殯の森の投票された口コミです。

殯の森

[モガリノモリ]
2007年上映時間:97分
平均点:5.52 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
ドラマ
新規登録(2007-09-10)【みんな嫌い】さん
タイトル情報更新(2008-09-18)【イニシャルK】さん
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監督河瀬直美
キャスト尾野真千子(女優)真千子
ますだかなこ(女優)真子
斉藤陽一郎(男優)真千子の夫
渡辺真起子(女優)和歌子
うだしげき(男優)しげき
脚本河瀬直美
音楽茂野雅道
プロデューサー河瀬直美
あらすじ
幼い子ども失い、心を閉ざし、夫とも別れた真千子。彼女は介護職員として、自然豊かな土地の民家改装型グループホームに勤務することになる。そこには、亡き妻の思い出に閉じこもる認知症のしげきがいた…。第60回カンヌ映画祭でパルムドールに次ぐグランプリ(審査員特別大賞)を受賞
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【口コミ・感想】

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4.認知症の男の生前の妻との思い出のシーンとか新米介護士とベテラン介護士の車中の会話とか妙にかったるいというか、物語を進めてゆくための説明が不器用というか、かと思うと茶畑でのかくれんぼに代表される美しい画がときおり飛び込んでくるもんだから、私にとっての実に微妙なラインを行ったり来たりしていたのだが、森に入ってしばらくしてから一転。雨が降り、森が森の本性を現したとき、女は「死」に直面する。純粋に「生」を欲する。生きたいという叫びの激しさにたじろいだ。一つの画の衝撃によって他はどうでもいいと思うことはよくあるが、これは画ではなく、生と死というテーマを元に進行していた物語に突然あまりにもテーマそのものの本質みたいなものを露骨に見せたストレートさにびっくりした。そしてそれは新鮮でもあった。もうひとつ言うとそのストレートさを森が許容する。あとはその驚きの余韻にひたっているうちに映画は静かに終わった。もちろん生の象徴であり死の象徴である完全な森の描写によって、画とテーマはすでに直結していたからこそ、そこに驚きと感動があったのだと思う。
R&Aさん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-10 16:27:55)(良:2票)
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3.《ネタバレ》 介護士のマチコさんと認知症のシゲキさんがずっと森のなかをさ迷い歩き続ける物語です。だからお世辞でもわくわくするような面白い映画だとは言えません。舞台になっている場所は美しい自然に囲まれており観光には最適ですが、住むとなったら厭世観を味わいそうです。すずむしの鳴き声が、いっそう寂しさに拍車をかけています。マチコさんはシゲキの暴走に付き添うような形で、森に入り込んでいくのでした。ドストエフスキーの小説に「白痴」という理想の人間を描こうとした野心作があります。人間は白痴になることによって、自意識や欲がなくなり、無垢な子供のように戻ります。映画「フォレストガンプ」然り。河瀬監督は、シゲキさんに理想の人間の姿を求めたのだと思います。ただ私のような未熟な人間ですと、怒りのあまりに老人の背中にとび蹴りを一発食らわせて、「川で溺れてくたばれクソジジイ」と罵りたくなります。すでに私はシゲキに対して殺意すら覚えていました。しかしマチコさんの彼に対する態度はまるで聖母です。しだいに私は自分の心の醜さが恥ずかしくなってきました。鬼ごっこのシーンでも分かるように、マチコさんはボケて子供返りした老人に、亡くなった我が子の姿を投影させていたのだと思います。彼女の演技には素晴らしい母性が感じられました。シゲキさんもまた、マチコさんに亡き妻の姿をだぶらせていました。2人はお互いの存在を通じ、亡くなった家族を想い偲んでいたのでしょう。それから言葉が聞き取りにくいという意見はもっともなのですが、この監督さんは「言葉」をさほど重要視していないのだと思います。わが国では、言葉のあふれかえった「テレビのような映画」が氾濫しています。しかし映画の原点とは、画を見て感じ取ることではないでしょうか。いずれはフランス人ではなく、日本人自身がこのような映画の価値を認めることができる日がくることを願っています。 
花守湖さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-13 20:37:03)(良:1票)
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2.《ネタバレ》 何度もひきつけられそして感動した。意味を理解しようとすることなく自然に生と死を表現していて案外ストレートな作品。 知り合いに理解できない、という人が居たけど何でも起承転結を求めるだけが理解することじゃないと感じた。 ネットで調べてみるとカンヌだとか周りの評価からこの作品へ公平なレビューが出来ていない方も色々いましたが カンヌの名誉ある賞、ということを抜きにして観ても充分素晴らしい作品だった。 邦画としてはとてもいい作品。美しい自然の風景があり目に見えない何かを感じることが出来る。 明確に分かりやすい意味をお探しならハリウッドでもどこにでも沢山ある。 多少難解でもこういう作品があるのはとても良いことだと思う。  萌えの朱雀も沙羅双樹も良かったがこちらも良い。
05さん [地上波(邦画)] 9点(2008-01-17 17:19:42)(良:1票)
1.面白くない。一言これに尽きます。100人中95人は意味が分からずつまらないと言うでしょう。残りの評価する5人は外国人じゃないかな。演技は2人ともがんばっていたと思う。日本人でも意味がわからない作品が外国で賞を取るのは不思議です?北野映画を真似てるんですかね。この監督の作品は明らかに賞を狙いすぎの感があって嫌い。外国のインテリには受けるかもしれない。でも果たして外国人にも内容が理解できるんだろうか?そして自分の私生活も切り売りすればいい。でもこの監督ってそんなに権威なの?内容意味不明、国内興行で成功しない。でも外国で賞取った。マスコミはすごいと言う。この繰り返しですよね。
たかちゃんさん [CS・衛星(邦画)] 1点(2007-10-11 12:44:18)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 5.52点
000.00%
126.45%
226.45%
326.45%
4516.13%
526.45%
6825.81%
7619.35%
800.00%
913.23%
1039.68%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review4人
2 ストーリー評価 6.00点 Review5人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 5.33点 Review3人
5 感泣評価 5.75点 Review4人

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