ペルセポリスの投票された口コミです。

ペルセポリス

[ペルセポリス]
Persepolis
2007年上映時間:95分
平均点:7.08 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-12-22)
ドラマアニメモノクロ映画政治もの青春もの歴史もの伝記もの漫画の映画化
新規登録(2007-12-18)【ぽーち”GMN”ありしあ】さん
タイトル情報更新(2019-09-07)【Olias】さん
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監督マルジャン・サトラピ
ヴァンサン・パロノー
キアラ・マストロヤンニマルジ
カトリーヌ・ドヌーヴマルジの母タージ
ダニエル・ダリューマルジの祖母
サイモン・アブカリアンマルジの父エビ
ジーナ・ローランズマルジの祖母(英語バージョン)
ショーン・ペンマルジの父エビ(英語バージョン)
イギー・ポップアシューヌおじちゃん(英語バージョン)
原作マルジャン・サトラピ「ペルセポリス」(バジリコ刊)
脚本マルジャン・サトラピ
ヴァンサン・パロノー
製作総指揮キャスリーン・ケネディ
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【口コミ・感想】

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4.《ネタバレ》 イラン版ちびまる子ちゃんって感じ。主人公のマルジは生意気で可愛げもない感情移入とは程遠いキャラクターで、恐らく原作者の自虐や自戒を含めた描写だろう。これによって祖母の「いつも公明正大に」の台詞が際立ち、単に彼女の成長物語としても見れるものとなっている。モノクロでしか出来ない表現を惜しげもなく使い、宗教で凝り固まったイランをデフォルメに風刺、日本やアメリカとは違う独創性があった。裕福な家庭だからできることなのだが、自らのアイデンティティーに悩み、欧州との溝に打ちのめされて戻ってきた彼女が、閉ざされたイランから再び飛び出し、新天地のフランスで「イランから」と自信と誇りを持って言う。彼女の強い決意と希望が感じられた。
Cinecdockeさん [DVD(字幕)] 8点(2015-01-17 11:15:11)(良:1票)
3.素晴らしいアニメーションと音楽、これだけで得した気分。・・・といっても、原作を読んでいたので最後まで食い入るように見られたけれど、いきなり映画を見たら、少し散漫な印象は否めなかったかも。原作にはもっと人間臭くて面白い、また悲惨なエピソードてんこ盛りだったのだけど、端折ってしまった感じかな~。私は、やっぱり、マルジの両親がトルコ旅行のお土産としてマルジのために購入したアイアン・メイデンのポスターを、折ってしまったら傷がついてマルジががっかりするだろうと考えた末に、お母さんがお父さんのコートの背に縫いこんで、お父さんがアメフト選手みたいな肩して帰ってきたエピソードは絶対入れて欲しかったんだけど・・・、残念。でも、サトラピ家と彼らを取り巻く人々の知性と先見性に満ちた雰囲気は十分伝わってきたし、なにより、マルジのキャラは原作どおり最高! ってことで、DVD購入決定かな。
すねこすりさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-04 15:46:09)(良:1票)
2.《ネタバレ》 絵はほぼ最高。とてもかわいいし、クセがあって、すごく面白い。さらにユーモアセンスもかなりいい。「神様お許しを」って言いながら、お風呂でワインを造るためにぶどうをつぶしてるおばあちゃんの動きとか、写生の時間の女性モデルが全身黒布で覆われているとことか、僕も笑ったし、観客も笑っていた。それだけに、テーマがしぼりきれていないのが残念。ユーモアとシリアスの間に差がありすぎて、監督が本当に何を撮りたかったのかがもうひとつ伝わってこなかった。面白く見たけれど、みんなにおすすめ、とはいかないのが正直な感想です。
コダマさん [映画館(字幕)] 5点(2008-01-30 11:31:51)(良:1票)
《改行表示》
1.《ネタバレ》 イラン革命、イラン・イラク戦争など時代の波に翻弄される監督マルジャン・サトラピの波瀾万丈の半生が綴られている。確かに凄い人生だとは思うが、心に訴えてくるものがあまりない。展開やテンポが早すぎて、単なるシークエンスの羅列でしかなくなっている気がする。そのためか、本作を見ても「自分も頑張ろう」「公明正大に生きよう」「○○人であることに誇りを持とう」といった感情面において上手く感じ取ることができなかった。自分が男性だからか、それとも日本人だからなのか、又はイランのことを何も分かっていないからなのか、何が原因なのかは分からないが、「本作のよさが分からない」というのが正直な感想だ。彼女の生き方に共感を覚えることができる人も多数いると思われるので、少数派の意見として述べておく。 逆に、共感を覚えることができなかった点が評価できるのかもしれない。赤裸々に語られており、自分の半生を美化しようとはしていないからだ。よくありがちな無理やり感動ストーリーに仕立てようとはしていない。自分を美化したくないという想いはよく分かるので、美化する対象を自分ではなく、父母や祖母にもっと上手くシフトさせればよかった。自分の娘が自国イランで収まり切らないことを知り、可愛い娘をヨーロッパに留学させた父母の決意は並大抵のものではない。一度目の留学で傷ついた際、結婚に失敗した際、自分が助かるために無実の者をハメた際など、祖母が時には優しく、時には厳しく接してくれたシークエンスなどは処理の仕方でもっと感動を呼び込めたはずだ。 また、一番のコア(核)は“イラン人であることをマルジャンがどう思っているのか”という点ではないかと思う。 ウィーンでの留学中に「自分をフランス人だと偽った」シークエンスが紹介され、ホームレス時代に気管支炎で倒れた際に「自分の住所をイランだ」と訳が分からず回答し、最後のタクシーで「どこから来たのか」と問われた際に「イランだ」と答えている。 こういった彼女の変化がどこか上手く処理し切れていない気がする。自己の出自、自己のルーツに誇りがもてるのかという点をもっと訴えてもよかったのではないか。 ただ、アニメのセンスはなかなかだ。 随所でアニメであることの利点を上手く引き出していたと思われる。 特に、王子様のような恋人が一転してダサいオトコに様変わりするところはなかなか素晴らしいセンスだ。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2008-01-07 23:26:12)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.08点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
518.33%
6433.33%
718.33%
8541.67%
918.33%
1000.00%

【アカデミー賞 情報】

2007年 80回
長編アニメーション賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2007年 65回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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