11.《ネタバレ》 運命の大波にあらがいながらも結局は流されていく,ローレンとマストロヤンニの2人に共感できるかどうかがこの映画の鍵。私も残念ながら,プチみかんさんと同じ意見だ。あのロシア女性のひかえめさが際立つだけに,ローレンの溢れる愛情や逞しさ故の暴言が許せなくなる。恐らくあのウクライナ女性は,「いつかこの幸せも壊れてしまうのではないか」という予感に恐れおののきながら日々を過ごしたことだろう。また,再会の時にみせる彼女の毅然さからみて,彼を愛することにかけてもローレンに負けないほどの自信があったことをうかがわせるし,同時にローレンの気持ちを思いやる優しさもある。過酷な東部戦線からの帰還兵や,息子の無事を聞いてよろこぶ義母に対して一人よがりの暴言を吐き,何も言わない現地妻を思いやる気持ちさえ持ち合わせない身勝手なローレンと,かつての敵兵の命を救い,しかも彼を夫としたあの美しいサベーリエワとでは,どうひいき目にみても後者の方に私は共感を覚えるのである。 |
10.どうしようもない状況の哀しい映画。こういうことは何処の国でも沢山あったのでしょう。そして、今でも起き続けているのでしょう。愛し合っている人達には、当事者の誰もが辛い辛い話ですよね。人間の辛く哀しい人生なんか関係ないというように、ひまわりが咲き誇っているのが余計哀しみを誘いました。 【大木眠魚】さん 8点(2003-10-28 00:49:48) (良:1票) |
9.BSにて久々に拝見。いじらしさが服着て歩いてるようなリュドミラ・サベリーエワに改めてやられた。主役の二人も運命に逆らえず断腸の思いで節度を守るのですなぁ。悲しいけれども、立派であります。 【モートルの玉】さん 8点(2003-08-09 01:59:56) (笑:1票) |
8.《ネタバレ》 一面のひまわり畑に深い意味があることを、映画を見終えてやっと理解できます。ビデオで見た後に、このひまわり畑を映画のスクリーンで見たいと思い、某名画座(もうなくなっちゃったんですけど)へ足を運びました。満席立ち見のその回で、私は一人、ハンカチを口にあて、嗚咽を漏らしながら鑑賞しました。「うっうっ……ううう」 隣の人の鋭い視線は感じたけれど、無視です、無視。「うっうっ……ううう」 こんな風に嗚咽を出してしまう映画に、最近出会ってないな。 【もちもちば】さん 10点(2003-07-15 00:07:48) (良:1票) |
7.《ネタバレ》 ローレンを見て、片言のイタリア語で挨拶するロシアの女の子。こわーい顔のローレンが一変、「ボンジョルノ・・」と精一杯応える。この後、顔を洗うローレンが可哀想で、で、その後、さらに可哀想で可哀想で、。 名画座の劇場内で、後半は常に四方八方から鼻をすする音が聞こえてきたのが忘れられません。♪ラララ~ラ ラ~ララ この哀しいメロディを私が口ずさむとウチの中2娘は、♪「ゆゥめ見ィるチョコレイトォ~」と続けます(何ヶ月かはほんとにロッテのCM曲と信じていたらしい)、こいつにこの映画がわかるにはあと30年かかるわ。この作品、リュドミラ側についておられる男性の方が多いので、落胆しつつ、なるほどなー、とも思ったりしてます、がっくり。 【かーすけ】さん 10点(2003-05-19 10:34:44) (良:1票) |
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6.泣いた泣いた。列車の中で言葉の通じない人たちの中で泣くソフィア・ローレンが本当に可哀想だった。ひまわりの評価って、わりと日本人に高いらしいけど、わしも日本人じゃのお~。 【へっぽこ】さん 10点(2003-05-12 13:59:53) (良:1票) |
5.家のTVで母とバスタオルひっぱり合いながら見たな。この音楽聞くといまでも大泣き。 【mimi】さん 9点(2003-02-23 02:10:11) (笑:1票) |
4.ひまわりの花を見ていて泣けたのは初めてでした。 【しぇんろん】さん 9点(2002-11-19 19:15:29) (良:1票) |
3.ごめんなさい・・・ソフィア・ローレンがうざったくてしょうがなかった。「夫を見殺しにしたのね!?」という所なんか、「じゃあテメェ一兵卒としてロシア行ってみやがれ!!」と心から思った 【C-14219】さん 5点(2002-08-11 16:34:34) (笑:1票) |
2.彼は伊男の典型なのかな?かっこよくて優しくて頼りなくてマザコン。彼の運命が情熱的な2人の女性に握られているのを見て、人を動かすのは情熱なんだなと改めて思いました。 【おやつウサギ】さん 7点(2002-04-12 22:10:24) (良:1票) |
1.駅のホームでの別れのシーンが3回あるのですが、二人の置かれた状況が変化していて、悲しみの意味合いが皆違うんですよね。当人たちが逆らおうにも逆らえない、大きな運命のうねりに流されるように、粛々と別離を受け入れていくしかない二人。これにあの音楽が流れれば、もう泣くしかありません。 【Qtaro】さん 10点(2002-01-14 23:29:31) (良:1票) |