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大日本人

[ダイニッポンジン]
Big Man Japan
2007年上映時間:113分
平均点:4.69 / 10(Review 144人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-06-02)
SFコメディ特撮ものモンスター映画
新規登録(2007-05-21)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2025-04-29)【イニシャルK】さん
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監督松本人志
キャスト松本人志(男優)大日本人/大佐藤大
竹内力(男優)跳ルノ獣
UA〔歌手〕(女優)小堀マネージャー
神木隆之介(男優)童ノ獣
板尾創路(男優)匂ウノ獣(メス)
宮川大輔(男優)スーパージャスティス
宮迫博之(男優)スティウィズミー
街田しおん(女優)大佐藤の元妻
原西孝幸(男優)匂ウノ獣(オス)
永野愛ドントタッチミー
脚本松本人志
音楽テイ・トウワ
川井憲次(スーパージャスティス音楽)
作詞松本人志「デラ・アモーレ」
山川啓介「ふれあい」
作曲松本人志「デラ・アモーレ」
いずみたく「ふれあい」
挿入曲中村雅俊「ふれあい」
撮影山本英夫〔撮影〕
製作吉本興業
製作総指揮白岩久弥
企画松本人志
配給松竹
特撮瀬下寛之(VFX監督)
美術林田裕至
編集上野聡一
録音白取貢
柴崎憲治(音響効果)
照明小野晃
あらすじ
代々続く家業として、大佐藤(松本人志)は電流によって巨大化し、たびたび襲来する“獣”と戦う…。モキュメンタリー風の独特な世界観が哀愁を誘う。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【口コミ・感想】

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12
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27.《ネタバレ》 事前の予想と鑑賞後に持った印象との間に大きな乖離があった作品。事前には松本人志のシュールな世界観を2時間に拡大した映画だろうと思っていたのですが、実際のところ、極めて政治的な内容を扱った作品でした。。。 まず気になったのが、なぜ「6代目」なのかということ。大佐藤が日本国の守護神なのであれば、100代目とかの方がしっくりきます。そこで時代を逆算してみたのですが、すると初代大佐藤は明治政府が誕生した辺りであろうことがわかりました。すなわち、「大佐藤」とは近代日本を指しているというわけです。日本を守るという使命を持った主人公・6代目大佐藤は自衛隊のメタファー。彼はただ愚直にその使命を全うしているものの、世論からは邪魔者扱いを受けています。日本国民は大佐藤に守られているという事実を忘れ、騒音だの税金の無駄だのといった目先の問題ばかりに着目して彼を目の敵にしているのです。その父親である5代目大佐藤は高度経済成長の主役であった団塊の世代のメタファー。彼は許容量を超えて巨大化しようとした結果、弾けたバブルの如く命を落としました。4代目大佐藤は戦前日本のメタファー。彼は軍事力の全盛期を生きたものの後にその生き方は否定され、現在はボケて老人ホームでひっそりと暮らしています。。。 本作が興味深いのは、戦後民主主義を代表する「5代目」を否定し、戦後民主主義によって否定されてきた「4代目」を復権させたこと。ここに松本人志の思いが込められているし、本作が日本国内で酷評された理由も集約されています。本作は保守的な思想の下で製作されているのですが、左巻きの多い芸術界ではこれが受け入れられなかったようです。公開時、本作は激しい酷評に晒されましたが、それは本作の政治的背景の分析がロクになされないというアンフェアな状況下での酷評だったことは明記しておくべきでしょう。。。 私個人の意見としては非常に見応えがあったと思います。笑いを巧みに交えながら、かなり的確にテーマを突いているのです。ロクに戦いもせずに赤い怪獣(=北朝鮮)から逃げ回る大佐藤の情けない姿、敵を完膚なきまでに撃ちのめし、丸裸にしてもまだ容赦しないというスーパー・ジャスティス(=アメリカ)の戦い方などは、国際情勢をよく現しています。処女作とは思えないほどVFXや音響の扱いもうまく、タレント業と並行してここまでの仕事をした手腕は評価されるべきだと思います。ぜひ!
ザ・チャンバラさん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-10 02:08:09)(良:2票)(笑:1票)
26.インタビューの中で、だんだんと「稼業」の輪郭が見えてくるあたりのおかしさ。娘なので跡継ぎが問題で、とか、仕事の連絡のケータイでのやりとりとか。塀の落書き「くたばれ」や、投石、道の横断幕や立て看板など、昨今のきびしい状況も同時にだんだんと分かってくる。そうやって丁寧に裏ぶれたトーンを重ねた後で、ジュウと戦う場が描かれると、その馬鹿馬鹿しさもひとしおで、嬉しくなっちゃう。四代目の稼業華やかなりし頃の記録フィルムもいいし、間にはさまれる民間人へのインタビューは、どうしてあんなに自然なの? なんか違う質問しといて編集したのかしらん。変身場の係員へのインタビューもリアルだった。この映画、テレビの人気タレントの心象風景としても理解できるけど、純粋に贋作ドキュメンタリーの面白さだけで自立している。ラストは変に風刺がかってちょっとつまずいたが、許そう。ニラムの獣の、ササササと目玉をたぐり寄せるとこがかわいい。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-28 11:03:12)(良:3票)
25.彼の本職はコントや役作りではなく喋りのほうだから、あらすじを聞いた時点でまぁこの程度だろなとは予測がついた。あと彼は大掛かりなプロジェクトや、予算を沢山使って制作する映画監督向きではないですね。目新しさも皆無。今更「ごっつ」的なコントをこの時代に映画というメディアを借りてやられても…。逆に200万くらい持たせて「3日で何か面白いもの撮ってきて」とか言った方が結果出すんじゃないかな?次は是非CSとかでこじんまりやっていただきたいです。自己満足な映画は嫌いなのでこの点数。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(邦画)] 1点(2008-01-22 14:09:21)(良:3票)
24.《ネタバレ》 面白かったかそうでなかったか、と言えば自分にとっては文句なく面白かった。冒頭のインタビューの場面からクスクス笑いが止まらず、海原はるかの獣が出てきたときにはもう爆笑。さらに竹内力の獣がビルの間に挟まった時にはもう涙が出んばかりに笑えた。中村雅俊の歌をバックに自衛隊(?)が大佐藤の部屋に突入するシーンでは金八先生の加藤&松浦が捕まるシーンを思い出した。それが監督の意図かどうかは知らないけど。さて、確かに随所(特に新幹線車中のシーン)では監督の日本人感が垣間見られるし、ラストのアメリカンヒーローの戦いが弱いものイジメにしか見えないことから、現在のアメリカという国に対する監督の思いが感じられるとか、赤い獣(仮想敵国ですね)に対してなすすべもなくやられ、アメリカの助けに頼らざるを得ず、獣を倒すのに協力するも結局は無力な大日本人に現在の日本の姿を重ね合わせるとか、深読みしようとすればいくらでもできそうな気がするが、多分そういう見方は意図するところではないのでしょう。単純にコントとして見るのが一番正解に近い見方であると思います。それでもエンドロールのコントはイマイチだったのでちょっと減点。ひと目でそうとわかる宮迫のドロップキックはよかったけど。
ばたあしさん [映画館(邦画)] 9点(2007-06-09 23:41:57)(良:3票)
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23.《ネタバレ》 なぜかすごくあとをひく映画。 たぶん上映中より、終ってからのほうが・・ 2~3日たってからのほうが、あ。あそこはそうだったのかと気付かされ、感動するか、 不気味に思い出し笑いしてしまう映画。 故にレビューも書き直し。もしかしたらこれからも何度も書き直すことになるかも。 そんな映画なんです。 私としては・・・上映中はあれほど笑ったのに今は切ないです。 みんなのために命を投げ打ってるのに、 誰にも理解されず、落書きされ、離縁され、 マネージャーにはピンハネされ、石まで投げられて・・ それでも「大日本人なんだよ!」と酔ってくだまくヒーロー。 なんて哀しくて、バカで人間臭いヒーローなのか。  あと日頃の問題意識でしょうか。 例えば・・ 「北朝鮮はひどい国だよね。ま、どうでもいいけど。」 この程度だと、見てもおもしろくないかも。  北朝鮮もひどいけど、アメリカも日本ももっとおかしいよ! と考えたことのある人向けです。 そういう意味でラストが秀逸。大傑作。
うさぎさん [映画館(邦画)] 10点(2007-06-03 01:07:50)(良:3票)
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22.《ネタバレ》 同じくお笑い出身の北野武も自身が主演する場合が多いが、あちらがあからさまにナルシスティックなかっこいいキャラクターであるのに対し、松本人志は徹底的に情けないオッサンであるというのが面白い。なんだあの変な長髪は。  エッセイを読んでも感じたけれど、やっぱこの人相当孤独感が強いんだな、寂しいんだろうなと思う。みんなから蔑まれつつも「大日本人なんだよっ」と強がる姿は、天才を自負しつつ(いや、実際そうだと思いますが)大衆からはとやかく言われてしまう自身と重なって見える。シャイで悪ぶってるから、こんな形でしか孤独を表現できない。というより、苦悩すらも笑いにせずにはいられないという、松本人志の業なのだろう。  公開当時の舞台挨拶で、松本は「今の日本、そして自分もがんばれと常々思っていますよ」と発言していた。それを聞いたときはなに言ってんだろと思ったが、映画を観て納得。日本人を風刺しつつ、自分自身も風刺している。  あと、これは考えついた自分でもアホらしいとは思うんだけどせっかくだから言わせてもらうと、『大日本人』と『松本人志』、共通する字を抜き出すと、『本人』ですよね。この映画は監督『本人』の話なんですよ、とそういうメッセージが読め――ああ、書いてて変な汗出てきたからやめます。まあそれはともかく。  終始かみ合うことのないインタビュー、そして飲み屋でいい気分になっている場面の物悲しさといったらなかった。大佐藤は見るからに滑稽で笑いを誘う主人公だが、その一方で、これ以上ないほど壮絶な孤独を抱えている。この映画はドキュメンタリー風のフィクションに見えるが、その実真逆で、フィクションを通して語られたドキュメンタリーなんじゃないだろうか。  ただ、高得点はつけられないというのが正直な感想。別にコントのエッセンスを映画の枠組みに持ち込むのは構わないが、コントの枠組みで映画を撮ってしまったせいで、単に安っぽさともの珍しさが際立つ結果になっている。序盤までは普通に上手かったと思う。いかにも映画的な長回しをさらりと使いこなしていたし、原付バイクのシーンで主人公を取り巻く状況が徐々にわかっていく演出は素晴らしかった。しかし中盤以降急速に半端が目立つようになり、最後はさすがに、やっちゃった感が否めない。  次作は挽回してくれるものと期待しております。
no oneさん [DVD(邦画)] 6点(2009-06-16 01:21:39)(良:2票)
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21.映画館まで行かなくてヨカッタ…。 どんなに風刺っぽくしようが、思わせぶりな映像にしようが、ツマんないもんはツマんない。 お笑い芸人としての才能は認めるし、トークの間の良さにも感心するけど、映画監督の才能は無かったね。 学生に無制限でオカネ預けて撮らせたフィルム、強制的に見せられてるみたいだ。 テレビで「面白い事する」のと、オカネ貰って映画館で「面白がるのを見せる」のとでは雲泥の差。 確信犯だろうがなんだろうが、結果的に「面白くない!」実は本人もわかってるんじゃないかな。 休養して映画に専念みたいな事言われてるけど、そんな事しないで才能ある若手にチャンスあげたら?時間の無駄。 それでもきちんとした仕事をした制作スタッフに、せめてこの点を捧げマス。 
静佳パパさん [DVD(邦画)] 2点(2008-11-12 11:03:36)(良:2票)
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20.酷かったです。ドキュメントタッチでダラダラ流れる日常パートはコメディとして絶望的とも言えるテンポの悪さと動きのなさで退屈極まりない。中年の悲哀だかをだしたいのかもしれないが見るに耐えないつまらなさ。 そして、それの間にちょこちょこ入る見せ場のCGバトル(お笑い)パートもひどい。ヘナチョコCGでも笑えるものと笑えないものがあるが、今作は圧倒的に後者。ひどすぎて見てられない。 そして、笑いはほとんど顔芸や、動きによるもの。脚本による笑いどころは貧弱だし、シリアスにするには浅く、どっちつかず。 せめて、ちゃんとした特撮使ってバカバカしくやれば、面白かったかもしれないのにと思って最後まで見ると……こんなのテレビでやればいいじゃん。 オチてないのをシュールと呼ぶのはやめましょう。あ、UAはセクシーでしたよ。
すべからさん [DVD(邦画)] 2点(2008-02-25 18:32:07)(良:2票)
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19.有名人だからということは、免罪符にならないと思う。 時間を返してほしい。
ひであきさん [映画館(邦画)] 1点(2007-11-06 11:25:14)(良:2票)
18.あれを映画として宣伝しているあたりがむかつく。金のかかったくだらんコントじゃないか。
六爺さん [映画館(邦画)] 4点(2007-08-23 01:45:15)(良:2票)
17.カンヌでどーだったとか、映画としてどーだったとか、よくわんないですけど、とにかく自分が観た関西の劇場では超満員で、しかも大爆笑の渦。となりの知らない兄ちゃんも声高々にマジ笑いしてました。てゆーか俺も笑ってたけど。一緒に行った嫁は「これ映画ちゃうわ、でもおもしろいからえーかー」って言ってました。とゆーわけで、単純におもしろかったです。それに俺は事前にストーリーはほとんど知らんかったので、より楽しめたかも。ただ「ごっつえー感じ」なんかの松っちゃんの笑いが駄目な方はまったくおもしろくないとは思います。そして当然まじめに映画を観に来た方にも不評かも。外人は論外かも。最後のスタッフロールまでずっと笑わせてくれたサービス精神に
なにわ君さん [映画館(字幕)] 10点(2007-06-03 23:37:06)(良:2票)
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16.《ネタバレ》 松本人志・作としての正解。 基本的に筋のある物語ではなく、松本人志演じる大佐藤が巨大化して、大日本人と呼ばれる姿に変身し、襲来する怪獣と戦う、というシチュエーションを与えられた長編コント。 物語を期待して出向くと確実に裏切られます。 しかし、自分は元より堅実な物語を作るノウハウを今のところは持っていない人だろうと思っていたし、お笑い芸人・松本人志のファンなので大満足の逸品。テレビで彼や彼らの作るコントを楽しんでいた人なら満足のいく内容であることは請け合いです。  ただ、終盤大胆な表現の変化をなすのですが、それがメタフィクションを意識したものなのか、生真面目に作品然としたものを仕上げてしまう照れなのか、やはりそれ自体もネタなのか、どうにも判然としない。 笑いを狙ったにしては、その変化自体の方に意識がいっちゃうと思うんですけど。
カラバ侯爵さん [映画館(邦画)] 8点(2007-06-02 10:04:15)(良:2票)
15.とにかく出てくる登場人物全てが不快。松本を筆頭にインタビュアーふくめてかなりイライラさせられた。そんなのテレビでやれよ。
とまさん [CS・衛星(邦画)] 1点(2013-10-19 12:48:32)(良:1票)
14.《ネタバレ》 大佐藤さんが大パンツをはいて大変身。大日本人となって小活躍、小笑い。最後に宮迫宮川出てきて大団円。大悪党を大リンチの末、木っ端微塵に大粉砕。米に任せっぱなしでいいのか大魔神 ‥じゃなかった大日本人‥‥。かくして、大日本人は米の大変態ファミリーに大合流。しかし、大宇宙の彼方で痴話喧嘩が大勃発!大日本人は大緊張・大反省? しかし、日本はこれで幸い大平和???  大佐藤さん大好きですよ。また帰ってきてね 待ってるよ。
3737さん [DVD(邦画)] 9点(2010-05-25 21:25:44)(良:1票)
13.《ネタバレ》 たぶんね。。。。10年くらい経ったら立派なカルト映画として評されると思うんだけど、ごっつええ感じを見てた世代としては「トカゲのおっさん」とか「こうま(仔馬)」とか「みすずちゃん」とか「とみよしさん」とかついつい思い出して・・・なんかあの系統のコントの規模を大きくして映画作品にしただけじゃないか、と思ってしまう。でも作りは丁寧で2回・3回と鑑賞すると味が出てくる。自分なりに見所とツッコミどころが出てくるんだよ。なのでお笑い映画じゃなくカルト映画として8点計上。人によって相性は大きいと思う。
ぷらむ少佐さん [DVD(邦画)] 8点(2010-03-25 00:54:44)(良:1票)
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12.とかげのおっさんと同じシリーズで、ちょっとずつ見たらもっと面白いかも。 ぜひ、というセリフがこんなかでは一番おもしろかった。 ぜひって!
Skycrawlerさん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-07 21:25:47)(笑:1票)
11.驚いた。出来るだけ前知識を得ないようにしていても強引に入ってくる情報から奇抜さだけが取り得の作品という印象を持っていたのだが、奇抜どころかオーソドックスと言ってもいいほどに実に手堅い演出が目白押し。インタビューの会話と差し込まれる画によって徐々に正体を露にしてゆく展開の巧さといい、「スポンサー広告は腰は絶対ダメ」の次のカットは当然腰に広告出してる、あるいは匂ウノ獣の「誘いに乗らない」から一転というお約束古典ギャグの抜群の間の取り方というか間の無さは絶妙だ。インタビュー中に子供の話題が出たときにフッと子供の靴の画を挿入させるところなんて丁寧だなあ、しっかり作ってるなあとひたすら感心。4代目の新聞の見出しを利用したボケとツッコミも巧い。さて問題はラスト数分なのだが、ここははっきり言って映画じゃない。映画じゃないんだけど一番面白いから厄介だ。おそらく松本監督本人もここは大爆笑のシーンのような気がする。テレビでお馴染みの爆笑する松本人志が想像できて実に楽しい。マジメに映画かと思いきやラストでテレビのお笑いにしちゃうあたりを曲者と見るか曲者と見られるための演出と見るか。どっちにしても(映画じゃなくてもってことも含めて)、それでも怒りを覚えずに許せちゃうのは単純にオモロイからであって、そう考えるとオモロイってのは最強だなと。
R&Aさん [DVD(邦画)] 6点(2009-09-24 13:54:04)(良:1票)
10.《ネタバレ》 「“太”日本人」が成長して「“大”日本人」になるオハナシですね。。。それはともかく、こういう作品を「斬新」とか言われると、かえって誰しも、ムキになって前例を挙げたくなるもんだけど(インタビュー形式ってのは、『トレイル・オブ・ザ・ピンクパンサー』を思い出しちゃうし、おバカキャラを高度な特撮で表現するのは何と言っても『ゴーストバスターズ』が抜群のインパクト。等々。皆様の方がさらに適切な前例を挙げてくださることでしょう)、何よりもヤバいなーと思えてしまうのは、テレビ番組でやっているコントをそのまま映画に持ち込んでしまってることでして・・・これって要するに、「“テレビ番組”というレベルの低いものを、高尚な“映画”に持ち込む、という非常識なコトをやってみました、ホラ、インパクトあるでしょ」ってこと?みたいに受け取られる面があり、これではまさに、テレビタレントとしては自滅的、ということになってしまう。しかしその危険をおかしてまでも作られた本作はやっぱり、テレビの側からの強いメッセージ、いわば挑戦状、ということになるのかも。なぜなら、この映画を貫いているのは、ワタシも含めある世代が熱中した、テレビの(あくまでテレビの)特撮ヒーロー番組への憧れ、だから。そして、ヒーローになれずただのオジサンになってしまった現実への諦念、いわば現実の日常に対する“苦笑い”だから。オッサンがオッサンの姿のまま巨大化して怪獣と戦う、というこの映画は、昔、子供の頃にやってたヒーローごっこ、怪獣ごっこの、大掛りな再現であって、また同時に、あの頃子供たちの間に働いていた力学は、オトナ社会においてもその隅々にまで蔓延しているんだよな~、ということを改めて考えさせられる作品、でもあったかと。
鱗歌さん [DVD(邦画)] 7点(2009-05-17 10:56:44)(良:1票)
9.《ネタバレ》 もっとこてこてコントかと思っていたが、意外にもしっかりとしたテーマ(?)があり、深いなと思ったのは少数派なのか。大佐藤はかつての松ちゃんが作り出した数々のキャラクター(浴衣兄弟、ガララニョロロ、ボブ、乳くりマンボ、ラブラブファイアーのメグッペ…)達と同じ、一キャラクターと思って見れば入りやすい。インタビューに一つ一つ丁寧に答える姿から大佐藤の人となりが滲み出し、大日本人という存在が徐々に表れてくる。大日本人稼業を引き継いだ六代目大佐藤。跡継ぎにしてサラリーマンであるヒーローは、大好きな祖父であり四代目大日本人の介護をしながら細々と暮らし、地球を守っている。防衛庁から携帯で呼び出され、時にはスクーターで、時には新幹線で現場に向かう。その職業から家族には気持ち悪いと逃げられ、国民には騒音や暴力行為を理由に忌み嫌われている。スポンサーや視聴率などのしがらみ、後継者問題、廃れ行くヒーロー稼業。なんてリアルでなんて等身大なヒーローだろう。確かに高層ビルの真ん中で度々怪獣(獣)と戦い、どこぞの惑星に帰るでもなく地球に暮らすヒーローはこんな様子かもしれない。迷惑だけど本人もさぞや辛いだろう。老いもすれば鬱にもなるだろう。それでも尚、防衛庁は容赦なく彼をかき立てるだろう。ちょっと真面目に考えさせられていたら、いきなり「実写」になり、松ちゃんらしいなとまた嬉しくなった。でもクローバーフィールドに6点を入れた手前、同じくこの点でご勘弁を。
ちゃかさん [DVD(邦画)] 6点(2008-05-08 18:15:28)(良:1票)
8.まっちゃんはやっぱり凄いですね。何百人、何千人という映画監督が世の中にはいて、その中で誰もやったことの無いことをやれるこの人はやっぱり凄いです。ドキュメンタリータッチでやるのが、最も大佐藤の人物を紹介し、説明するのに適当だったんだろうと思います。ウルトラマンほど飛躍させた人物ではなく、身の丈で目高の人物として主人公を描くことで、何らかの共感を抱いて欲しかったのでしょうが、その何かが正義感とかそんな大それたことではないのはわかったのですが…わかりませんね。多分、日本の歴史や文化に重きを置く日本人の心が薄れてきていることにまっちゃんが怒りとか憤りみたいなものを感じているのではないでしょうか。正直伝えたいことを読み取るのが難しかったです。というより、今も理解できていないです。しかし、これだけやりたいことしかやらないってのはやっぱり凄いと思います。映画としてこのシーンが素晴らしいとか、あの台詞がよかったとか、そういった映画としての感動がまったくないので、やはりこれはあの名作「ごっつええかんじ」のコントを一本にまとめたんでしょう。最後にCGからセットに変わってうだうだやってるシーンは楽しかったですね。きっとそれで良いんだと思います。
ボビーさん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-28 20:46:04)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 144人
平均点数 4.69点
053.47%
1128.33%
2149.72%
31812.50%
4139.03%
52718.75%
62114.58%
7149.72%
8117.64%
974.86%
1021.39%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.28点 Review25人
2 ストーリー評価 4.17点 Review29人
3 鑑賞後の後味 4.03点 Review30人
4 音楽評価 5.28点 Review25人
5 感泣評価 2.54点 Review22人

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