《改行表示》 8.初見。生真面目すぎずおちゃらけず。良い塩梅な007作品として肩の力を抜いて楽しめました。 「バルジ大作戦」ヘスラー大佐同様に無機質なグラント役で強烈な印象を残すロバート・ショウもさることながら、クレッブ大佐役のロッテ・レーニャがMIP。最期の悪あがきが痛々しい、もう少し華を持たせてあげられなかったものか・・・同じオバチャンとして思うところであります。 |
《改行表示》 7.《ネタバレ》 いや、罠でしょ。罠だろ。罠だよね。それでも飛び込むしか無いのが007。 第二弾の舞台はトルコ・イスタンブール。冷戦まっただ中の所に火に油を注ぐ不敬な輩スペクターの魔の手が迫る。 見所はやはりトルコの異国感で観光気分もさることながら、やはりQのスパイアイテムに尽きます。次々と飛び出すいろんなスパイ道具の数々はやっぱり楽しい。この組み立て式のライフルだってロマン溢れますよ。更に常に尾行に監視とお互いが見られている状況や、スパイ同士の煙草の火のやりとりなどスパイ映画らしくて大好きです。 更にソ連の領事館に堂々と押し入って暗号機を盗んだり、ソ連の刺客が登場したりと冷戦色が強いのも本作の良い所ですね。 そして今回の刺客であるロバート・ショウ演じるグラントも007シリーズ屈指の悪漢。ボンドを常に監視し任務達成前に死なれちゃ困ると手助けもするが、任務が達成されたと見るや巧みにボンドに接触する上手さ。これぞスパイ映画と言うべき、お互いの会話がなんとも緊張感をそそります。更にそこからの死闘も最終的にQのナイフが役に立つというのもやはり嬉しい。 もう一人の今回の悪役、スペクターおばちゃんのグレップもなかなか良い。特に後半の首領ブロフェルドを前にビビりあがっている表情がとにかく凄い。ブロフェルドの恐ろしさがこれでもかと伝わってきます。そして全ての作戦がボンドの前で泡となり、最終的に自ら掃除係に着替え解読機を奪い去ろうという所には若干の悲しさがにじみ出ます。まぁあの靴アタックはショボいけどあの執念は鬼気迫り、やられた時の断末魔もかなり響きます。 まぁボンドガール・タチアナの登場が結構突然だったり不思議な所はあるものの、全体的な旅情感と緊張感が掛け合わさった名作と言われるだけある非常に良い007映画でした。改めて今回面白さを痛感しましたね。 【えすえふ】さん [インターネット(吹替)] 8点(2021-11-08 10:09:36) (良:1票) |
《改行表示》 6.本作は全シリーズ通してボンド=ショーンコネリーを決定づけてもおかしくない。 それくらいかっこいい。ボンドガールの美もまた盛り立てる。 時代を超えてもスパイアクションとしてレベルは高くまた、ソ連モノに緊迫があった。そういった見方でも貴重である。 |
5.《ネタバレ》 『ゴールドフィンガー』と初期007シリーズのトップ評価を競っていますが、個人的には本作がコネリー・007の最高傑作だと思っています。主題歌“ロシアより愛をこめて”も、シリーズ中もっとも有名な歌曲なんじゃないでしょうか。そういえばエンドクレジットに“次は『ゴールドフィンガー』でお会いしましょう”みたいな文言があるのに気が付きました。このころにはもう007シリーズの世界的なブレイクが確定していたんですね。 本作から007お得意のガジェットが登場してきますが、まだ仕掛けスーツケース程度で可愛いものです。それよりも男と男は肉体勝負、男と女は色気で勝負、のハード路線で撮られているのがポイントです。ダニエラ・ビアンキはこの映画の撮影時はまだ22歳(!)、その美貌は歴代ボンドガールの中でも文句なしのNO,1でしょう。彼女はこの後ロクに映画に出演せず60年代終わりには引退しちゃったんですから、実にもったいないことでした。ボンドに対するロバート・ショウがこれまた“記憶に残る悪役ベスト・ランキング”の上位にランク・インすることは必定です。ボンドとの列車内での格闘はまさにヘビー級戦で、迫力満点です。アクション・シーン全般もVFXをほとんど使わない肉弾戦が中心なので、引き込まれてしまいます。当時としては濃厚だったと思われるお色気路線もふんだんで、これぞ“大人のアクション映画”と呼ぶにふさわしいと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-06-28 22:16:40) (良:1票) |
《改行表示》 4.《ネタバレ》 50年前でこれか・・・。当時はすごかったのでしょうね。 当時なら+3点して8点、9点がつけられるレベルなのでしょうが、 私がこれを見たのは2013年。 映画は50年ですさまじく進歩したことが良くわかる。テーマ曲が良いのはわかるがどのシーンもひたすらテーマ曲ってのはちょっとね・・・。 初代007は隙だらけで普通に弱い。いたるシーンで油断しすぎ。3回は死んでる。最近の強くてスタイリッシュな007しか知らなかったのでこれにはちょっとビックリ。最後もまるでコントのように敵のおばちゃんが変装で直接やって来て短い足でキックキックて・・・笑かすな(笑) 【虎王】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-04-15 01:03:10) (笑:1票) |
3.《ネタバレ》 シリーズとしては、この作品が未だにナンバーワンである。久しぶりに観て、やっぱり良く出来ていると思った。ハラハラする緊張感と、コメディっぽい洒落っ気の見事なフュージョン。見応えのある007映画には、魅力的な敵役が不可欠で、マンガっぽかったドクターノオに較べ、肉体的にも精神的にもボンドを凌ぐほどに見えるロバート・ショウの功績は大きい。エンディングまで引っ張ってからボンドと雌雄を決しても良かったと思うけどね…。ダニエラ・ビアンキもメークの野暮ったさを差し引いても、説得力のある美人で画面が潤ってました。スパイ小道具の効果的な使い方も見事。今作以降、派手さを演出するためのご都合主義に犯されて行くこのシリーズの、原点的魅力を放つ傑作。タイトル(邦題含む)も一番カッコいいと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-06-27 00:35:29) (良:1票) |
2.もう少し足が長ければ… 【oO KIM Oo】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-23 01:25:27) (笑:1票) |
1.《ネタバレ》 陸・海・空の乗り物アクション三拍子。007では断然1番だと子どもの頃から信じてきました。とにかくまだ髪もセーフなボンドがカッコイイ!。美しさ・色気・素人っぽい初々しさが全部揃ったダニエラ・ビアンキ、脱がなくても、観てる男性の頭の中で脱がせるセクシーな演出がいいですね。また彼女の上司ロッテ・レーニャ、怖いおばさんですが、ヤングな浦辺粂子さん風で憎めません(実際のレーニャもおもろい人なんですって。by 今なおホントに美しいビアンキのインタビュー)。この対照的なボンドガールとボンド婆ルが本作の大ーきな魅力です。また悪役ロバート・ショウ、状況に応じて声色を変えるとこがワタシ大好きです。オリエント急行での彼とショーン・コネリー、ビアンキが3人ともうっかりドジやるのでとても可愛い。個人的には悪役『No.5氏』の顔がお気に入りです、不気味です。本作は最後の最後まで危機’一発’のドキドキ感をくれ、いつも愛をこめて観ております。ただ一つ、設定もオチも素敵なラストのバックが合成なので、ロケだったらなァ・・と残念です。(この時代なら当然?orビアンキがケガしたから間に合わなかった?いまだに疑問です)ダニエラ・ビアンキは演技力を除けばボンドガールNo.1でしょう!(ファンのかた、すいませんっ・・でもミスコンから選ばれたので仕方ないですし、、英発音も伊出身だからしょうがないですっ、むしろかわいい、でしょう、。、でも吹き替えも好きです、、ハァハァ)。 【かーすけ】さん 9点(2004-06-13 21:29:45) (良:1票) |