40.上手にまとまってるんじゃないでしょうか。原作未読なので読んでみたくなりました。タイトルからは内容が予測できないけど、最後の最後で「あ~、そうゆう事(微笑み)。」って納得できました。 【tonao】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-16 21:51:13) |
39.伊坂幸太郎作品に特徴的なのは、そこかしこに散りばめられた独特のセンスによる遊び心と、ささやかなユーモアの一撃でもって暗い絶望を軽やかに飛び越えてしまう、不思議な力にあると思う。ひょうひょうとしてさり気ない、しかし妙に心強い救済の力。この映画はディティールには多少の差異があるとしても、そうした本質の部分を完璧にものにできている。
細かい脇役にまで気が配られているのがまたいい雰囲気。なぜか悪役がハローバイバイ(しかも妙にしっくり)だったり、本屋のばりばり訛ってる店員がめちゃくちゃ可愛かったり(エンドクレジットそのまんまで笑った)、父さんがチンカチンカのルービーの人だったり。こうした配置は絶妙で、得難いセンスが感じられた。
ていうかこの監督の次回作、長嶋有の『ジャージの二人』!? 面白いには面白いけど、映画原作としてあれを選ぶとは……。伊坂ワールドも楽しいが、中村義洋ワールドにも期待。原作と比べても甲乙付け難い出来だけど、個人的には映画のほうが好きですらあった。 【no one】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-29 21:49:37) |
38.どうやって映像化するのかと思ってたんですが、こうゆうことだったんですね。 ほんとは違ってまたいいじゃないですかー。 ディランがさ、とてもとても効いてる。 |
37.原作未読ですが、「あ、叙述トリックだったんだ」と分かってからは、映像化できたことが凄いと思うようになりました。 推理小説が好きで、かなりの量を読んできましたが、基本的に叙述トリックが原作の場合、映像化は無理な場合がほとんどです。 すなわち、文章だから成り立つトリック、ギミックが使われるからです。 そういう意味で、この作品は多少の無理や、強引な部分もありましたが、許容できる範囲内にうまく収めていたと思います。 また、推理ものというよりも、椎名とドルジ、ドルジと河崎の友情を描いた青春ものとして見れば、高い評価を与えても良い作品だと思います。 【なおてぃー】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-01 18:25:54) |
36.原作未読で大正解。ややテンポの悪い序盤だが、主人公のキャラがそうなのだからと納得して気長に構えて観ていたら、淡々とした描写なのに話はどんどん怪しい方向へ。後半はどっぷり作品世界に引き込まれ、急展開にもどこか哀しい予感があったような切ない納得感があり、この痛キモチよさは癖になる。今作品での瑛太の演技は素晴らしい。鈍臭い田舎者が本人の地道な努力で男前になるという人物像はちょっと「篤姫」の小松帯刀にも通じるものがあったが、帯刀以上に俳優としての力を感じられた。濱田岳はこの映画で初めて認識したが、若い頃のマーティン・ショートのようなあまりの不器用さに激イライラさせられるんだけど憎めない、という役にはまる俳優として今後の活躍が楽しみ。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-05-15 14:25:07) (良:1票) |
35.原作を読んでいるので、伊坂さんの独特の台詞回しや河崎の魅力が弱かったのは残念ですが、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が効果的に使われていて、ここが小説では味わえない映画のいいところですね。 【アルテマ温泉】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-05-05 17:14:32) |
34.特別盛り上がるでもなく、ゆるい感じで話が進みます。後半、ちょっと脚本的に無理が感じられる。女の子の性格もちょっと?だし、大塚寧々の存在も?だし。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-05-05 13:37:58) |
33.やられませんでした(笑)時間軸をずらすよりも、しっかり初めから順を追って作っていったほうがわかり易いと思います。何が言いたいのか何が大事なのか私には全くわかりませんでした。そもそも主題が好きになれません。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-04-27 15:12:23) (笑:1票) |
32.うーん。展開がだるかった。 【MARTEL1906】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2009-04-23 00:12:57) |
31.「やられたーー!!」 もう、この一言に尽きる。 いい意味で、こんなに期待を裏切られた作品はありません。
あらすじもタイトルも意味不明で、邦画はあまり見ない私は全く関心なし。 本屋を襲って広辞苑を奪う??なんじゃソレ。 良い印象は全くナシの今作品。でもなぜか評判はいいようだし、 ちょうど深夜にテレビでやっていたので、見てみることに。 前半は、なんかパッとしないなぁ~と、嫌な予感がしたが、 さほどテンポも悪くないし、何より、後半の急展開にはビックリ! バカ素直な私は、主人公と同じ様な心境だったかも(笑) この映画の良さは、脚本もそうだが、配役かな。 椎名と琴美役は知らない役者さんだったのが、私には良かった。 特に主役の濱田くんの、おどおどした感じが最高!(笑) 後で原作を読みましたが、イメージどおりです。 麗子さん役は、色白・能面のように無表情という設定からすると、 小雪しか思い浮かばないんだけど。
笑えるんだけど、重苦しさもあり、切なさもあり。 とにかく、あの大ドンデン返し・タネ明かしには参りました。 そこからさかのぼる様に、もう一度見返すと面白いです。
絶対に、原作を読む前に観て下さい!!! 私としては、その方が楽しめると思います。 【びくーにゃ】さん [地上波(邦画)] 10点(2009-04-05 01:48:15) |
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30.まったく原作を知らなかったので完全にだまされた。 しかし、前半なかなか話が始まらないと思っていたので、がまんがつらかった。 たしかに面白かったが、二度見ようとは思わない。 【とと】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-03-23 05:03:45) |
29.トリッキーでスリリングな展開は厭きさせないし、惹句通りの切ないラストに納得するが、動物虐待をストーリーの核に据えないで欲しかった 【Q兵衛】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-03-22 17:29:01) |
28.退屈で、話に無理があるうえに、登場人物と全体の雰囲気が軟弱なところが、たまらなく嫌だ。好きになれない。 【goro】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-02-22 02:19:37) (良:1票) |
27.あの原作がこのように映画化されるとは・・・お見事!! 【愛しのエリザ】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-02-17 19:58:04) |
26.伊坂幸太郎作品は何作か読んだけど、このタイトルは未読。でも映画の随所に伊坂作品らしい会話のテンポや言い回しが見受けられ、この監督は良くエッセンスが分かってるのではないか、と思いました。それと瑛太という役者を見直しました。いや、別に見下したり見損なったりしていた訳じゃないけど、この映画の肝になる人物の演じ分けがしっかり出来てました。入国間もないブータン人のおどおどした様子とか、上手でしたね。虫も殺さないブータン人も友情のためなら例外もあるようで、自分は好感を持って見ました。ブータンの知識はほとんどなかったのでちょっと調べたら、国民総生産ではなく国民総幸福量を指標に世界一幸せな国を目指す、というユニークなお国でした。 【アンドレ・タカシ】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-15 13:36:58) (良:1票) |
25.評価高いので見始めましたが、意味がわからずイライラしながら見てましたが、最後に今まで見た内容が走馬灯のように脳の中を駆け巡りました。それ以来何度も見ています。俳優の方の演技も最高です。原作も読みましたが原作の内容をうまく詰め込んでいます。 【バート】さん [CS・衛星(邦画)] 10点(2009-02-01 11:03:14) |
24.見事な脚本、見事なキャスティング。『ソウデスネ』 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-01-23 23:52:10) |
23.伊坂さんファンなので、ちょっと厳しめに見てしまうと思いきや・・・。よかったです。本当に。映画は時間の制約上、原作より説明不足になるのは否めませんが、限られた時間でよく作っていたと思います。自分は原作を何度も読み返したあとの鑑賞だったせいか、この監督は、原作を大切にしてくれてるんだなあと感じられました。 【黒部三十郎】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-11-22 00:36:11) (良:1票) |
22.よくできた映画だと思う。犯罪者を目撃してしまったがために起こる悲劇が軸だが、メッセージ性も強大であり、スタイリッシュな脚本であり、真実がわかっていくあたりは爽快でもある。使えないボンクラ警察にイライラしたのは、自分が相当感情移入していた証だろう。表現方法として的確かはわからないが、ヒューマンドラマとしてもとても味わいのある映画である。見て損なし。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-14 04:39:48) |
21.おもしろかった。ラストの「鳥葬」のあたりからいろんな伏線が組み合わさり始めてカチッといって、何で河崎があんなヘンな人なのかわかる。よく組み立てられていると思った。東北の人間は東京に出たがるが、この映画の主人公は東京から北にやって来る。そこが東北人の僕には感慨深かった。「ここにも首都圏の人間をよびよせるものがある!」ちょっとふるさとに誇りを持てた感じ。 しかし、劇中、「こりゃ、なまりが大げさだ」とか思ったりも、した。標準語で一向に自然なのに。御近所ではないが、割と知っている場所が映画に登場したので、心の中で密かにはしゃいだ。そういう点でも、見応えのある映画だった。あと、「ボブ・ディランは神様」は・・・うなずきながら苦笑い。 |