19.TV番組の宣伝で、三谷監督が「最高傑作です。」と言っていたが、まさに映画の三谷作品では最高傑作といえるだろう。
前作"有頂天ホテル"も大好きだが、有頂天ホテルは人物像の描写よりも、シチュエーションを重視していたような気がする。 それはそれで、場面ごとに笑えてよかったのだが、今回は前作よりもさらに深い人物描写がされていて、ストーリーに重みが増していた気がした。
加えて今作は、マフィアが絡んでくるので、今までの映画の三谷作品にはなかった緊迫感"生きるか死ぬか"があり、観客も手に汗握りながら見ることができると思う。 もちろん、ギャング映画ではないので、バタバタと人が死んでいく…なんていうことはないのだが。
設定としては、三谷監督お得意の"勘違いから巻き起こる喜劇"なのだが、今作ではあまり笑わせよう、笑わせようとはせず、人間の汚い部分や、どうしようもない性を描いていたように思う。
だけど、それでも人間という生き物が愛おしいという、監督の思いが伝わってきた。ラストはそんな監督の優しさにあふれたものになっている。
全編を通して、三谷監督の日本映画への愛情が伝わってきて、昔からの映画ファンの方にも見て欲しいなと思った。
可笑しくて笑って、そして人間ドラマに少し涙させられて。 笑いと感動のバランスが絶妙の、老若男女誰にでもすすめられる映画だと思う。
役者たちもいい仕事をしていたと言えるだろう。特に主演の佐藤浩市は、絶妙な演技を見せてくれた。 監督も言っていたが、彼の新しい引き出しを開けたのではないだろうか。
余談だが、各所で出てくる豪華キャストをチェックするのも楽しみの1つ。前作"有頂天ホテル"からのキャラもいたりと、サービス精神旺盛だった。 |
18.勘違いの美学。人生、勘違いしている時が幸せなのだ。いい監督・脚本は役者を揺れ動かす。佐藤浩市の新境地を見た思い。 服装も最高。洋品店ばんざい。 【チューン】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-09-29 20:28:43) |
17.面白かったです。みんないい味でよかったです。私の中では、ラジオの時間の次に好きな三谷映画になりました。 【カルーア】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-19 18:27:43) |
16.特に触れられてないがこれはどう考えても『知らなすぎた男』にインスパイアされている。12人の~もそうだが、三谷はやっぱり押さえるところ押さえてるな…。大好きなプロットだが、このプロットの面白い部分は佐藤と西田の最初のやりとりの場面のような「話は噛み合ってないけど脳内補完でお互いに噛み合わす」誤解のスパイラルで話しが進む部分にあるので、後半ストーリー映画に終始したのは残念。私は前述場面での「類稀なるユーモアのセンス」という西田のセリフで爆笑したが、こういう場面がもっと多ければ更に高得点が付けられたと思う。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-05-03 16:46:36) |
15.三谷作品ってなんとなく敬遠してたんですけど、観て良かったです。ファンになりそうです。それと佐藤浩市さんに対する印象も大分変わりました。昔はもっとぶすっとした陰気臭い人だと思ってたんですけど、笑わせてもらいました。色々な意味で観て良かった。 【マリモ125cc】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-27 08:19:08) |
14.序盤少しもたついたけど、展開が転がり出してからは笑いが止まらなかった。 正に抱腹絶倒といったところか。 こいつは本物だと思った。 無駄にいい役者を使ってるところもいい。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-01-08 22:42:34) |
13.完璧な脚本に西田敏行が最高の味付けを加える。佐藤浩市と西田敏行のやり取りは何度も笑わせてもらった。最近の邦画のレベルの高さは目を見張る。・・・・何故この西田敏行が助演男優賞にノミネートされていないのか・・・。不思議だ・・・。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-04 03:41:30) |
12.緊張感も笑いもあり、素直に楽しめた。 【ぐっすすっす】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-30 21:35:16) |
11.コントを見ても殆ど笑うことのない僕が映画館で笑ってしまった。 日本のコメディってこんなに面白いんだ! DVDも購入決定です。 この映画を観てからというもの、ナイフを持つと、佐藤浩市演じるデラ富樫の仕草をついつい真似してしまうようになりました。 【ボクマン】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2008-12-14 02:01:59) |
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10.とにかく主人公の勘違いぶりにここまで笑うとは思いもしませんでした。 そもそも三谷作品でここまで笑うとおもいませんでした。 この人の作品ニヤリ程度の笑いは普通にあるんですけど げらげらはなかった。でもこれはげらげらでした。
話としては面白いかというとまあ普通なんですけどね。 【とま】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-09-07 21:50:34) |
9.何といっても佐藤浩市の熱演が最高!最初のほうは意外にも笑えるシーンが少なかったのでちょっと心配だったんだけど、物語中盤から怒涛の笑いの快進撃に大満足。豪華キャストで笑って泣けてちょっぴり感動の痛快エンタテインメント。今年公開の作品ではかなりの満足度だ。伏線の回収だとか、物語の整合性だとかは、もう最後辺りでどうでもよくなってくるほど。何にも考えずに楽しめる映画というのは、こういうもののことを言うんだね。 【ドラりん】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-08-12 22:32:28) |
8.佐藤浩一さんの演じる売れない役者が最高に面白いです。 それに負けじと西田敏行や寺嶋進の演技も見てて楽しくて、 笑えるところが多々ありました。 ただ途中中だるみというか、映画にのめり込めないところがあったのが残念でした。 でも、今までの三谷さんの映画作品で一番でした。 【まさかど】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-25 22:20:47) |
7.友人に勧められ、最高に笑える映画だという事で、久々に邦画を劇場でみました。 あまり興味がなかったので、全く情報を得ないまま見に行ったので、どんな映画化すら分からない状態でした。 始まって、淡々と進む中、なんかちょっと昔のギャング映画を日本人ががんばってやっているのかなという感じで、さっぱり笑えない。これはだまされたかなと思っていたところ、佐藤浩市が登場しだしてから面白くなってきました。 確かに笑えます。とにかく佐藤浩市がすばらしい。 脇を固める競演人もいいのですが、とにかく飛び抜けています。 正直、今まであまり好きではなかったのですが、この映画ですっかり評価が変わりました。 見終わってから、ネットでいろいろとCMの動画とか見たのですが、そこでは結構面白いシーンや重要な部分が入っているので、そういうのは見ないで、何も情報がないまま見た方が絶対に楽しめます。 【シネマファン55号】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-17 12:09:06) |
6.とにかく佐藤浩市がハンパねえ…!! 断言しよう、三谷映画で一番面白い! 【ライトニングボルト】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-13 23:14:09) |
5.もうあと一工夫できれば、日本が誇る映画になったと思いますが。 でもあと一工夫してしまったら、こんなに笑えなかったかもしれないと思います。 これだけ笑えれば文句ないでしょう。 ものすごい才能だと思います。監督も、キャストも、スタッフも。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-08 02:32:08) |
4.昭和レトロも良い感じで、大仰で大げさで、それでいて暖かい作品に仕上がっています。
大いに笑わせて頂きました。
妻夫木さんの「顔芸」は今流行りの芸人さんより凄かったなぁ。 佐藤浩市さんの大げさなアクションも面白かったです。 【たんぽぽ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-06 22:55:08) |
3.「ラヂオの時間」に7点しかつけなかった私ですが、愛すべき作品はあっち。でも、誰にでも勧められるということでいえば、こっち。但し、できたら今回の作品は、満員の映画館で見たかった。レディースデイだというのに3割くらいしか入ってない客席では、笑いも正直、不発でした。え? どうしてここで笑わないの? と余計なことが気になるようではねえ・・・。とはいえ、「THE 有頂天ホテル」は期待した割にイタカッタなーと思う私は、この作品で三谷さんは息を吹き返した、と思います。だけど、しつこいようだけど、何回見ても「好きだなー」と思えるのは、「ラヂオの時間」です。 【おばちゃん】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-05 23:52:06) |
2.まあ、私もかなり笑わせてもらったので一応高得点です。◆でも個人的に、なぁんか「こっぱずかしい」感があったりします。特に佐藤浩市と西田敏行の前半の絡み。◆あと、もはや三谷映画のスタイルというべきなのかもしれませんが、「舞台」的なセットの組み方。これも個人的にはちょっと鼻につきます。◆まあでも、今回も見事な「騙し」の三谷ワールドが展開して楽しめたのは間違いないです。 【シグ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-06-29 22:41:45) |
1.今までに観た三谷幸喜さんの映画の中では、一番おもしろかったです。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-06-08 01:07:42) |