4.長期に渡って行われる拷問や、不当でアナログな取調べ。あのやり方では最後まで認めないことができる人なんていないだろうし、心身ともに疲弊させて発させた言葉を、事実として扱う軍に恐ろしさを感じる。 と同時に、危険な土地に行くときは、十分な予備知識を持ち常に警戒しておくぐらいじゃないといけないと学んだ。 【チートイ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-12 12:07:11) |
3.前半はいつ捕まるのかな、いつ捕まるのかな、と見てたのに後半の米軍の拷問の実態は「今も変わらないのか・・」の一言です。リアルさをとことん追求した映像美はほんと、凄いです。冤罪を晴らすために2年以上も収容されて発狂しても自分自身を失わなかった彼らに拍手を送りましょう。 |
2.実話を基にしたセミドキュメンタリーといっても良い作品だと思います。 911に端を発した対テロ戦争においては日本も当然この戦争を支持し、「こちら側」からの情報でしかこの戦争を知ることは出来ませんでしたが、皮肉にも英国市民が巻き込まれたことで、相対するアフガンの視点からこの戦争の一面をあぶり出すことになりました。正義と人権を重んじる先進国であるはずの米国は、アフガンの地で逃げまどう市民から見れば空から爆弾の雨を降らせる悪魔以外の何者でもありません。そしてもし彼らが囚われなかったら、これも皮肉ですがこの捕虜収容所の実態が暴露されることも無かったかも知れません。 戦争を扱う映画には必ずもう一つの、相対する敵側の視点を考慮しない限りは単なるマスターベーションかプロパガンダ映画になってしまう危険性があると思いますが、本作はそう言う意味では「西側世界」では聖戦とされてきた対テロ戦争の「向こう側からの視点」を見事にあぶり出していると思います。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-09 21:05:22) |
1.観てるこちらまで発狂しそうになりました。何かに似てるな~とか思いながら観てたんですが「それでもボクはやってない」と似た感覚かも。テロリストに脅え、正気の沙汰とは思えない行動をとるアメリカ軍と、それに巻き込まれた事によって恐怖を乗り越え強くなっていく若者の姿の対比が光ります。 |