《改行表示》 6.《ネタバレ》 予告編もチープな感じだったし、内容も内容なので、期待せずの鑑賞だったのですが、 意外と意外、案外いける。 前半6人全員が海に飛び込んでしまうのは、馬鹿アホの一言でかたずけられない恐さがある。なんと言ってもボートの知識がある人間が誰もいない(女好きの男も恐らく無い)状況で仲間同士で騒いで飛び込んでしまう(主人公の女性はかわいそう)のは客観的に観れば・・・だと思うが、テンションがあがった状況では十分ありえる。と前半はこんな感じだが、十分緊迫感が伝わってきてGOODでした。 中盤、みんなであがる方法を考えているのはわかるのだが、どう考えても無理なことを繰り返している6人には若干イライラがつのる。特になぜ誰かが土台になって、ジャンプをしようとしないのか疑問になりつつも、次々に消えていく仲間たちに緊迫感も持続。 終盤、意外とあっさりと上にあがれ、何かドンデン返しを期待していたのですが、案の定色男が自分の犯した罪に苛まれ、自らボートから離れる(もしくは手の怪我であがれなかった??)それを助けに行く女主人公。ここで助けに行こうか、それとも後ろを振り返りためらう場面は、かなりドキドキしました。 ラストシーンは、個人的な希望としては助かっていてほしい。 【daipitz】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-03-18 01:57:42) (良:2票) |
《改行表示》 5.《ネタバレ》 しっかりと作られた娯楽映画ですね。 前作に比べると、死の恐怖や絶望感などは薄れているかも知れませんが、その代わり展開に起伏があるし、無事に船に上がる事が出来たシーンではカタルシスを味わえるしで、自分としては、本作の方が好み。 最後ちょっとボカす感じになっているのが気になりますが、一応ヒロインも元彼氏のダンも生還し、ハッピーエンドに近い形なのも良かったと思います。 難点を挙げるとすれば、登場人物の言動にツッコミ所が多く(おいおい、何でそんな事を……)と戸惑う場面が存在する事ですね。 特に、携帯電話を投げ捨てる件なんかは衝撃的で(いやいや、流石に無理あるだろ)と思っちゃいました。 極限状況で頭が回らなかったんでしょうけど、あそこは、もう少し何とかして欲しかったかも。 逆に、良い意味で印象深いのは、梯子を下ろさぬまま海に飛び込む場面。 思わせぶりにスローモーションになっていて「あぁ、やっちゃった……」感が、ひしひしと伝わって来るんです。 あそこで飛び込みさえしなければ、何事も無く楽しい船旅で終わっていたはずだし、何ともやり切れない。 イルカの浮袋や、風に靡く旗、水着を結んで作ったロープなど、様々なアイテムを駆使して、色んな脱出法を次から次に試してくれるのも面白かったですね。 中には(おぉ、その手があったか……)と驚くものもあり、そのアイディアの豊富さには、素直に感心。 自分としては(船体に隙間があるんだから、そこにナイフを突き刺し、誰かが支えて足場にすれば良いのでは?)と思っていたもので、解決策がそれに近い形だったのも嬉しかったです。 もう一つ、本作の巧い点は「赤ん坊が船内に取り残されている」という状況設定にしている事。 「馬鹿な事をしてしまった若者達が、何とか助かろうと足掻く話」で終わらせず「我が子を救おうとする母親の話」という側面も備えている為、自然とヒロインを応援出来るんですよね。 過去の水難事故や、トラウマの克服などもドラマ性を高める効果があるし、何よりもそれによって「ヒロインだけが救命胴衣を装備している」という状況を作り出し、グループの中でもヒロインの判別を容易にして、感情移入させやすくしている辺りも、お見事でした。 仲間割れにより死傷者も出してしまったけど、最終的には、やはり「大切な友達同士」であったと感じさせる終盤の展開も、良かったですね。 「このまま死ぬのを待つなんて嫌。岸を目指して泳いでみる」と言い出し、ヒロインとハグをして別れたローレンの件なんかは、中々感動的。 欲を言えば、ラストで現れた漁船の中に、彼女の姿もあって欲しかったものです。 【ゆき】さん [DVD(吹替)] 6点(2017-08-16 07:08:46) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 新聞か何かで読んだのですが、海でイルカが助けてくれたという話を知っていたので、最後、イルカが現れるのだろうと思ってました。でも違いましたねぇ(笑)。お調子者のダンがカッコつけて、海恐怖症の主人公を抱いて飛び込む事から悲劇が始まります。恐い話でした。結局、陸まで泳ぐといった女性も力尽きて、亡くなったんでしょうね。主人公の彼女は海で父親を亡くしたことで生まれたトラウマも乗り越えて、申し訳なさに船に登って来れないでいるダン(手が痛くて梯子で登ってくる力も無かったからかもしれませんが)を助けて、無事助かります。(自分の観たDVDでは2人が助かった場面がきちんと挿入されてました)海をなめると怖いです。 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-09-14 14:22:41) (良:1票) |
《改行表示》 3.もう半年以上は経ってしまった今でもしつこく耳にこびりついている あの予告編のナレーションがw。 スカポンタンなラップ調のナレーションが。www えっと、どなたかココであれって再現していただけないかしらん? 活字にて希望。もちろんラップ調であのまんまを希望。 【3737】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-17 22:59:57) (笑:1票) |
《改行表示》 2.《ネタバレ》 溺れる心配の無い室内で視聴していれば、つっこみどころは満載、彼らのおバカぶりに呆れるほかないが、決して海に入らない女性が船上にいるとわかっているから、4人のうち少なくとも夫は安心して梯子の有無など確認しなかったのだし、前作と違って全員素泳ぎ。体の冷えはすぐにくる。携帯の奪い合いも、彼らがスーツやボンベを背負って浮きやすい状態でいたなら、あんな愚かなパニックは起こさなかったろう。立ち泳ぎで体力の尽きる不安、冷え、船内に乳児、怪我人続出など、経過時間に脅かされれば、視野や思考回路も狭くなる。落ち着いて考えれば安易に見出せる救出法や、体力維持の方法も、助かりたい一心で闇雲にもがけば何も見えなくなってしまう適例だと思う。これを海難事故と限らず、人ごとと思わずに、自分が生死を問われるような立場におかれたとき、どれほど落ち着いて行動できるか、ふだんから考えておくべきだ。 しかしこの海難事故の最大の原因は、「海は危険だ」という認識を持って、航海を終えるまで気を抜かず常に緊張感を保っているべき人間が、ヒロイン以外誰もいなかったことだ。たとえ梯子を下ろしていても、万一にそなえ全員が海に入るべきではない。船上に唯一上がれたのが彼女だったのも、感情的に納得できる。(しかし、乳飲み子を抱えた船上のレクリエーションなど、私なら絶対に避ける!) 【tony】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-08 09:49:34) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 【ネタバレ有りますので注意】これ、実話を基にしているということですが、前作の例もあるので、かなり疑わしいです。なので、完全なフィクションだと割り切って観ていましたが、結末は、きちんと白黒付けてほしかったです。私は、実際の事件は全員死亡か行方不明だったんだろうと推測していますが、発見されたときに梯子が降りていたのであれば、2人だけは上がれたのだという推理の根拠が分かりません(途中、彼らの脇をスルーしていったボートの連中が、後からその事実に気付いたんでしょうか?)。それにしても、3人寄らば文殊の知恵とか言いますが、ここでは6人も居て、あんな程度の手段しか講じられないとはお粗末すぎます。1センチでも長いロープを作りたい状況なのに、彼女1人水着を提供しないのは不自然だし(終盤で乗船するから脱がせられなかった?)、そもそも長髪の女性が3人も居るんだから髪の毛でロープを作ったらいいのにとか。ボートに掴まらずに無駄に体力を消耗していたり、死んだ仲間と一緒にロープの切れ端を惜しげもなく流しちゃったり、夜の真っ暗闇の中で海底に沈んだナイフを探したり、挙げ出したらキリがありません。あと、水の中でスクリューにぶつかったくらいで頭の骨は折れないだろうし、1人で岸を目指した女性のことは完全に放置プレイ。で、結局はあんな程度の頑張りで昇れちゃったわけで、究極に脱力しました。と、揚げ足取りばかりしてて矛盾するようですが、ドラマとしては意外に面白かったかな。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-08 00:24:43) (良:1票) |