5.《ネタバレ》 「流れ星を取ってきたら結婚して」で始まる、かぐや姫みたいな物語。その流れ星もまた女の子。そして男は流れ星のほうを好きになってしまうスーパーファンタジー。 悪い王子たち。魔女。海賊。ファンタジーならではの面々が大活躍。予算の関係なのか、1つ目の巨人やら大ダコやらドラゴンやら、モンスターの類はほとんど出ません。モンスターあってこそのファンタジーアドベンチャーと考えている人にとっては少々物足りないかもしれないですね。その代わり、魔女たちは魔法で結構魅せてくれます。 ストーリーそのものはひねりがなく単調。私はなぜか飽きなかったのですが、人によっては退屈に感じるかも。ロマンス中心。アクション、バトルは添え物。そっち方面の期待はしないほうが無難。 主人公のトリスタンは情けないうえに自己中。この人、確かに1回だけイヴェインの命を救う。でもそれ以外ではマイナスファクターしかないのに、なぜかトリスタンに心引かれるイヴェイン。 ストーリーの転換期はロバート・デ・ニーロ演じるキャプテン・シェイクスピアが出てきてから。この人たまに変な脇役やるんだけど、この人が出てくるだけで、映画そのものがぐっと面白くなることがよくあります。トリスタンはキャプテン・シェイクスピアとの交流を通して、ビジュアル、剣術、精神面、そのすべてにおいて成長します。急に魅力的な主人公へと生まれ変わる。これがなければ、このどうしようもない主人公に共感できないまま、ラストのハッピーエンドを冷めた目で見ていたでしょう。 とは言え、決して『カタルシス』や『感動』を与えてくれる映画でないことは確か。過剰な期待は禁物です。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-04-30 11:48:19) (良:1票) |
4.流れ星の話と王位継承の話が同時進行する構成ではあるけど、結局はどっちも一体化してしまってるのが勿体無い。 もうちょっと上手く絡み合わせて、相乗効果を演出して貰いたかった。 あと、母親との再会というのも同時進行してたけど、これもいまいち感動的にはならなかったね。 それでも、ラストの対決は意外と盛り上がったので楽しかったです。 特に操り人形の動きが斬新で良かった。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 6点(2016-02-04 15:29:29) (良:1票) |
3.ロードオブザリングの指輪がすべてを滅ぼすものならば、この物語のイヴェインはすべてを与えるもの。そのぶん話も明るく登場人物も多すぎず、ごちゃごちゃすることなく話もうまくまとまり、オチもついてて非常に観やすかったです。未来世紀ブラジルとこの映画のデニーロは脇役だけどいい味出しすぎてます。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-19 19:45:31) (良:1票) |
2.このテのCGを駆使したファンタジー・アドベンチャーものを久々に見た気がします。魔法とか呪いとかアイテムの効果がいろんなところで伏線として活かされてて、これがファンタジーの面白さだなぁと感心。それをさておいても、デニーロとM・ファイファーの怪演だけで大いに価値があったわけですが。ベン・バーンズは主役にはまだ早いと判断されたのかな?‘星’がCGに頼らないでも、もう少し浮世離れした感じだったら、ロマンス部分ももっとファンタジックだったかも。 【失言さん】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-17 17:15:33) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 世界観を掴むまでに少々手間取りましたが、慣れてくると心地良くなります。“星”の美女をめぐるファンタジックな冒険譚を堪能しました。観て良かったです。ただ不満な点もありました。気になったのはスリル不足。危機回避があっけないです。こういうお話ですから、ご都合主義はむしろ歓迎したいのですが、そこへ至るまでの展開がもっと欲しい。ハラハラドキドキ焦らされたい。主軸となる恋物語にも同じ事が言えます。何故“星”は彼を好きになったの?出会い方はなんとも微妙だし、その後の彼の行動にも胸を打つ要素が無かったような。おまけに彼女の方から告白なんて羨まし過ぎます(笑)。すんなり恋愛が成就しちゃうのはツマラナイ。それにしても、デ・ニーロ。相変わらずどんな役でもこなしますね。彼のおかげで本作は、かなり得をしていると思います。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 22:18:01) (良:1票) |