4.こういう映画って、日本でそのまま教育用映画として作ればいいのではないかと思う。 スーパーに並んでいる牛や豚がどのように殺されているのか、もはやスーパーの生肉ではなく、ファーストフードの完成品の肉しか知らない子供もいるだろう。完成品は食物という物体の認識しかないであろう。 魚を捌いたこともない子供もいるだろう。 残酷の上に我々の生活が成り立っていることを理解することはすごく大事な教育だと思う。 生き物の痛みがわかって育てば、少なくともバカな事件も起こさない大人になるのではないだろうか。 「いただきます」の意味を真剣に今の大人の教育者が改めて勉強して、子供に伝え直す時代だと思う。 とはいえ、この映画のタイトルは最低ですね。たぶんこの映画で描かれている「いのち」という高尚な部分と、日常で我々が考えている「食べ方」が直結してしているから、違和感を感じるのです。 上品なフリをしながら、ものすごく下品な表現だと思います。若い女性にウケるといった安直で勘違いの配給会社の体質をなんとかしたいです。配給会社は安直だと思ってないかもしれませんが、ターゲットを間違えてます。 この映画自体は、見ておくべきだと思います。「食の安全」というテーマではなく、「食」がどのように提供されているのか、テレビでは放映できない日本で置き換えたドキュメンタリーを観たいです。 当たり前のことを当たり前にみせてくれたこの映画は立派だと思います。 【どっぐす】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-05-28 02:40:32) (良:1票) |
3.「食の尊さ」や「人間の業の深さ」を自覚させるためにも義務教育中にこの映画をみせるのが良いのじゃないかなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 23:01:51) |
2.可もなく不可もなく。 と、言うのも映像のそのいくつもの風景を色々な機会ですでに知っていたり見たことのある物ばかりで、自分にとっての新味が無かったから。この映画が、衝撃の・・・ということにならないのは先進国で観られているだからだろう。
記録映画とすれば、高度なんじゃないかと思う。ストーリー物ではないので面白いかどうかは関係なく、それを求めているとすれば入場するか借りるかする段階で間抜けな間違いをしている。学校が笑えないと言っているのと同じ。
この映画に対するとらえ方という物の種類がそれほど多いというわけでもなくとらえ方には苦慮する。世界には、食べ物がおいしいかどうかに無関心な国もいっぱいある。先進国にもある。それは文化の低さを意味する事実ではなく、食べ物のとらえ方の違いということにすぎない。この映画を観て、食べ物の大切さや命の大切さだけをとらえるというのは非常に日本的だが、それを即残すことや味付け(出来る限りおいしくいただくという解釈で)に結びつけるのも少し変ではないかと思う。
高度化されたこのような産業や、その技術を映像で目の当たりにしてなお、そこに至る背景や歴史を思い出さずに即「命論」や「感謝」にのみフォーカスが行く世の中というのもなんだか発想の自動化のように感じてどうも居心地が悪い。食品の供給や社会への影響、その技術論に興味をそそられているレビューが多い海外と比べると、ネット中に違和感を感じる。食べ物が商業や投機に結びつき過ぎているだけのことに気づきにくい世の中なのかも知れない。実際は食料が溢れかえっているわけではなく、それほど安定してもいない。
で、そういう所を考えると、どうとらえて良いのかよくわからなくなる。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-08-01 17:06:04) |
1.我々が日々口にしている食の裏側について描かれている。誰もが知ってはいることだがそこはあまり深く追求しないで過ごしてきたように思う。ナレーションも字幕もセリフもないため一見何をやっているのかわからない場面があるが、見る人がこれを見て何を考えるかそんな作品。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-23 20:25:18) |