することとなります。画はよかっただけにこの仕上がりは残念です。 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 4点(2009-07-30 17:21:33) (良:1票) |
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7.むやみに町を混乱させているだけで恐ろしさのない小悪党な犯人グループ。全くの役立たずな当局。不死身のマクレーン。三者の絡みは、殺るか殺られるかの張り詰めた緊張感、殺られないために振り絞る知恵の感じられぬ、ただただ町や建物や人を破壊しまくるだけで怪獣映画を観ているようでした。同じ人物が演じているマクレーン。自身の風貌や成長した娘に時の流れを見ますが、それ以外で彼の年輪を見せて欲しかったです。固いこと抜きでアクションをお楽しみという点ではボスのあまりにも貧弱な最期がダメでした。 |
6.ダイハードのおもしろさってのは、不敵で狡猾な強敵を、マクレーンがボロボロにながらもさらに不敵な態度でボッコボコにしてぶっ潰していく所やと思うねん。それで観てる俺らも溜飲が下がってスカッとできる。今作もそれは健在で、女忍者に車ごと突進したり、ヘリに車を叩きこんだり、それであせる敵ボスを観てると、やっぱ、このシリーズおもしろいと思ってしまう。満足です。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-02-27 02:00:37) (良:1票) |
5.ジョン・マクレーンがコマンドーとかランボーみたいになってる。でもそれも当然。これまで自らの不運によって巻き込まれてきた凄まじいまでの大事件によって、傭兵も真っ青なほどの実戦経験を積んできたのだから。これで1作目のような普通の(普通じゃないけど)警察官だったらかえってアホです。だから2作目以降に1作目にある面白さを望むこと自体が間違っている。このシリーズを続けるなら進化するマクレーンに合わせて作品自体も進化しなければならない。で、この「4.0」がこれまでにない面白さを提示しているかというと残念ながら提示されているとは言えない。唯一、もうこうなったら「強すぎ!」と笑っちゃおうみたいなノリがあるくらい。戦闘機との格闘は大笑いするところでしょ。アクションは昨今の何がなんだかなものに比べればちゃんとアクションしてるので久々にアクション映画見たなと思った。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-11-12 13:38:41) (良:1票) |
《改行表示》 4.結論から言ってこれは失敗作、駄作です。「ダイ・ハード」がその他多くのアクション映画とは別物という魅力の部分がまったく損なわれてしまっているの。 ジョン・マクレーンがいるだけって感じです。彼のキャラを見事なまでに崩し、それまで個性と存在感が突出していた敵役、相棒役はこれといってインパクトなし。援護するFBIは役立たず。人物描写も省略、ユーモアを意識したであろう時々出てくるセリフもユーモアのわからない人ががんばってここでこう言わせてみましたみたいでなんだか痛々しい。 作りすぎの映像、あの色彩はなんだ!!鬱陶しい映像作りでした。 これまでのシリーズ全体に感じられた「職人気質」は消滅し、今作の敵同様、無機質なただの破壊しまくり映画になってしまいました。あぁ「ダイ・ハード」が・・・こんな気持ちにさせられて2点にしようと思ったけど、ジョン・マクレーンだし・・・どうしよう。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-11 12:27:22) (良:1票) |
《改行表示》 3.俺が映画を好きになるキッカケになった映画「ダイ・ハード」。 好きになった当時は既に3作目までとっくに公開していて、リアルタイムではなく完全に後追いファンな訳なんですが、このシリーズにかける思いは誰にも負けない自信があります(笑) この4作目の製作が決まったとき、期待と不安の両方が一気に押し寄せてきました。 今のブルースにはまだ激しいアクションが出来るのか?とか、CG使いまくりのリアルさが無いダイ・ハードになってしまうのか?などと言った不安要素。 それでもこのシリーズのパワーを信じたい気持ちもあり、公開を待ちました。 実際観てみると・・・良かった。不安を見事に跳ね返してくれた。2、3作目と同じく幅広い場所が舞台になったけど、パワーは前2作よりも感じれた気がしました。 最初の15分の大暴れでマクレーンの活躍をやっとスクリーンで観れたことに感動。 後はお馴染み「ダイ・ハード」シリーズの王道を突き進む流れ、さらにクライマックスはVS戦闘機というド派手なアクションもあり大満足な内容でした。 不満はほとんど無いけれど、あえて言うならガブリエルの悪役ぶりがもっと欲しかったところ。 マクレーン相変わらずのボヤキももっと欲しかった(今回は何かターミネーターやジェームズ・ボンドぽかった笑)って感じですね。 個人的にはシリーズの中で1作目に続く面白さだと思ってます。5作目の話もあるみたいですが、やるなら次の舞台どうするんだろ?(笑) 最後にDVDに吹き替えを2種類収録した20世紀FOX、本当に感謝します。野沢那智マクレーン最高!! 【エージェント スミス】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-02-12 17:17:32) (良:1票) |
《改行表示》 2.一緒に行った姉の希望で吹替で観た。「2」と「3」はあまり記憶がないけど、「1」と同じ位おもしろかった。あり得ない運の良さ、絶対死なない人がだいたい分かるので安心して観られる。で、エンディングが終わり声優の名前が出た時、前の席に座っていたおばちゃんが「あ~、野沢那智か。ルパンⅢ世の声の人よ」と自慢げに隣のおばちゃんに言ったのを聞いて、話が半分位飛んでしまった。「ルパンは山田康雄じゃーっ!!(もしくは栗貫)」って訂正した方が良かったか悩み中。 【ぶり】さん [映画館(吹替)] 7点(2007-08-18 17:18:18) (笑:1票) |
1.主人公の名前が同じだけで(容姿は別人になっちゃって・・・)、もはやダイ・ハードシリーズとは思えないけど、シリーズ?の中では1と同じぐらいの面白さ。ただ、これは劇場で観てこそ感じるのではないだろうか。1はDVD、テレビで観ても十分に楽しめるけど、4.0はどうだろうか?特にテレビでブツブツと切られたものが放送されたら、おそらくこの作品の面白さは成立しなくなる気がする。 【リニア】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-07-15 13:05:04) (良:1票) |