11.やっぱり映画は脚本ですと確信させてくれる一本です。 【ダルコダヒルコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-05-07 01:32:59) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 普通に面白かったです。でもここでの平均点の高さにはちょっとびっくり。褒めている方は大勢いらっしゃるので、以下、あえて引っ掛かった点を挙げます。
何より気になったのが俳優の拙さ。香川さん以外の若い出演者の演技はみんなどこか不自然で、そもそもミスキャストではないかというくらいバラエティ番組での印象が固まった人もいる。ユースケ・サンタマリアは好きだけど、個人的には『ぷっすま』のイメージなので映画では観たくなかった。
脚本もテンポの良さは素晴らしかったけれども、一方で舞台劇特有のまくし立てるようなしゃべり方は耳障りだった。ラストが蛇足なのは言うまでもなく、とりわけプラネタリウムの場面のチープさはどうにかならないものかと思った。あと、映像的に面白みがなさすぎる。全体的に工夫が足りないのは素人目にも明らかで、鮮烈に脳裏に焼きつくような見せ場もない。大画面で観たいという欲求が全然そそられないのは、映画として少し寂しい。
いくら話が面白くとも、それ以外の要素がテレビドラマに毛の生えたレベルというのはもったいない。“映画は脚本”であることに異論はないけれど、それはあくまでも屋台骨として重要なのであって、すべてではないでしょう。 【no one】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-28 16:52:32) (良:1票) |
9.《ネタバレ》 ○これほどの高評価は理解しがたい。○結末を先に作ってそこから無理やり伏線となる話を作りましたって感じが見え見え。○一応コメディの様相もしているが、滑っているシーン多々あり(塚地のくだりは汚らしいし、小出恵介はうざキャラ)。○舞台との差別化を意図してだろうが、再現シーンは全く必要が無い上あまりにもちゃっちい。○ラストで、今まで隠していたアイドルの顔を思いっきり映し出したのもいただけない。○結局死因はおっちょこちょいと天災が重なった事故死てそんな殺し方するなや。○テンポが良かったのが幸いだったかな。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 3点(2008-09-27 17:04:15) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 2転3転する醍醐味を久しぶりに味わいました。やはり舞台の映画化でしたか。ラストがだれたのはちょっと残念でしたが、面白かったです。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-08-30 00:16:53) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 結局たった五人のこのファンサークルの中においてさえキサラギの芸能活動を見て純粋にファンになったのは家元ただ一人だ。(ラストのビデオでそれを一気に納得させるカワイクないわけではないし、モテそうもないわけでもないのだけれど、アイドルとして見ると何かが根本的に違うという絶妙な微妙のアイドルぶり!)家元はなぜキサラギのファンになったのか。家元は親の七光りと期待とで警官になり、しかしそれが全然向いておらず、周囲からいじめられていた。逃げ出すこともできず、場違いなところに敢えて存在せざるを得ないという境遇が、思い切りの勘違いでアイドルのフリをして実に微妙で場違いな芸能活動しているキサラギに共鳴し、彼女に自分を重ねて応援させたのだ。結局このファンもよく考えると実に実に微妙なファンなのである。しかし状況は常にこの映画のように二転三転四転する。状況の変化でいつの間にか不適応者が最適応者になったり、ひょんなことから俳優としてなかなか微妙な立ち位置のユースケのように、オダユージのおかげで映画で主演を張れるようになったりするし、塚地武雅にも主演映画があったりするのだ。キサラギだって死ななければいつか主役になれる日がきたかもしれない? まあいろいろありましょうが、歌い、踊り倒して頑張りましょうというところかな。 【マンフロント】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-04-25 12:23:05) (良:1票) |
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6.《ネタバレ》 この作品には、どう書いてもネタバレになりそうなくらい多くの伏線が張られている。 どうでもいいような小ネタが後になってどんどん繋がっていく様は気持ちいいほどだった。 一つ一つの真相が解き明かされる度にそれぞれの置かれた立場や言動がコロコロ変わっていくのも痛快だ。 コメディだったり、サスペンスだったり、人間ドラマだったり、観客を嘲笑うかの如く展開も豹変していくが、そのすべてが1本の線に繋がっていくシナリオには感心するしかなかった。 物語の終盤に至って、正直、僕は泣きました。 手紙のエピソードに涙が止まりませんでした。 僕が家元だったら、あそこで泣き崩れてしばらく立ち直れなかっただろうと思う。 ラストの纏め方に関してはやや蛇足の感も否めないが、全体としては非常に完成度の高い作品だと思う。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-11 05:25:36) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 「喪服だと盛り上がれるんです。」この先、どんな映画にもこのセリフはつかうことはありえなないでしょう。(笑) 僕は、最後に顔が出てきたことには賛成です。本当にD級アイドル顔だった。よく微妙なのを見つけてきたと思います。「ししど」に対しては洒落なので目くじらたてる必要もないと思います。単純に面白かったです。はい。 【たろう】さん [DVD(邦画)] 10点(2008-01-28 22:26:25) (良:1票) |
4.《ネタバレ》 すでにここのレビューで語りつくされてる感はありますが...「12人の怒れる男」を彷彿とさせる緊張した密室劇。場面こそひとつですが、しかし感情面では笑い泣きまた笑いと激しく感情をゆぶられるすさまじいまでのジェットコースタームービーです。一つの部屋の中での5人の芝居だけで観客を釘付けにしたまま映画の最後までひっぱるんですからその完成度は破格。 確かにたとえばユースケの正体なんて話の相当早い部分でほとんどの観客にはモロバレだろうし、個々の伏線は比較的簡単なもの。でもそれがきっちり処理されていくところがやっぱりたまらなく面白いわけで、しかも最後まで見ると、あら不思議、当初はわりと微妙に思えた登場人物達をなんだか好きになってる自分に出会えちゃうじゃないですか。これってかなりいい映画だったって事ですよ。
後半のプチプラネタリウム以降は映画を振り回しすぎの感があって興ざめですが、でもアイドル映画としてwwあの応援ダンスシーンは有かとww とはいえ、やっぱり最後はやりすぎ....orz... 【あばれて万歳】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-06 19:50:43) (良:1票) |
【シネマレビュー管理人】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-11 11:30:03) (良:1票) |
2.自殺したマイナーアイドル“如月ミキ”の一周忌に集まった曲者ぞろいの5人の”ファン”たち。 全編通してまんべんなく“笑い”を散りばめつつ、密室の中でアイドルの死の「真相」を突き詰めていく様は、「12人の優しい日本人」を彷彿とさせる。と言えるほど、よく練られた設定がスバラシイ。
5人のキャラクターそれぞれが立っていて、それぞれのキャラクター設定や、伏線となる言動が徐々に結びついていく様に、登場人物たち同様にハッとなる。それがサスペンスとしても心地よい快感となり、どんどんのめり込んでいけて、とても楽しい。
ストーリーやサスペンスとしての伏線自体は、実はとても安直なもので、それほど突き詰められたものではないのだけれど、愛すべきキャラクターと映像世界が、トータル的に「良い映画」として仕上げていると思う。 最終的に、観客も“如月ミキ”ファンになってしまうような、そんな愛着感こそ、この作品が映画として「スバラシイ」と言える最大の要因だと思う。
惜しむらくは、宍戸錠の出演はお宝DVDの中だけでとどめてほしかった。 5人揃って“見事”な振り付けを披露するファンキーなエンディングで幕を降ろしてくれていた方が、よっぽど映画としての後味が優れていたと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2007-08-12 19:15:10) (良:1票) |
1.ここ最近見た映画の中では一番面白かった映画です。2時間近い時間をほぼ5人の出演者だけで見せるというのは、脚本の素晴らしさや台詞まわしもさることながら、やはり役者さんの演技力の凄さに尽きると思う。特に香川さんの演技はもう自然というか不自然というか…素晴らしい!単純な台詞も後になって繋がってきたりして、それが分かった時の快感というか、観客のツボを巧みに突いた構成も良かったです。細かいところの笑いというのは、やっぱり邦画の方がいいと再確認させられた一本。惜しむべきは最後かなぁ。あれいるのかなぁ?一回見ただけでは判断できなかったので、もう一回は見ようかと。 【パンダ侍】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-07-05 22:53:39) (良:1票) |