4.ニコラス・ケイジ扮する歴史学者兼冒険家の主人公が、米国史に隠された陰謀と宝を追い求めるシリーズ第2作。 “当たり屋”覚悟で暇つぶしに観た一作目が意外に面白かったので、立て続けに鑑賞に至った。 もうこうなると、主人公をはじめとする主要キャラクター達に愛着が生まれてしまっていると言ってもいいかもしれない。
一作目では、ニコラス・ケイジ自体が主人公のキャラクターを探っている節が中盤まで見受けられたが、二作目になり“ベン・ゲイツ”というキャラクターをノリノリで演じていることが見受けられる。善し悪しは別にして……(ゴールデンラズベリー賞ノミネート)。 冒頭、バッキンガム宮殿で、ヒロインと罵り合うシーン等では、ニコラス・ケイジらしい過剰な演技プランが個人的にはウケた。
ストーリーは、リンカーン大統領暗殺事件に祖先が関わっていたという汚名を着せられた主人公(一家)が、先住民族の隠された黄金を探し、一族の汚名を晴らそう!というちょっとよく分からない展開が繰り広げられる。 現職大統領にもちょっかいを出しつつ、例によって謎が謎を呼び、主人公チームがことごとくそれを解いていくというくだりの連続。 王道というよりはベタな展開の連続なのだが、そこそこのアクション性と軽妙な台詞回しによって、飽きないつくりにはなっていると思う。
リンカーン暗殺者の日記の切れ端だとか、歴代の大統領に受け継がれた秘密の本だとか、よくありそうな題材ではあるけれど、やっぱり男心がくすぐられてしまう。
続編において主人公の「母親」登場!なんてくだりもベタの範疇だろうけど、必然的に大物女優の登場を期待して、「ヘレン・ミレン キター!」となると、映画ファンのテンションは上がってしまうもの。 前作に引き続き出演のジョン・ヴォイトとヘレン・ミレンによる“老夫婦アドベンチャー”にも、本筋ではない味わい深さがあった。
突っ込みどころはそりゃ満載だが、そんなこと気にしていたら“ニコラス・ケイジ映画”は楽しめないよということをある意味雄弁に語る娯楽大作と言える。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 6点(2013-05-07 16:13:55) (良:1票) |
3.シリーズの第二弾。今回もお宝を巡って、ニコラスの推理とアクションが冴え渡る。 とにかく彼の後についていれば間違いなし。たとえどんな絶体絶命の窮地に陥っても、 瞬時にして100%正しい判断をしてくれる頼りになる男。 その他にもストーリーは突っ込み所が満載なんだけど、ものすごい流れの早い展開なので、 こちらに考える隙を与えてくれない。疲れているときなどの鑑賞にも、とてもラクチンな内容。 冒険心だけは満足させてくれる、気楽に鑑賞できる娯楽映画でした。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-07-26 05:16:22) (良:1票) |
2.このシリーズの大きな功績は、謎解きの要素でも、テンポの良い展開でも、アメリカ各地の観光地めぐりでもなく、主人公たち3人の愉快で軽快なキャラクターを確立させたことだと思う。だからニコラス・ケイジがポンポン謎を解こうと、手がかりが簡単に掴めようとも、それなりのカタルシスを感じれるのだと思う。とは言いつつも、物語は前作よりはちょっと落ちたかな。やっぱり前作の独立宣言書を盗み出す展開の二番煎じ感は否めなかったかな。でも、悪役のエド・ハリスは「ザ・ロック」を思い出させてくれて最高。次回作も楽しみ。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-08-12 22:51:27) (良:1票) |
1.トレジャーハンターといえば、やれ密林奥底の遺跡やら、砂漠の地下の神殿やら出かけてしまうんですが、ナショナルトレジャーは、実は誰もが入れる博物館などにヒントがあったりして非常に面白かったです。その続編である、今作もそこに期待していたんですが、ホワイトハウスやら自由の女神やら、皆がしってるスポットに実はお宝のヒントが!ってのが健在でよかったです。悪役の中途半端さがなけりゃもっと良かったのになぁ。 【六爺】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-07-06 00:24:14) (良:1票) |