《改行表示》 5.説明臭い長台詞にだれてしまったけど、結構いい話だと思いました。 安っぽいドラマみたいな演出はどうかと思うけど、ハムを目玉商品にするのを禁止する法律は笑った。 ついでにスカートの下にジャージを穿くのも法律で禁止して欲しい。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-08-07 16:43:12) (笑:2票) |
4.包帯を巻くということ自体はいいと思うけど、テンポの自殺騒ぎやディノのエピソードなどは、ちょっと違和感あり。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-01-02 14:53:51) (良:1票) |
3.「人が捨てたものを見る」とは庶民学を構築した宮本常一の言葉。この映画で描かれる「包帯を巻く」という行為は、まさに「人が捨てたものを見る」ことを具体化しているのだと思う。その行為自体ははたから見ていれば荒唐無稽に見える。けれど理屈としては、精神分析が抑圧されていたトラウマを物語に転化することで治療するのと同じように、包帯クラブでは「人の心の痛み」を「包帯を巻くという行為」に変換することで和らげるあるいは治癒するだけのことだ。だから、この作品も、精神分析が世間に受け入れられるのにかなりの時間を要したのと同じ理由で、あまり受け入れられないまま終わってしまう可能性がある。でも、この映画で描かれていることが人類にとっても普遍的な意義を持っていることは間違いないと思う。 【wunderlich】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-05-06 09:08:44) (良:1票) |
《改行表示》 2.柳楽君の巨大化(成長)っぷりと快演はもはや別人のようで面白いが、内容自体は いたって健全で青臭い青春ドラマです。画づくり、キャストは好感触です。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-19 18:35:05) (良:1票) |
1.これは「癒し」とか「優しさ」の物語であるけれども、同時に「革命」の物語でもある。包帯を巻きつづけるディノやワラたちの行動の原点は「包帯一本巻いて世界が変わったらめっけもんやん」という思いだけれど、多分、そんなことで世界が変わらないことは彼らが一番良く知っていること。それでも彼らが包帯を巻きつづけたのは、たとえばすごく近い場所にいる人間がそれを受け入れてくれたり、そして自分が変わりたいからなんだと思った。結局それは卑近な物語にしか過ぎないけれど、でも「革命」なんて、そんなものかもしれない。具体的には何の意味もないことなのだけれど、けど、誰も知らないところで誰かがそれをやっているということに、多分意味がある。何もない地平に「可能性」を生み出すということは、大変なことだ。 【ぽん太】さん [映画館(邦画)] 8点(2007-09-22 10:20:08) (良:1票) |