《改行表示》 4.《ネタバレ》 「仇討ち法」という、現代の犯罪被害者救済問題にも絡むような近未来モノという宣伝文句だけで観てみました。 前半の仇討ち合戦では主人公の無表情で何事にも動じない殺しのプロ的なキャラと仇討ちを請負う代理人の女性に潜む影の部分が、後半への期待感につながりました。 しかしながら後半の軍隊時代の先輩との対決シーンが盛り上りに欠けていて、物足りない感が残りました。この映画にはビジュアル的なグロさも仇討ち制度への是非といった社会に何かを訴えるといった重いつくり込みも無いと思います。逆に言えばテーマの割にはさらりと鑑賞できる映画って感じです。 主演の玉山鉄二さんファンであれば、ヒマ潰しに観るのもイイかなあと思います。 【たかたか】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-01-17 13:35:11) |
3.《ネタバレ》 「敵討ち法」に惹かれて鑑賞することに。犯罪被害者が加害者に合法的に復讐することが認められている社会。それも一方的な制裁ではなく反撃(返り討ち)もアリだという。まさに江戸時代の仇討ちが現代に蘇ったという設定。被害者、加害者、助太刀、その仇討ちに関わる全ての人のドロドロ、葛藤などが見られるものと期待しました。ところが本作の焦点はそこにはなかった。冒頭のエピソード“フェンリル計画”の被害者である2人。心を凍てつかせてしまった2人が、感情を取り戻していく物語。フリーズ爆弾でフリーズしてしまった心。だからフリージアなのかな?いずれにしても、敵討ち法はあんまり関係なかった。これにはガックリ。“心が無い殺人者”という設定なら、ただの殺し屋で構わない。実際、メインのVS西島については合法ではありません。せっかく面白い設定なのだから、活かさないと。どのキャストの感情も分かりづらく、感情移入しそびれました。それなりにスタイリッシュ。でも自分の心を捉える「何か」はありませんでした。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-12-13 18:18:10) |
2.原作は未読ですが、読んでみようかと思わせるカンジではありました。序盤~中盤は面白いのですが、その勢いに反した後半のダレダレ感が勿体無い。戦うメガネ男子に萌える腐り女子なんかには、いいかもしれませんね。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-01 00:46:59) |
1.《ネタバレ》 原作既読。設定を借り独自のアレンジを加え、限られた時間の中でまとめようとしたのは良い判断だったのかは微妙ですね。擬態の能力が無いのは勿体無い気がしますけど、感情や感覚が欠如してしまったヒロシを演じた玉山鉄二はカッコよく、ヒグチの人格改変も悪くない出来だったかな。荒廃して戦時下っぽい雰囲気も出てたし軍事実験に主要3人を絡めたのは悪くは無い。でもまぁそこら辺あやふやになっていて、結局は全くの別物として見た方が良いのは間違いなく、原作を心底愛している人はスルーした方がいいのかも。音楽良かった。 最近の世の中を見てると【敵討ち法】も必要だなと感じますね。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-10-07 02:06:25) |