5.「ばら色の人生」「愛の讃歌」「パリの空の下」 「私の回転木馬」「水に流して」など多くのシャンソンを歌ったエディット・ピアフ。小さな身体で独特の巻き舌でスケール大きく歌うピアフ。歌もさることながら、47年の生涯はまさに波瀾万丈の人生だった。 そのピアフを演じたマリオン・コティヤールはたいへんすばらしく、深く印象に残った映画だった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-05-04 21:52:47) |
4.★2回目の鑑賞 点数8 「いいえ、私は後悔はしていない。いいえ、私は何も後悔していない」と歌うエディットピアフの力強いメッセージに感動した。どうしてこんなに感動するのだろうか。
彼女の人生は決して平たんなものではありませんでした。幼いころに母の路上で歌を歌ってもらう稼ぎだけでは生活は成り立たず、父に引きとられる。大道芸を職とする父との生活も貧しい日々を送る。しかしパトロンに歌の才能を認められ一角の歌手になるが、そのパトロンも突然の死で落ち目になる。再び新しいコーチに出会い復活を遂げる。そして、人生で最大の恋に落ちた男性は飛行機事故、それから彼女はそれを忘れるように薬物に溺れ、体がぼろぼろに。若くして肝臓をやられ瀕死の状態。しかし、私は歌えなくなれば死ぬしかないと、最後に燃え上がる炎のように舞台で復活しました。
彼女の歌詞にある「私は後悔はしていない」というピアフのメッセージ。この映画で彼女の苦しみも悲しみもすべて受け入れ、それでも前を向く姿勢です。私も今までくよくよとおもい悩み続けることもある。どんな苦悩があってもゼロから出直すという勇気を持ちたいとおもいました。
彼女の力強い歌声は、彼女の自身の嘘偽りのない心境と感情を発し、彼女と観衆の心が通じているかのように共感するものがあります。彼女が本当に自分の為に歌ってくれるような。彼女と自分の人生が一体になったかのような心境になるというか。だから私の心に響き、心震えるような気がします
★1回目の鑑賞の感想 点数6 エディットピアフのことはしらずに観賞。映画のセットなどは素晴らしく見ごたえがあった。 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-06-12 06:00:07) |
3.久しぶりに名演技を観た!って感じです。最近はあまり新しい作品を観る機会がなくマリオン・コティヤールが主演女優賞を受賞していることは知りませんでしたが、 納得です。波乱に満ちたエディット・ピアフの人生を見事に演じきっているマリオン・コティヤールは圧巻です。
【MINI1000】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-12-15 12:35:49) |
2.映画全体としての印象を一言で表すならば「バラバラのまま組み込まれたパズルのピース」。少し駆け足な感じはあったにせよ、個々のエピソードに関してはしっかり描かれていたと思います。だけどあまりにも時系列をいじくりすぎてそれらのエピソードが一つの物語として成り立っておらず、映画としての全体的なまとまりは悪かった印象です。それでも、見終わった後に確かな満足感が残るのは、音楽の素晴らしさと、マリオン・コティヤールのまるでピアフが乗り移ったような・・・・・という表現さえも陳腐に思わせる素晴らしい熱演のおかげに他なりません。若かりし少女時代から、死が目前に迫った晩年まで、エディット・ピアフという人物をまさに怪演とも言える全身全霊の演技で演じきる姿には、まさに「『女優魂』を見せて貰った!」という感じです。最後にマリオン・コティヤール。アカデミー賞主演女優賞、おめでとうございます。m(_ _)m |
1.マリオン・コティヤール目的で観たのに、あのかわいこちゃんはどこにも出ていません。ピアフのドキュメンタリー映画の様でした。「エディット・ピアフ」という金字塔は、それ程のリアリティーとクオリティーでなければ表現するべきでないというフランス人の責任感が良く表れていましたね。マリオンに拍手を! 【ちぇぶれもん】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-26 18:06:14) |