4.主人公が三船俊郎に見えてしかたありませんが、監督自身、頭の中に三船俊郎が強烈に跋扈していたのでしょう。モンゴルのような広大な風景を持つ国ですといつの時代の映画を撮るにせよさほど苦労はないような気もします。日本では中世の風景の背後にスギの植林地などが入ることがありますが、そういう心配は皆無ですね。
【きのう来た人】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-04-26 05:43:17) |
3.物語自体には特に意外性もなく、ラストまでバッチリ読めてしまうぐらい非常に単純なお話。それなのに決して期待ハズレ感がないのは、やはりあの圧倒的に美しいモンゴルの大自然のおかげでしょう。まるでNHKのドキュメンタリーでも見ているような淡々とした映像の連続が、シンプル極まりない物語の隙間をいい具合に埋めていき、結果として退屈な話を決して飽きさせない(映像と物語のどちらかが突出した構成ではこうはならなかったのでは?)。一見の価値ありです。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-15 20:17:51) |
2.今まで「らくだの涙」「天空の草原ナンサ」の2本のモンゴル映画を見ていたので、この映画の色彩や雰囲気の違いに驚きました。3本ともストーリーはすべて淡々としていて良い意味で大差はないのですが、こちらは内モンゴルのカラーが強く、空気感や行間に中国の匂いが濃厚でした。3本を見てそれぞれの角度から眺めるモンゴルの遊牧民の生活が興味深かったです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-11-03 04:24:27) |
1.《ネタバレ》 内モンゴルを舞台にした感動モノ。モンゴル人の夫婦が中国人の孤児を育てるわけだけど、ショックで言葉をしゃべれなくなっていた少年は心を開いてついにしゃべれるようになる。この手の映画には感動の押し売りのように感じる映画も多いが、この映画にはそういったところはなく、両親の子供への愛情がひしひしと伝わってくる素朴な映画だった。テーマとしては使い古されているというか、目新しさはあまりないのだけど、映像面ではモンゴルの大自然を素晴らしく映している。特に、狼を馬で捕まえる場面は迫力があった。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-06-15 20:12:09) |