6.《ネタバレ》 ルイスが母の姿を思い出したいという一心で、発明・研究に取り組むオープニング。このオープニングで心を鷲掴み。このシチュエーションに弱い私。ルイスのこの発明がルイスの未来へとつながり、ルイスが一番欲しかった家庭へとつながっていくわけですね。さすがハッピーエンドを作らせたら右に出る者のいないディズニーです。 幸運だけではない。研究、発明、勉強に没頭するルイス。一心不乱な姿。ひたむきな情熱。その姿を映すからこそ、ラストで幸運が感動へと昇華されるのでしょう。 未来に行ってからは、しばらくはちゃめちゃでどたばた。もちろん、この未来こそがこの映画の見所だと思います。ですが、個人的にはちょっと度が過ぎる感じが肌に合いません。 『未来を変えたらドリス(帽子ロボット)だって消滅するじゃん。』『未来を変えたはずなのに、なんでタイムマシンだけ残ってるんだよ。』とか、そんな野暮なつっこみを入れる気は毛頭ございません。 ただ一つだけ。ヘアスタイルを見るまでルイスと気付かないなんて、あんまり。特に奥さんと養父母!あんたたちはルイスを子供の頃から知っているんだからそこは気付けよ。あんたらのルイスのイメージは髪型だけかい。と、そこはつっこんでおきます。 小さい伏線も大きい伏線もラストに向けてきれいに回収していく鮮やかなプロット。自分のことばかり考えて周囲の迷惑を考えないことの怖さ。発明がもたらすのは恩恵ばかりではないという警鐘。そして失敗なくして成功はありえないという最高のメッセージ。視覚に頼り過ぎない完成度抜群のアニメーションムービー。ラストは不覚にも感動して目がうるんじゃいます。ルームメイトのグーヴに幸あれ。 【たきたて】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2019-04-29 00:31:33) (良:1票) |
5.《ネタバレ》 ディズニー単体のフルCGアニメという事で全く期待せずに観たのですが、棚から沢山ボタモチが落ちてきた位の良い出来でした。オーソドックスなルイスの成長物語として手堅く作られており、この作り方はピクサー映画に近いのでは?と思っていたら、案の定ジョン・ラセターが関わってるんですね。大学で化学を研究している私にとって、科学の発明と発見にひたむきに頑張り続けるルイスにはホロッと来てしまいました。最後のどんでん返しの様なオチも小粋な感じで好感が持てます。キャラクターが個性的な風貌をしているのに、魅力的に感じない点が少し残念でしたが、90分を前述した手堅い冒険モノとして飽きさせない、隠れた良作だと思います。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-09 00:06:03) (良:1票) |
4.内容はしっかりしていると思いますが、如何せんテンポが悪い。途中で飽きてしまう。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-24 11:06:29) (良:1票) |
3.《ネタバレ》 フルCGで描かれたディズニー待望の新作!ということで、ワクワクして観にいきました。 この映画、まぁおもしろいです。でも詰めが甘いですよね。話自体のスケールは大きいのにそれの見せ方がなってないというか。あらすじを簡単に言えば、主人公ルイスが家族の素晴らしさに触れていくというものですが、そこに向かっていくためのプロセスがあまりにも軽すぎます。もっと大きい見せ場を作っても良かったのでは。なにしろルイスの一言で全てを片付けるとは、何事ですか・・・。未来泥棒も実はルイスの●●で、っていう設定は面白かったのですが、その二人の対決シーンとか一切ないから私は映画全体に何か物足りなさが残りました。 とはいえ悪くは無い映画です。ルイスが初めて未来に行くシーンなんかはよかったですね。未来の街並みが魅力的で、夢が広がります。そのときに流れるサントラも気分を盛り上げてくれます。結末もディズニーらしく感動的に仕上がってて、観終わったあともある程度気分良くなるので、オススメです。 【サンス】さん [映画館(吹替)] 7点(2008-02-12 17:03:26) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 キャラクター造形はユニークですし、動きにはメリハリがあります。子供向けとは思えないシュールでハイブローなギャグもいい感じ。展開はテンポ良く、あっという間の1時間半でした。エンターテイメント性は抜群です。飽きさせないつくりは素晴らしいです。ただ、忙しない印象もあります。“飽きさせない”ではなく“飽きられることを怖れている”ようにも感じました。もう少し落ち着いてください。静があってこそ動が際立つと思います。もっとも、このスピード感が物語の粗を目立たなくしているのも事実です。タイムパラドックスの処理の仕方や問題解決法は、相当無理矢理でした。疑問を持つ暇を与えずに、ラストまで突っ走るシステム。これはコレで上手いやり方だと思います。メッセージは「前へ進み続けよう」。それはウォルト・ディズニーの言葉でもあります。主人公=ディズニーと見て取れます仕立て。成功者の言葉には説得力があります。でも同時に残酷な響きも含んでいると感じました。ルイスはルームメイトの人生を変えました。野球のエラーを帳消しにしました。結果彼は幸せな人生を歩めたようですし、万々歳です。でも最初の彼の人生はどうなるの?とも思います。人を恨んで堕落した人生。とても上等なものではありません。でもそれを否定したら、「前へ進み続けよう」というメッセージが意味を成さなくなるのでは?前へ進むのは、成功の前提ありきでは無いはずです。間違ったって、失敗したって、何度でもやり直して悔いの少ない人生を送ること。それが過去へ戻れない私たちが出来る最大限の、そして唯一の方法です。自分の人生に対する誠意です。「前へ進み続けよう」とは、そういうことではないかと。ダメダメな人生も否定して欲しくないと思いました。(余談)自身初の3D鑑賞。普段眼鏡を掛けている自分は、3D用メガネを渡されてハッとしました。ヤバイ、眼鏡の上にメガネは掛けられない!ところが全然OK。眼鏡ONメガネで全然イケました。眼鏡を常用している方も3Dを楽しめますのでご心配なく(笑)。 【目隠シスト】さん [映画館(吹替)] 7点(2008-01-15 18:41:37) (良:1票) |
1.《ネタバレ》 途中までCGも普通だしつまんねえ映画だなぁ・・・最初のミッキーのほうが おもしろかったよ。とおもってたんですが伏線の回収が好きなのでこの点数。 【とま】さん [映画館(吹替)] 8点(2008-01-01 23:16:40) (良:1票) |