31.《ネタバレ》 これは大変面白かった。意外な展開に次ぐ展開、先の読めない状況に目が離せない。 大笑いしたし、不覚にも泣きそうになりました。 いつのまにか自分も、おっちょこちょいで、がんばりやさんで、いじらしい「如月ミキ」のファンのひとりになってしまっていたようです。 そこへあの不意打ち。なんて・・・なんて微妙なんだ!いいぞ!(笑) 【ミツバチ】さん [地上波(邦画)] 9点(2008-08-15 12:28:34) |
30.《ネタバレ》 アイドル如月ミキの一周忌に集まった5人の熱狂的ファンが導き出した『自殺事件』の真相に泣き笑い。心が温かくなりました。でもストレートに“良い話”と受け取るのは、もったいない気がします。劇中、小栗の台詞にもあったように、数多ある可能性の中のひとつに過ぎません。ここが最重要ポイントと考えます。その事を明確にするためにラストシーケンス(宍戸登場)があったのでしょうが、上手くない遣り方でした。直接的過ぎます。主役5人の背景を示唆することで伝えて欲しかった。オフ会はネット世界の延長。別人格を演じている可能性は否定できません。というか、“自称”マネージャーや恋人、父親の与太話を、額面どおりに受け取れというのが無理な話。エンドロールで一心不乱にオタ踊りをする姿にこそ真実がある気がしました。オタクたちが持ち寄った架空のキャラクターとエピソードが偶然“事故説”に辿り着いた。いや、アイドルを想う強い気持ちが“こうあって欲しい”という可能性を創造したと言うべきか。ファンタジーだと思います。ハッキリしたのは「如月ミキは愛されていた」ということだけだと思いました。“人を想う気持ちが産んだ良い話”でした。なお、如月ミキの顔出しについては艶消しもいいとこ。観客それぞれが心の中の如月ミキ(理想のアイドル)を思い描けばいい、そういう流れだったと思います。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-16 21:19:13) (良:5票) |
29.《ネタバレ》 何をおいても脚本の上手さと設定のおもしろさに尽きる映画。巧みなストーリ展開、個性豊かな登場人物、要所要所に見せる笑いのセンスが文句なしの出来でした。おまけにたった一つの密室でほぼ全て撮影しているので、低予算まで実現。製作者再度としても最高の映画だと思う。最後のオチはちょっと泣けた(T_T) 【ばかぽん】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-04-17 06:04:31) |
28.《ネタバレ》 すべてのキャラクターがたっていてすばらしかった。 久しぶりに笑えた。 アイドルが死んでいるという悲しい事実があるのにもかかわらず、それをうまいこと使って笑いをとっていた。 【俺は直角】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-04-09 18:15:22) |
27.《ネタバレ》 前半に散りばめられた伏線を一気に回収する。脚本のお手本のような作品。考えてみれば至極当たり前のことなんだろうけど、それが難しい。でも、本作はそれをしっかりやってのけた。前半からテンポ良く、後半までそれを崩さずに、なおかつ焦らないでエピソード一つ一つを消化していく手法には脱帽だ。極めつけは、小さな細かい台詞にもきちんと意味が用意されているので、一粒で二度おいしい感覚を味わえること。私も機会があったらまた見直してみたい。ただ、確かにラストの宍戸錠はちょっと蛇足な気も。でも、やっぱりみんな一年後も集まったのね。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-31 23:19:27) |
26.久々におもしろいと思える邦画。しかも爽やかな余韻さえ残る。役者の力もそりゃ大切なんだろうけど、何よりも強く感じるのは「脚本」の秀逸さ。何かで読んだ話だと、優れた脚本との出会いは監督として至上の喜びだとか。納得だな~。 【マリモ125cc】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-03-29 14:08:42) |
25.《ネタバレ》 脚本が非常に巧妙に練られていて、細かい部分が伏線にとなっているのには唸らされる。(書くとネタバレになりそうだからやめておこう) 近年では希に見る傑作ではないだろうか。 邦画ならば、「運命じゃない人」「サマータイムマシーンブルース」あたりと比較したい感じの映画である。
ただ惜しむらくは、あそこまで引っ張っておきながら最後にキサラギミキの顔が出ていること。 私としては観客の想像に任せるべきだったと思う。 はっきり言って、時々出るキサラギミキの部屋やなんかさえいらないと思う。
もう一つ言うと、どうも役者の演技が下手。 明らかにオーバーだったり、臭かったりも。
また前半が変にコメディとサスペンス・ミステリが中途半端に混じっている感じだったので、あるところからは純粋にミステリ方向に絞ってほしかった。
批判めいたことが多く並んでしまったが、それらを補って余りある脚本力であるし、見るのは損ではないと思うことを慌てて付け加えておく。 【θ】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-27 22:56:50) |
24.《ネタバレ》 この作品には、どう書いてもネタバレになりそうなくらい多くの伏線が張られている。 どうでもいいような小ネタが後になってどんどん繋がっていく様は気持ちいいほどだった。 一つ一つの真相が解き明かされる度にそれぞれの置かれた立場や言動がコロコロ変わっていくのも痛快だ。 コメディだったり、サスペンスだったり、人間ドラマだったり、観客を嘲笑うかの如く展開も豹変していくが、そのすべてが1本の線に繋がっていくシナリオには感心するしかなかった。 物語の終盤に至って、正直、僕は泣きました。 手紙のエピソードに涙が止まりませんでした。 僕が家元だったら、あそこで泣き崩れてしばらく立ち直れなかっただろうと思う。 ラストの纏め方に関してはやや蛇足の感も否めないが、全体としては非常に完成度の高い作品だと思う。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-02-11 05:25:36) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 久しぶりに面白い邦画に出会えました。
皆さんがおっしゃられている通り、脚本がすばらしい。
キャスティングもかなりイケてます。
ただ、やっぱりラストに如月ミキ本人は出てこないほうが良かったんじゃないかなぁ。
【ガッツ】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-02-03 23:14:48) |
22.《ネタバレ》 映画はやっぱり脚本ですね。いろいろな伏線が絡み合って最後の見事な結末にシビれました。とくに5人それぞれと如月ミキとの関係が明らかになって、事件の真相が見えてきた最後の最後に家元のファンレターのエピソード、これにゃホロリとしましたよ。 昨今の邦画では、泣き所をつくるために過剰な演出をしたり、不意に登場人物が死んだりする作品がはびこってますが、この映画は違いましたね。 如月ミキは登場しなくていいんじゃないか?エンドロール後の友情出演はいるのか?という訳でマイナス1点。 【雲の上から】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-01-22 22:47:23) |
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21.《ネタバレ》 似たり寄ったりの感想ですがよくあんな密室で素敵なドラマが作れますね! 小栗君はいい俳優ですね。イケメンさんの中でも一番タレントがありますね。 あの号泣のシーンはやられました。 笑・笑・笑と連鎖していく中でこそ、あの泣が映えるんでしょうね。 小出君は今までにない役で凄く似合ってました。 香川さんやユースケさんはいうまでもなく、塚地も立派な俳優でした。 DVDも無事初回限定版を手に入れられて、特典映像でみんなとても仲良さそうでした。 そういう環境がこんないい映画を作るんでしょうね。 【よーじろー】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-01-19 22:03:34) |
20.脚本、人物設定、どれも文句なし。筋書きが一辺倒にならないように小休止の役割を果たした安男さんの出入りの絶妙の間。最後のダンスのシーンで、(あぁ、そういえばこいつらミキちゃんの大ファンだっけ)と思い出させる長~い伏線。わずかの写真と回想シーンだけであとは登場人物たちの会話のみで観客に状況を想像させて感嘆させるとは、もはやスゴイとしか言いようがない。何よりも、ハンドルネームを名乗るとはどういうことなのかを改めて考えさせられました。近年まれにみる秀作でした。 |
19.《ネタバレ》 アイドルの自殺の真相をファンの集いで迫るっていう設定が面白かった。予告を見た時は、ただのファンが1年前に起きた事件の真相に迫れるんだろうか?と疑問に思ったが、結局身内でなけりゃ真相には迫りようがないって事か。それでもなお高評価なのは、手紙のために命を張ったっていう心あたたまるエピソードがあったからだったりする。如月は最後まで顔を出さなくてよかった気がする、顔を出すなら初めから出せばいいと思った。どれだけ事件の真相に迫ろうが、如月が命を落としたという事実は変わらず、気持ちいいものではない。それを奇麗事的なコメント+星空のプロジェクタ+ダンスでちょっと強引にキレイな話っぽくしたのは、どうかと思うけど、全般的にまれにみる、よく出来た脚本だったと思います。 【六爺】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-01-14 00:34:40) |
18.皆様おっしゃってる様に「12人の怒れる男」などの作品と似ているのですが邦画だからでしょうか、いつもと違う新鮮さを味わうことが出来ました。怒れる男をまんまパクった優しい日本人より大分好感が持てます。展開も分かりやすく単純に楽しめ、特に文句は無いのですがただ1つ最後の2008年云々はいらなかったです。それだけが残念ですね。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 9点(2008-01-12 17:15:47) |
17.《ネタバレ》 私は彼女とのデートで映画を見ようと思い映画館のサイトを調べていたすると『キサラギ』という映画が上映していることを知った。そこで公式サイトを調べることに。すると『自殺したアイドル』『ファンサイト』『サスペンス』と私の心をくすぐる言葉があった。が・・・明らかにマニアっぽい・・・私はマニアでも何でも受け入れるが彼女は受け入れるだろうか・・・こんな変な映画を選んだばっかりに見た後、私のセンスが疑われるのでは無かろうか・・・悩んだ、悩んだが、公式サイトには内容は無い。悩んだ挙句「どうせ私はマニアなんだ」と割り切り、変な目で見られることを覚悟して一緒に見ることにした。見終わった後の彼女の感想は「面白かった」だった。この映画の評価は私の心配など何も知らない彼女に委ねることにした。 【taron】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-11-11 21:56:27) |
16.《ネタバレ》 すでにここのレビューで語りつくされてる感はありますが...「12人の怒れる男」を彷彿とさせる緊張した密室劇。場面こそひとつですが、しかし感情面では笑い泣きまた笑いと激しく感情をゆぶられるすさまじいまでのジェットコースタームービーです。一つの部屋の中での5人の芝居だけで観客を釘付けにしたまま映画の最後までひっぱるんですからその完成度は破格。 確かにたとえばユースケの正体なんて話の相当早い部分でほとんどの観客にはモロバレだろうし、個々の伏線は比較的簡単なもの。でもそれがきっちり処理されていくところがやっぱりたまらなく面白いわけで、しかも最後まで見ると、あら不思議、当初はわりと微妙に思えた登場人物達をなんだか好きになってる自分に出会えちゃうじゃないですか。これってかなりいい映画だったって事ですよ。
後半のプチプラネタリウム以降は映画を振り回しすぎの感があって興ざめですが、でもアイドル映画としてwwあの応援ダンスシーンは有かとww とはいえ、やっぱり最後はやりすぎ....orz... 【あばれて万歳】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-06 20:17:21) (良:1票) |
15.景気良くばら撒いた伏線を、笑いと涙を交えながら1つずつ丁寧に拾っていく。それを芸達者な役者さん達がノリノリに演じているのだから、後は推して知るべし。こういう面白い『日本映画』が、もっともっともっと沢山観たい!ずっと昔に『ビバリーヒルズ・コップ』を観に行った時、近くに座っていた外人のお客さんがカチンと来るほど大笑いしていたときに感じた、なんだかちょっと損した気分。その雪辱を果した想いです。 【OKKO】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-14 00:03:18) |
【シネマレビュー管理人】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-11 11:30:03) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 傑作。台詞が多いにもかかわらず、説明的にならず、とてもわかりやすくまとめられており、あっという間の2時間でした。最後のアニメソングのような曲のダンスは、それ単体で見れば笑ってしまうところでしょうが、なぜかこみ上げてくるものがありました。ここで終わっていれば・・・演技は5人全員すばらしかったんだけど、アイドルオタク・警視庁・いじめられっこの家元のキャラ設定だけは小栗くんと合っていないような気もしました。 【ぽっぽー】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-02 19:11:22) |
12.《ネタバレ》 展開が全然読めない。
イチゴ娘が誰なのかは分かったのですが、その先の家元の関わりを どう決着を付けるのか全然読めなくて、、、
いや~、あの持って行き方は、ヤられました。
「12人の優しい日本人」に匹敵するスチュエーションコメディーの傑作です。 【MID】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-15 03:49:46) |