4.今までにビデオ、DVDで何度も観てきた映画なので、内容については何も言う事はありません。この映画を劇場で観るチャンスが出来た事にただただ感謝致します。DLPでしたので、音響や映像も素晴らしく、この映画に秘められた重く悲しいテーマと共に体に響いてきて、映画終了後しばらく席を立つことが出来ませんでした。他の観客の皆さんもおそらく同じ思いだったのでは?3連休の真っ只中で劇場も大変混んでいたのですが、エンドロールで帰る人がまったくいませんでしたね。これも初めての体験でした。ロイの最期のセリフが頭から離れないです。25年前に作られたことが本当にスゴイとしか言いようが無いですね。 【三毛たま】さん [映画館(字幕)] 10点(2007-11-24 21:35:16) (良:2票) |
3.もう何も不満などありません。これが完全無欠のバージョンでしょう。美しい。 【いさいさ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-06-16 20:20:14) (良:1票) |
2.残念ながら劇場での鑑賞はできませんでした。劇場でご覧になった方が羨ましい限りです。代わりに限定DVDを購入していたので、これにて鑑賞。美しいその映像に感動、感動。昔、初代の劇場版を池袋文芸座で観た時は、よく内容が分らず退屈な映画だと思いました。でも何故か何度も観返したくなる不思議な魅力があり、映像の美しさもさることながら、ヴァンゲリスの音楽のすばらしさ、デッカードやレイチェル、ロイなどの登場人物に魅せられ、原作を読み、また映画を観ることを繰り返してきました。この映画はSFという形式ではありますが、「生命」について描いている映画だと思っています。「生物」の定義を問い、限られた「命」を「生きる」ということ、生命の本質について問うているのではないでしょうか?また、ラストはやはり今作のように、いきなり終了の方が好きです。今では私の生涯で最高の映画になっています。 【しぇんみん】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-19 17:47:36) (良:1票) |
1.92年のディレクターズ・カットは劇場で観ましたが、こちらは初見。去年暮れに発売された待望の4枚組購入しちゃいました。デジタル処理のおかげか随分と細部まで綺麗になっていたのに驚嘆。
この作品にはかなり思い入れがあります。元来SF映画自体が大好きなジャンルなのですが、この作品はテーマもさることながら、ヴァンゲリスの重厚かつ繊細な音楽、設定細部まで拘った未来世界のどれをとっても素晴らしいですよね。リドリー・スコット御大のイマジネーションと巧みな演出が如何なく発揮され、そしてシド特有な美術センスが見事に融合。まさに至高のSF映画だと思ってます。 クオリティー高いCG全盛期の今と比べちゃ野暮ってもの。他のSFと違うのは、この作品には言い知れない「わび、さび」という点を感じられる事。そうした雰囲気を堪能できる唯一無二の作品です。
己は何なのか?希望或いは絶望か?自問自答し、心の葛藤に苛まれるデッカード。そしてルトガー・ハウアー演じる人類に反旗を翻した哀愁のレプリカント・ロイ・バッティの圧倒的な存在感。命の儚さ、尊さを教えてくれる、雨にうたれ静かに永眠する姿に感服しました。 「1回で十分だよ」とは言わないで下さいね。リピートすればするほど味わい深い名作。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-05 12:06:16) (良:1票) |