いのちの食べかたの投票された口コミです。

いのちの食べかた

[イノチノタベカタ]
Our Daily Bread
(Unser täglich Brot)
2005年オーストリア上映時間:92分
平均点:5.90 / 10(Review 31人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-11-10)
ドキュメンタリー動物ものグルメもの
新規登録(2008-01-20)【TM】さん
タイトル情報更新(2025-04-23)【Cinecdocke】さん
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監督ニコラウス・ゲイハルター
脚本ニコラウス・ゲイハルター
撮影ニコラウス・ゲイハルター
製作ニコラウス・ゲイハルター
動物
鳥類ニワトリ
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1.《ネタバレ》 おそらくワンシーンだけ取り出せば、企業PR映画にも使えそうな映像。「我が社はこのように完全オートメーションで、清潔に食品を提供しています」って感じで。でもそれがこれだけ連なると、ちょっとグロテスクな様相を帯びてくる。ドキュメンタリーの面白さだ。大量消費社会と頭では理解していたつもりでも、その大量ぶりのハンパじゃなさ、それに驚いておくことも無意味ではないだろう。コッココッコやっていた鶏たちが機械に吸い取られ、どんどん処理されて、吊るされたまま“製品”になっていく。ベルトコンベアーのヒヨコなんか、コントのワンシーンみたい。木を揺すって実を落とす機械も、なんか笑えた。そう、専門化した珍しい機械の数々も見どころで、ここらへんはSF映画の世界だった。牛の乳搾り用メリーゴーランド、牛のエサ噴射機、惑星探査機のように両腕を広げていく畑の農機、無駄のない豚や魚の内臓摘出装置、エレベーターでの長い長い降下後、地下深くに広がる岩塩採掘場のシーなんか、あそこだけ見せられたら絶対にSFだ。食卓の向こうにSFが広がっていたとは知らなかった。屠殺機で静かに殺される牛、抵抗する牛、個性のあったどれもが、処理されれば同じ肉塊になっていく。考えてみればこの映画、よくテレビの自然もの番組なんかで目にするチータの狩りのシーン、あれの人間版なんだな。あの必死の迫力、食うか食われるかの緊張から、なんと我々は遠くまで来ているんだろう、という感慨が湧く。シンメトリーで捉えた透視画法の無機的な構図が静かに続き、その中で有機物が食製品へと変えられていく。でもそれはチータの狩りと本質的には全然違っていないはずなのだ。まったく言葉に寄りかからず、目で追跡する92分間は、映画の基本の驚きを改めて体験する新鮮な時間に満ちていた。
なんのかんのさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-06-09 12:14:09)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 31人
平均点数 5.90点
000.00%
113.23%
239.68%
326.45%
426.45%
539.68%
6619.35%
7619.35%
8412.90%
939.68%
1013.23%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review2人

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